イギリス(モンマス)
イギリスのウェールズで4週間キャンプに参加し、海外と日本間の社会問題に対する考えの違いを知り、日本以外の視点から考え直す留学をしました。普段は寮の一人部屋と学校の校舎を往復して過ごしており、午前は授業、午後はアクティビティをしていました。また、週末には遠足としてロンドンなどいろんな街を観光しました。探究活動として、ポルトガル、ドイツ、エストニア、イギリスなど様々な国の出身者の友達に環境問題についてや普段学校でどんな勉強をしているかなどを雑談形式で意見交流しました。特に印象的だったのは、STEAMに興味を持っているイギリス人の友達は、学校の授業などでSTEAMやSDGsについて知ったり深めたりしたのではなく、自分がテクノロジーに興味があるから夏休みに色々活動をすると決めた、という自主的なものでした。日本は夏休み期間中はキャンプに行ったりコンテストに参加したりする人も多いですが、期間が短いということもあり、自主的な活動をする人は限られていると感じています。その分日本ではSDGsなどのワードを出す授業が他の国に比べて多いようです。もちろんイギリスではそれらに関する授業をしないというわけではなく、SDGsなどのワードではなく、問題そのものについて学んでいるという印象を持ちました。実際に街にでかけたときも、日本ではよくSDGsのアイコンを見かけますが、イギリスではあまり見かけませんでした。アイコンよりも"Plastic free"など何をしているかがぱっと分かるような表記のされ方をしていました。また、留学前に2024年からイギリスは紙コップの使用が規制されるという情報を得ていて、きっと紙コップなどの使用は日本より少ないのだろうと考えて留学に行ったのですが、実際は日本より使っているのではと思うほど使っており、一度使ったらすぐ捨てている場面をよく見かけました。その経験から、「規制などの政策を実行する国は対策が進んでいる」という考えから、「問題としてあるから政策を実行している」という考えに変わりました。