アメリカ合衆国・カナダ・イギリス(サンフランシスコ•カルガリー•ロンドン)
8月1日から約1ヶ月半そろばんの世界状況を知るためにトビタテ生としてアメリカのサンフランシスコ、カナダのカルガリーに留学しに行きました。アメリカではサンフランシスコの教室と、ロサンゼルスで開催された全米珠算大会を視察し、カルガリーではアバカスカルガリー(畠山先生)の所に火、水、木曜日は対面で、金曜日はオンラインでそろばん指導の見学または、実際にそろばんを教えて見るなど色々させていただきました。今回の留学ではアメリカ、カナダ、イギリスと回りましたが一番学べた場所はカナダで、一番楽しかった場所はカナダだと思います。
まず文化の違いについて挙げていきます。
普通に遅刻してくる子もいるし、連絡なく欠席する子がいること。
小学校3年生以降でも九九を覚えてない子がいる。
7を7に線を入れた数字を書く子が多い。
フランス系はコンマを書かない。
5段に受かると連盟からお金がもらえる。
ここから特に気になったことを書いていきます。
普通に遅刻してくる子もいるし、連絡なく欠席する子がいること。
日本の場合は遅刻してくる子は申し訳なさそうにして入ってくるが、カナダの場合は平然と途中から入ってくる子が多かったように思います。
先生は、
遅刻する理由はカナダは土地が広いため、移動時間に時間がかかるためそろばん教室がたくさんある日本と違う
と話していました。
また今回僕が行った時期がちょうどバカンスの終わり頃だったので最初の授業では半分以上まだカナダに帰って来てない子がいる状態でのレッスンもありました。
ここの教室は日本人が半分ほどいるのでほとんどの子が日本に帰っていました。
日本では長期でそろばん教室が休むことはないのでとても面白い違いだなと思いました。
次に僕が親御さんに聞いてわかったことを書いていきます。
親御さんに以下の三つの質問をさせていただきました。
1、なぜお子さんにそろばんを習わせたのですか
2、なぜアバカスカルガリーを選んだのですか
3、お子さんがそろばんを始めてから変化はありましたか
1、なぜお子さんにそろばんを習わせたのですか
一番で断トツに多かったのは
親御さん自身が数字に弱かったからお子さんには数字に強くなってほしい
と言う願いがあることでした。
これは日本と変わらないなと思いました。
またカナダならではの回答として日本人のお子さんも多かったので
日本語を使って習い事をしてほしい
という願いがあったからだそうです。
あるお母さん曰く、日本で英会話を習わしてる親御さんが多いようにうちは日本語を使ってなにかをしてほしいみたいなものだよと教えてもらいました。
他には
一桁の加減算でさえも電卓を使うカナダ人になって欲しくないから。
競い合う習い事がカナダではほとんど無いため競争心を養って欲しいから。
2、なぜアバカスカルガリーを選んだのですか
これは知り合いだったからの回答がほとんどでした。
畠山先生もお子さんがいるので息子さんの日本語学校や娘さんの日本の補習校等での親同士の知り合いで1番のような理由があり、畠山先生に任せたとのことでした。ここで、やはり海外での日本人コミュニティーは大切だなと思いました。
また他にインスタのDMから直接申し込んだ人もいました。
3、お子さんがそろばんを始めてから変化はありましたか
泣かなくなるようになり、我慢強くなった。
前より集中してる時間が長くなった。
暗算が出来ることで他の子から尊敬されて、自信が持てるようになった。
ヨーロッパでのそろばん状況を見てきました ここでのそろばん教室は今まで見てきたそろばん教室といろんな点で違っていました。まず多くがヨーロッパ人(白人)でした。今までのところでは白人が少なかったのでここでの教室は新鮮な雰囲気でした。今までの教室で白人が少ないのは日本人がバカにされやすいのと同様そろばんもバカにされていて多くの白人がやっていないのかと思っていました。実際のところ半分合ってて半分間違っている感じでした。効率主義の白人は長く集中してコツコツするのが苦手であるこが多いのであんまり広がっていないのとそもそもそろばんを身近に感じれないし、感じないんだと思いました。効率主義の白人からすると計算力だけを上げるそろばんは電卓でよくないのかと思う方が多いそうです。そろばんは計算力を主に鍛えるためにやっているのではなく、忍耐力や集中力を上げるためにしていることがわかってない親が多い気がします。また集中力が続かない子が多かったり、コツコツできない子が多いため週2で30分という超絶少ない練習時間で級を伸ばしていました。またコロナの時にオンラインに切り替えたせいで多くの親御さんが送迎するのをめんどくさがり今では5人程度しか通塾していませんでした。