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小二田知希

出身・在学高校:
ぐんま国際アカデミー高等部
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

youtube: https://youtu.be/e9ve6ENtrcM?si=cIS2Ap2EGFMfMoCW

留学中の写真や動画、トビタテで留学に行くまでのことも解説していったりするので、是非みてください!


最終更新日:2023年11月08日 初回執筆日:2023年11月08日

オペラ歌手になる夢を追いかけて!!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • パリ国際音楽アカデミー、ウィーン国立音楽大学
  • オーストリア・フランス
  • パリ、ウィーン
留学期間:
1ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 500,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 ネイティブレベル<TOEFL 550点> ネイティブレベル

留学内容

こんにちは!!小二田知希です。

僕は、夏休み1週間前の7月16日に日本を飛び立ち、最初の2週間はフランスのパリへ、後の2週間はオーストリアのウィーンへオペラ歌手の夢を追いかけ、行ってきました。

僕は小さい頃から歌うことが好きで、幼稚園に通っているときは平井堅さんの『別れうた』を車の中で何度も歌っていたそうです。音楽を習い始めたのも、それがきっかけだったらしいのです(両親曰く)。そうやって、歌を習いながら迎えた小学六年生。ある2つの経験が重なり、今の夢を追いかけるようになりました。その二つの経験とは、初めて自分の歌を聞いてくれた人が涙してくれた経験とホセ・カレーラスさんのリサイタルを聴いた時に、言語の壁を通り越して感動させられた経験です。この2つの経験から、人の心を動かせるようなオペラ歌手になりたいと思っていったのです。

僕の留学では主に3つの活動を行ってきました。

留学中の活動
①現地で活躍するオペラ歌手のマスタークラスを二カ国で受講すること
パリではDaniel ottevaere氏に、ウィーンでは​​sona ghazarian氏のマスタークラスを受講しました。どちらの先生も現地で活躍するベテランオペラ歌手で、非常に学びの多い時間を過ごすことができました。

②本場のオペラや音楽コンサートを視聴
留学先の国どちらともで、本場の音楽に触れることができました。フランスでは、同じ指導者に教わっていた生徒、オーストリアではモーツァルトコンサートというものに、そして野外オペラの『カルメン』を観ることができました。心動かされる演奏ばかりでした。

③本場の文化や食を味わう活動
食:フランスは勿論フランスパン!ウィーンではシュニッツェルという伝統料理を味わいました。どちらの   国でも、米料理があまりなくパンやポテトばかりだったので、最初のうちはお腹いっぱいにはならなかったのですが、留学最後ら辺ではそれが好きになっていました。
文化:フランスではルーブル美術館、ウィーンではモーツァルトハウスなど様々な場所に訪れることでその国文化や作曲家の足跡を追いました。
どちらも、音楽の書かれた背景を知ることができ、歌っている際のイメージがより明確になりました。

留学の動機

オペラの本場はヨーロッパですが、未だに日本でその文化は発展していません。そのため、本場であるヨーロッパでの教育に比べるとやや限界があるのではないかと考えました。だからと言って、日本での教育が悪いといっている訳ではなく、今の自分の固定化された声楽へのアプローチをより広い視野にしたいと思い始めたのが、今回の留学の動機でした

成果

今回の留学での成果は声楽の技術、特に表現の部分が上達したことでした。留学前の自分には無意識かつ固定化されたイメージがあり、歌っている際に感情を表現することにやや抵抗感がありました。それが、今回の留学を通して無くなり、より自由に歌うことができるようになりました。そのおかげもあってか、最初よりも上手くなったねと先生をはじめ、様々な人に褒めていただき、ウィーンのコンクールでは2位を取ることができました。

ついた力

『フィギュアスケートのように』力

今回の留学で得たのは、フィギュアスケートの選手のように氷の上を自由に滑り自身を表現する力でした。先ほど成果の部分で言った固定化された、決められた場所で止まって歌うと言うイメージから脱却し、まるで歌っている際にステージの上を滑り回るようなそんな自由な感情表現をできるようになりました。

今後の展望

今後もテノール歌手になると言う夢を追いかけていきたいと考えています。今回の留学でより強くなった夢を追いかける意欲と、他の生徒の数々の演奏を聴いて押し付けられた現実を元に今後も練習に励み、いつかは今回留学で訪れたヨーロッパで活躍できるような国を代表する、いや、世界を代表するようなオペラ歌手になりたいと思っています。応援よろしくお願いいたします!

