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出身・在学高校:
国立大学法人奈良国立大学機構奈良女子大学附属中等教育学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2023年12月28日 初回執筆日:2023年12月28日

動物愛護と若者の可能性inオーストラリア

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Navitas English Perth
  • オーストラリア
  • パース
留学期間:
3週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検準2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私は、オーストラリア・パースの語学学校に通いながら動物愛護と若者の可能性についての探究活動を行いました。内容としては、現地の動物愛護施設や動物園、ペットショップを訪問したり、アンケートや街頭インタビューを行った結果を、日本でも同様に動物愛護団体へのインタビューやアンケートを取ったものと比較し、両国の現状や日本の抱える課題や今後目指すべき形を考察しました。

留学の動機

私は小さい頃から動物が大好きで、動物を取り巻く問題を知り、自分も力になりたいと調べていくうちに動物愛護の活動を知りました。しかし動物愛護は、安全面などの面から中高生のような若者が直接関わることのできる機会は限られています。そこで私は将来、同じような思いを持つ若者たちの背を押せるような団体を立ち上げたいと思い、その目標の第一歩として、動物愛護先進国であるオーストラリアで学びたいと思いました。

成果

現地へ行ってみて、オーストラリアは社会全体として動物愛護に対する意識が高く、その中で各々が自分の意見を持ってそれを尊重し合えるような雰囲気があるような印象を受けました。「殺処分ゼロ」などの具体的な目標を達成した上で、社会全体がそのような雰囲気を持つことが動物愛護の目指すべき形かもしれないと思うようになり、また私自身も動物愛護に対する自分なりの軸を持つことができました。

ついた力

「自分から」行動する力

応募してから今まで、「どうしたの?」と声を掛けてくれるのを待つのではなく、何か分からないことがあった時や、探究活動の協力を依頼する時も、自分からアプローチをしないと何も始まりませんでした。しかしそのおかげで、主体性や積極性、自立力などがつき、大きく成長することができたと思います。

今後の展望

まずは、残りの高校生活と大学でしっかりと勉強し、将来的には、動物に関わる仕事をする傍らで、若者が動物愛護に関わることのできる団体を設立したいです。私はこの留学から、私たち若者が動物愛護に対してできる最も大切なことは、動物を取り巻く問題に関心を持つことだと考えるようになったため、その活動を通して主として動物愛護に関する教育を行いながら、現場で活動する人と若者の橋渡しができるような人になりたいです。

留学スケジュール

2023年
7月~
2023年
8月

オーストラリア(パース)

私はオーストラリアのパースで3週間、語学学校に通いながら様々な調査を行い、動物愛護と若者の可能性を学びました。行った調査としては、週末と放課後に国営の動物保護施設RSPCA とパース動物園、ペットショップへの訪問と街頭インタビュー、自分の通っている高校の同学年の生徒と語学学校の生徒を対象とした動物愛護に対する意識調査のアンケート、日本の動物愛護団体へのインタビューで、日本で行った調査はオーストラリアで行ったものと結果を比較し、動物愛護先進国の様子と日本との違いを探ることで、これからの日本の動物愛護に必要なものを知るという目的で実施しました。
 訪問した動物保護施設では、イヌやネコに広い個室が与えられており、建物がカラフルなペンキで塗られていて、休憩スペースや芝生、物品販売やドッグトレーニング施設などが併設されており、居心地がよく、包括的に動物を飼う人をサポートできるような体制が整っているように感じました。オーストラリアでは主に動物をペットショップからではなく動物愛護施設やインターネットサイト上でブリーダーから飼うらしく、その事情を反映した結果だと思われます。
 他にも、動物園の柵が脛や腰くらいまでしかないほど低かったり、ペットショップでは生物販売を行わない代わりに保護猫の譲渡を行っていたりなど、びっくりするような学びや発見が沢山ありました。実際に各施設を訪問したり街頭インタビューをする中で、日本では動物愛護と言われるとボランティアの人たちの活動が主として注目され、そうでない人たちはあまり関わる機会のないものというようなイメージがある程度持たれていることがアンケートからわかりましたが、オーストラリアではその意識が「あたりまえ」のものとして社会全体に存在しているような印象を受けました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

