留学内容
世界で水素研究に力を入れていたり、山火事など環境問題が身近に迫っている国であるオーストラリアに行って、日本人とオ-ストラリア人の環境意識の差やオーストラリアで行われている環境問題に対する具体的な対策について調べることをテーマに、数値的にデータを集める定量的な面と人々の感覚である定性的な面の両方におけるデータを集めることを目標に、現地の学校と私が所属する学校で環境に関する知識の量がどれほど違うかを環境クイズで明らかにしてもらうことで定量的なデータを集め、オーストラリア人と日本人に対して自分自身の環境に関する行動に点数をつけてもらいどちらのほうが高いかを定性的な面からも調査を行いました。また、オーストラリアの生徒とディスカッションを行い、日本人における環境に対するマインドとどう違うのかやシドニーのあるNSW州が行う環境対策に関する施設の視察なども行いました。私の調査におけるデータでは、日本人の生徒のほうが環境の知識は多く持っていることがわかりました。ですが、街中の人々に対して行ったアンケートでは、自ら行う環境問題に対抗する行動での点数はあまり変わりませんでした。そして、オーストラリアの生徒と行ったディスカッションでは、日本の生徒よりもオーストラリアの生徒のほうが環境問題に対抗する行動をとるための目的意識が高く、とても具体的であることがわかりました。これらの結果から、オーストラリア人は日本人よりも環境に関する知識が少ないのではないかということがわかりましたが、環境問題に対抗するための行動という面ではどちらかというとオーストラリア人のほうが意識的に行動を起こせているのではないかと感じました。