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
7月

フランス(パリ)

パリでの最初の1週間は、パリ国際音楽アカデミーでバスのDaniel先生に声楽を教えていただきました。講習は毎日30分行われ、最終日には受講者のコンサートを行いました。先生は非常に陽気でノリノリな方で、僕が歌っていると前で踊り出すほどで、毎レッスン本当に楽しみだし、楽しかったです。この講習では
日本から持ってきた2曲に全身全霊打ち込み、1日のスケジュールは

7:00起床
9:00もろもろ支度が終わり、出発
9:30~10:00講習会場到着
10:00~13:45練習(昼食休憩も挟みながら)
14:00~14:30レッスン
14:30~16:30聴講(他の生徒のレッスンを聴く)、振り返り
17:00帰宅
18:00夕食・お風呂
19:00~22:00自身のyoutubeの編集、学校の課題、観光など様々
22:00就寝

という形でした。講習会場にはいくつも練習室があり、しかも設備がよく、最高の練習ができました。毎回レッスンの動画を撮らせていただいたので、できなかった部分を翌日にはできるようにして持っていくというのを目標に毎日練習に励みました。
そして、講習会最終日にはコンサートを行い、1週間の講習や練習の成果を披露しました。歌う前にフランス語で自己紹介をするということを完全に忘れて歌い始めてしまうというトラブルはありましたが、無事歌いおわり、練習の甲斐もあってか、先生には1週間でこんなに上手くなる人は滅多にいないと褒めていただきました。その瞬間が本当に嬉しかったです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

講習を受けている時の姿
最終日に行われたコンサート
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2023年
7月~
2023年
7月

フランス(パリ)

約1週間の講習会が終わり、フランスでの留学は残り6日となりました。この6日を使って僕は声楽以外の様々なことをしました。有名な凱旋門やルーブル美術館を始め、様々な歴史ある場所に訪れました。日本では滅多に見ることのできない金で塗られた豪華な作りやテレビでしか見たことのない観光地を生で見ることができてすごく嬉しかたです。それだけではなく、ただすごいとしか思わなかった風景や絵画の歴史を知ることができて本当によかったです。あ、でも人が多すぎてパンパンだったのは少し嫌だったかもしれません(笑)。
他にも、日仏交流会を行いました。日本から習字の筆など一式を持っていき、書道体験会を行いました。やく30人ほどが体験してくれて、一度では満足いかず、『もっとやっていい?』と何枚も書いている人もいて非常に楽しんでくれました!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

凱旋門の上から
書道体験会!!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2023年
8月~
2023年
8月

オーストリア(ウィーン)

飛行機に乗る前にて荷物検査で荷物をひっくり返されたりしたし、理由を聞いてもなんも答えてくれなく、イライラしながら出発したわけですが、フランスから飛行機で2時間ほどでウィーンに到着しました。
ウィーンでの最初の10日はウィーン国立音楽大学のマスタークラスを受講しました。先生はSona Ghazarian先生でこの先生もすごくフレンドリーで楽しく教えてくれました。レッスンは一回40分を5回と、コンサートやコンクールを一度ずつ行いました。自分がずっと辛く出していた高音をもっと楽に出せるようになり、すごく嬉しかったです。また、コンクールではジュニアコンクールで第二位をとることができたのは自信につながりました!!!!あ、あと香港から来ている方々たちに歌を歌った後にいきなり、うまいって言って『インスタ交換したい』なんて言われちゃったりもしまして、スカした顔して『いいよ⭐️』と言って交換しました。内心すごい照れてましたね。
そして、その講習期間が終わると、モーツァルトハウスに行ってみたり、シェーンブルン宮殿に行ったりもしました。モーツァルトハウスについては、モーツァルトが案外質素な場所で作曲していたことに少しびっくりしました。
また、オペラがオフシーズンで本場のオペラが見れないと思っていたのですが、少し郊外に野外オペラを見つけ、カルメンを見ることができました。本当に感動しました。サイコオウ!
そして、もちろんこちらでも交流会を行いました。公園で『無料!書道体験』みたいな感じでやっていたのですが、思った何倍も人が来てくれて、それも最高でしたね。サイコオウ!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

練習風景
先生とともにコンクールの賞状!(
野外オペラ『カルメン』
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学中の怖い経験 前編

この部分はイキイキとというように書いてあるので、ストーリー風にお届けしようと思います。
それはウィーンのアフリカフェスティバルに行った時のことでした...
*オバケは出てきませんので怖いのが苦手な方でもお楽しみいただけます
講習会が終わって何日か経ち、夜にアフリカフェスティバルがやっているのを見つけ、なんだか楽しそうなので行ってまいりました。そこでは、アフリカのお店や音楽、食を楽しむことができました。それだけでなく、色々な人と話し、仲良くなりました。その中でも、アフリカ雑貨を売っているお店の店長とはすごく仲良くなりました。最初はHeyみたいな感じで話しかけたみたいな感じだったのですが、たわいもない話をしているうちにいつの間にか時間が経っていて、すごく仲良くなっていました。最後には連絡先を交換し、ホテルに帰ってきました。そして、結構疲れていたのでその日はそのままベッドで寝ました。
次の日の朝、いつも通りうるさいアラームに起こされ、目を擦りながら携帯に目をやりました。
すると、その携帯には昨日仲良くなった例の店主からメッセージが来ていました。寝ぼけながら返信し、顔を洗っていると、携帯がピロンとなりました。顔を洗い終えた僕はすぐさま携帯を右手にもち通知を確認すると、再び彼からメールが来ていました。なんだろう。とアプリを開くとそこには、『今から会えない?』と。↓後編に続く↓