とても明るい雰囲気の動物保護施設
固有種ツリーカンガルー。動物への負担を減らすため柵は低め
ペットショップで見つけた保護猫の販売
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

トビタテに応募してから今まで、本当にたくさんの人たちに助けてもらいました。留学中では、私は今回が初めての海外だったので、最初の方は分からないことだらけで、英語も思うように伝わらず、しかも行きのフライトがキャンセルされて一日遅れでの留学スタートになってしまい、少し落ち込んでいた時期がありました。そんな時に支えてくれたのが、ホームステイ先で出会ったとても料理の上手なホストマザーと、一歳年上のシンガポール出身のルームメイトです。忙しい中で、生活のサポートをしてくれたり、一緒に様々な施設を訪問してくれたり、とても親身になって探究活動に協力してくれたり、私のつたない英語も笑顔で聞いてくれたり、たくさんのアドバイスも貰いました。3週間という短い間でしたが、2人からは本当にたくさん助けてもらったし、たくさんのことを学ばせていただきました。またパースにおいで、と言ってくれて本当にうれしかったです。慣れない環境の中で、それでも挑戦し続けることができたのは二人のお陰です。本当に、感謝してもしきれません。

ホストマザーが作ってくれた夜ご飯!!

ガイドブックやアプリを積極的に使う!

  • 生活 : 車

車というよりは、交通機関です。私の留学先であるパースでは、交通機関の制度が日本とはかなり違ってややこしく、語学学校へはバスと電車を使って通学していたのですが、最初の方は登下校だけで大変な状態でした。現地では交通系ICカードを作ってずっとそれを使用していました。パースは中心地からの距離でいくつかの区間に分かれており、その区間ごとに公共交通機関の利用料金が変わるという制度で、中心市街にはCATという無料バスが走っていたり、スワン・リバーという大きな川を渡るためのフェリーがあったり、電車のデザインも日本の在来線とは全く違ってとても面白かったです。しかし、電車の時刻表がなかったり、バス停が棒一本しかなかったり、カードを持っていなかった場合バスの中で切符を買うことになるのですが、車掌さんの気まぐれで運賃がいったりいらなかったり、次に止まるバス停の名前を教えるアナウンスがなく降りる場所を間違えたり、カードを申請する先の窓口の係員が早口で何を言っているか分からなかったりなど、大変なことも沢山ありました。その都度駅員やホストファミリー、語学学校の先生に尋ねたりもしましたが、それ以外で頼りになったのは、日本から持ってきていたガイドブックだったり、パース交通専用のアプリケーションでした。公共交通機関を自由に使えることで行動範囲が広がったので、放課後に少し遠出をしたりなど充実した留学生活を送ることができたり、探究活動の助けにもなりました。

パース駅
フェリーも重要な交通手段の一つだそうです

留学前にやっておけばよかったこと

探究活動やアンバサダー活動で必要な道具の数が想定以上に多く準備していた分が足りなかったり、現地では週に一度しか洗濯をしなかったので、持っていった服が足りず物価の高い中で買わなければならなかったり、英語や現地の交通ルールの勉強が不十分だったりなど、全体的に少し準備不足だったなということを痛感しています。想定外のことが起こると考えて余裕をもって準備をするべきだと思いました。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学へ行く前や最中は、手続きや慣れないことの繰り返しで大変なことも多いかもしれませんが、その分それを乗り越えた後に得られる成長はとても大きなものになるし、自信にもつながります。しんどくなった時には、トビタテで提出した計画書を見返して、常に自分の軸をしっかり持って、そして何より、留学生活を楽しんでください!!頑張ってください!応援しています!!