留学内容
機内食における食品ロスを削減するためは食品の二次利用が一つの方法だと考え、世界で唯一機内食の二次利用に取り組んでいる食品回収団体OzHarvestを訪問。平日は現地の語学学校のIELTS対策コースで朝から夕方まで確かな英語力を身につけるために大学生や社会人のクラスで高校生一人でIELTSの勉強をした。
最終更新日:2023年08月10日 初回執筆日:2023年08月10日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準1級> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS7.0 CEFR C1> |
機内食における食品ロスを削減するためは食品の二次利用が一つの方法だと考え、世界で唯一機内食の二次利用に取り組んでいる食品回収団体OzHarvestを訪問。平日は現地の語学学校のIELTS対策コースで朝から夕方まで確かな英語力を身につけるために大学生や社会人のクラスで高校生一人でIELTSの勉強をした。
幼い頃から食べる事と飛行機が好きなことから機内食に興味があり、機内食について調べていると『食品ロス』という大きな課題があることがわかった。世界で唯一機内食の食品ロス解決のために取り組んでいる団体がオーストラリアにあることを新聞記事で見つけ絶対にそこに行ってみたい!と思ったのが留学のきっかけだった。これを実現させるためにトビタテ!留学ジャパンに応募し留学を実現した。
留学を通して実際に画面上の世界だけだった食品回収団体(OzHarvest)の前にたどり着いた時は日本から出てチャレンジしてみて良かったと思った。実際機内食の食品ロスという課題に対して、現地でしか気づけなかった課題がいくつもあった。この経験をもとに機内食の食品ロスには持続性のある二次利用システムが必要なのではないかと思い帰国後も学びを続けている。
行動力、忍耐力、交渉力力
自分でやりたいことを英語でメールを書き電話をすることは想像以上の忍耐力と交渉力を必要とした。実際にやってみると『ここまでやれた!』という達成感とさらに探求を深めたくなる行動力が身についた。
留学を通して機内食の食品ロスの実態を調査したことから、『食品ロス』と『二次利用システム』の課題に気づいた。日本に帰国後さらにリサーチを進め機内食の食品ロス削減にためのシステム作りをしていきたい。また、将来は、機内食に限らず世界中で起きる様々な食品ロスの問題解決のために取り組んでいきたい。
2022年
8月~
2022年
8月
機内食の食品回収団体を訪れ、そこでポランティアとして働いている方に活動のインタビューや、実際に食品回収団体が経営している無料スーパーを訪問し、どのようなお客さんが来るのかを調査した。また、どのような食品がお客さんに人気かなどかの調査を行った後に、閉店後のその日シドニー中から寄付されたレストランやパン屋さんの余り物の仕分けや明日のための仕込みを見学。無料スーパーの最高責任者の方に閉店後のお仕事に同行させてもらい随時質問をしながら食品回収団体の抱える課題やこれから取り組みたいことをお聞きした。機内食の余り物の回収をしていた担当者の方からも実際に回収した機内食のメニューなどを教えていただき、航空会社との連携など新しい発見が多くあった。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
実際に機内食の食品回収団体を訪れると、今まで自分が想像したこともなかった食品ロスの実態を見た。まだ食べられそうな綺麗な野菜やフルーツ、ラベルの印刷が少しだけずれてしまった醤油などが途切れることなく運び込まれる様子を見て食品ロスの深刻さを目の当たりにした。一方、無料スーパーに集まる地域の人々の多くは毎日食べるものに困っているが、スーパーを出る時にはとても明るい表情で腕一杯に食材を持って『今日はお腹いっぱい美味しいご飯が食べられそう、ありがとう』とボランティアの方々に言っている様子が印象的だった。今までインターネットや本で調べているだけでは得られない現地に足を運んだからこその経験だった。
機内食の食品回収団体を訪れるためには多くの試練があった。最初は機内食の食品回収団体に自らメールを送り交渉を試みたが、返信が来るまでに1ヶ月以上かかり結果は未成年はダメだと言われた。しかし、どうしても諦められなかったため、英語のメールの書き方に工夫をし、トビタテに応募した書類をすべて英語に書き直しもう一度メールを送った。それからも何度も断られ続け、なんとか出発前に会う約束を取れた。現地につき、約束の数日前にやっぱり今週は忙しいからと断られた。ここで諦めるわけにいかないと思い、電話をしてみたが数回鳴らしても出ない状況でかなりの絶望を感じていた。しかし、帰国二日前に『そこまで言うなら数時間なら明日なら良いよ』と言われた。合計70回以上による連絡のやり取りで初めて実現した貴重な経験だった。
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