留学内容
ライプニッツという近代の大哲学者の形而上学と呼ばれる学問を中心に研究し、博士号の取得を目指しました。トビタテではなく学位取得を目的とする奨学金制度を利用して留学しました。3年以上の長期留学と書きましたが、人文系の学問では博士論文の執筆により多くの時間をかけるのが当然とされてきたこともあり、実際にはもっと多くの時間を費やしています。国際的な見地から独自性を認められる研究に仕上げるには、私の研究テーマの場合、未刊行の一次資料や、博士論文を含む各国語で書かれた二次文献の広範な調査が必須でした。そのため、フランスだけでなくドイツにも約一年研究滞在しました。結果として、当初の課題はひとまず達成できたかと思います。