アフリカフェスティバルでの音楽ライブ

留学中の怖い経験 後編

〜後編です〜
僕は、その日にウィーンを去る予定だったので、「今日帰るから無理なのよね。ごめん」と送信しました。そして、携帯をベッドの上に置こうとすると、すぐにまた通知音が鳴りました。再び携帯を持ち上げ画面を見ると、「飛行機が来るまで時間があるでしょ」と送られてきました。搭乗の荷物の準備が全然終わってない僕はその事情を説明し、無理だと言ったのですが、その後もしつこく送られてきました。少し面倒さくなった僕はyoutubeを見ながら、適当に返信していたわけですが、お腹が空いてきたので、そろそろ話を終わらせようとメールを送ろうと思いました。その時、ちょうど彼からメールが来ました。その時、僕は衝撃的なものを目にしました。なんと、彼から「今から行くから住所を教えて欲しい」という文が届いたのです。その後すぐに、彼の裸の写真が送られてきました。流石に怖くなった僕はすぐさまそのアプリを閉じ、携帯を机の上に置きました。それからも、ブー、ブー、ブーと通知は鳴り続けました。僕はその通知の音が聞こえるたびに不安な気持ちになりました。ひょっとしたら外で待っているんじゃないだろうか。とも思い始めるほどでした....

いかがでしたでしょうか。僕は文を書くのが苦手で、こんな物語のように書くのは初めてだったので変な感じになってしまいましたが、お楽しみいただけていたら幸いです。
ちなみに、僕は無事です!

部屋の様子

目指せ!?パスタマスター

  • 生活 : 食事

今回は留学先での食事の問題についてとその解決方法について書いていきます。
まず、ここで僕が体験した食事の問題とは、ズバリ、金額が高いことです。僕が留学した時期も関係しているのだとは思いますが、ヨーロッパは非常に物価が高いです。レストランに食事をしようと思ったら安くても2000円以上はかかります(独自調べ)。また、スーパーで材料を買ってご飯を作ろうとしても、結構な額になってしまいます。せっかくきたんだから、普段食べられないようなものを食べたい。と思いますが、こんな金額を見たら怯んでしまいますよね。また、そこにお金を使うのなら、他の観光地に行く料金にあてたい。とも思う方もいると思います。だからといって、食べないわけにはいきません。
では、どうすればいいのか....。その答えはキッチンにあります。
そう!自炊です。でもさっき自炊でも高くなるって....
チェ、チェ、チェ。一つのポイントを抑えるだけでその自炊は格段に安く抑えることができます。
そのポイントとは、ズバリ、パスタを買うことです。パスタ??という感じだと思うのですが、このパスタは値段を抑える上で最強なのです!!なんと、物価高で商品の値段が高騰している中、パスタは日本と比べても比較的安いのです。しかも、大容量のものを買えば、より安くなります。なので、僕は毎日は言い過ぎですが、二日に一回ほどパスタを自分で作って食べていました。勿論、せっかく現地に来たので行ける時はレストランにも行っていましたが、お金使いすぎたな。と思うと、手はもう勝手にパスタを作っていました。こんなにパスタばかり食べていたら飽きそうですが、実際、僕は飽きるどころか、毎回作るのが上手くなっていくパスタにどんどんハマっていきました。また、入れる物も毎回少し変えてみたりしたので、その研究が楽しかったです。ヨーロッパに来たら是非パスタを!

作り続けたパスタ。サラミ入ってます

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にやっておけばよかったことは、現地の言葉の学習だと思います。僕は、留学に行く目から英語に頼る気満々だったので、全くフランス語やドイツ語を勉強しないで行ってしまいました。大体の人には英語で通じたので、大丈夫ではあったのですが、少し街の中心から離れると、英語を話さない人も大勢いて、その際の会話は非常に困りました。日常会話程度は勉強しておくべきでした...

留学を勧める・勧めない理由

僕は留学を絶対にお勧めします!
僕たちの思考のベースとなるものは、気づかないうちにある視点1つになってしまうことがよくあります。視点が一つだけだと、何をやっても思考に偏りが出てしまい、狭い視野の中でしか考えることができません。この視野が広がると、僕たちは大きく変わることができると思っています。留学に行って、是非視点を増やしてみてください!

これから留学へ行く人へのメッセージ

これから留学に行く人には、是非自分の目的意識を強く持って欲しいと思います。留学先にはきっと魅力的なものがたくさんで、ついついそういったものに興味がいってしまうと思いますが、それを追いかけているだけでは国内でする遊びとなんら変わりなくなってしまいます。是非、満足のいく、後悔のない留学を目指して楽しんできてください!