留学内容
動物保護に関する研究がしたい私には、獣医さんを目指す人のように明確な進路がない。そのため、獣医学と薬学、自然保全などの分野を幅広く学んでみて、自分が将来したいことを見つけるため留学した。実際、海外大学はフレキシブルに授業が取れることが多く、またアニマルサイエンスと呼ばれる分野が日本よりはメジャーであるため、自分の学びたいことを勉強できている。大学のクラブや地元のコミュニティーでのボランティア活動を通して、野生のビクトリア州固有の有袋類を間近で観察したり研究のお手伝いしたりできている。
最終更新日:2024年09月13日 初回執筆日:2024年09月13日
語学力:
| 言語 | 留学前 | 留学後 | |
|---|---|---|---|
| 英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<IELTS7.5> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
動物保護に関する研究がしたい私には、獣医さんを目指す人のように明確な進路がない。そのため、獣医学と薬学、自然保全などの分野を幅広く学んでみて、自分が将来したいことを見つけるため留学した。実際、海外大学はフレキシブルに授業が取れることが多く、またアニマルサイエンスと呼ばれる分野が日本よりはメジャーであるため、自分の学びたいことを勉強できている。大学のクラブや地元のコミュニティーでのボランティア活動を通して、野生のビクトリア州固有の有袋類を間近で観察したり研究のお手伝いしたりできている。
6年前に家族旅行でいったオーストラリアの広大な自然と綺麗な街並み、そして多種多様な動物たちが忘れられず、大学留学を目指すようになった。当時は学びたい専攻は全く決まっておらず、ただただ地元の学生たちと大きなキャンパスで学ぶことに憧れを持っていた。オーストラリアの大学をほぼ全て調べ尽くして、Animal Scienceという専攻が存在することを初めて知り、ますます留学にいきたいと感じた。
たくさんのレクチャーやチュートリアル、そして課題をこなす中で、英語だけでなく論理性も向上したと思う。自分の考えがまとまってから発言するのが習慣になっていたけれど、発言しながら人と意見を一緒に作り上げられるようになってきたと実感している。またいろいろな国の人と交流ができて、より他国の文化について知れたと思う。
忍耐、自立、行動力
これらの力は留学に辿り着くまでにも、非常に大切だと思った。周りの人を説得する上でも、自分に必要なものや自分でやりたいことをきちんと分かってないといけないし、英語を伸ばすだけでもすごく時間がかかる。その上、COVID-19の影響で渡豪が1年半延期になり、オンライン授業の環境下でも当初の目標をやり抜くには相当な覚悟が必要だと感じた。
現在はオーストラリアで博士号に進学することを考えている。バイオテクノロジーを利用した野生動物の病気の治療開発につながる研究に興味がある。
2020年
6月~
2021年
2月
留学の初めの半年は大学付属のカレッジのFoundation Courseに在学して、エッセイの書き方やプレゼンの仕方などアカデミックスキルを中心に学んだ。多くても1クラス15人程度と少人数制で、留学生しかいない環境だったので、友達ができやすく先生たちからフィードバックをもらいやすかった。初めての英語オンリーで学ぶ経験で、積極的に授業で発言することに慣れるとてもいい機会だった。また、化学や生物の授業では、内容自体は学んだことがあったものがほとんどだったが、単語を学び、そして英語で内容を説明できるようになる点でその後の大学での学習に非常に役立った。
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
2021年
3月~
2023年
12月
学部では動物、植物をメインとして扱っているバイオテクノロジー系の科目を履修した。とてもフレキシブルに授業を選択できるのが私の大学の特徴で、幅広い分野に興味のある自分に合っていると感じた。それぞれの授業に自分と違うコースや学年の人達がたくさん混ざっていて、とても刺激的な環境で勉強ができた。例えば、1年生の時にデザインの授業を履修し、クラスで自分だけがその専攻でないことがあった。2年生で履修した生化学の授業では自分以外みんな3年生ということもあった。入学当初から履修したい科目はかなり決まっていたが、前の学期からの授業で印象が変わることもしばしばあり、より自分の興味のある科目を見つけて探究することができた。
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
2024年
3月~
2024年
12月
現在は大学で有袋類動物のiPS細胞に関する研究を行っている。他の研究室にはあまり見かけないようなテーマのプロジェクトがたくさんで、同期のHonoursやマスターの友達と一緒に研究に携われる環境を楽しめている。私の研究の趣旨は「バイオテクノロジーを利用した野生動物保護のための新たな道具の開発」で、学部で学んできたことを十分役立てて、オーストラリアに惹かれた原点である大自然のために自分ができることを尽くしている。
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
|
学費:納入総額 - 円 |
|
住居費:月額 - 円 |
|
生活費:月額 - 円 |
大学に海外留学をする人はいまだに少なくて、周りから理由を聞かれることがたくさんあった。私にとっては、みんなが自分に合った大学を選んでいるのと同じ感覚で、何か特別に意識してたわけではなかった。けれどそれがきっかけで自分が何をしたいのか明確にすることができた。いま留学してみて、自分の大学でしか取れないカリキュラムやその組み合わせだったりがたくさんあって、やはり留学してよかったなと思う。動物や植物についてたくさん学べて、先生たちも気さくな人が多くてたくさんお話を聞けたりとつくづく楽しいなと感じている。長い渡航制限は辛かったけど、やっと現地に来ることができて、今まで実践できなかったボランティア活動などにもより力を入れるモチベーションになっている。
留学前の準備でも留学中でも、ノンネイティブにとって英語はいつまで経っても多少は悩むもの。言語は話せるか話せないかではなくて、どのくらい上達させられるかが大事なことを忘れずにどんどん使ってみるしかないんだと思う。大学に正規留学するには相当な英語力がないといけないのかなと思われがちだけど、私は全く英語のバックグラウンドがなくこれが初めての留学。大学ではイベントなどでできるだけ話すようにして、未だに話に詰まることもあるけれど、周りが優しいからそれでも大丈夫!
オーストラリアへの留学ガイドを見る