留学内容
今回の留学はフランス語の向上、バイオリンでフランス風の音楽を奏でる方法を知る、ボランティアをするという三つのテーマを持って臨んだ。
①フランス語は人とたくさん話すことを念頭に置いて、最終的にCEFRのA2-2(初心者〜中級者)のレベルまで達することができた。
②バイオリンにおいては、個人レッスンでフランスの作曲家サンサーンスの「ロンドとカプリチオッソ」を見ていただき、アンサンブルではバッハの「オーボエとバイオリンの協奏曲」を体験した。
今までこの曲を弾こうとした時に、フランスでの経験がほとんどなかったため、フランス風を想像しずらかったのですが、今回フランスへ行って、出来るだけ多くの美術館へ行き、フランス人の感性に少しでも触れて、それを音楽に繋げていこうと思った。
③ボランティアではServe the Cityという英語を話す人たちの団体でホームレスや移民の人へのフードディストリビューションを行った。具体的な内容としては、前日に売れ残ったサンドイッチやサラダをカフェやパン屋さんから提供してもらい、それを配りにいく活動である。約40人のボランティアの人たちが3~4グループに分かれて道の端にテントを立てて暮らしている人々に食料を配っていった。フランスは欧州で初めてフードバンクを始めた国でもあり、市民が気軽にボランティアに参加できる工夫がなされている。一人で寄付できる量は少ないですが、みんなで取り組めば大きな助けになるという考えのもと食品寄付のイベントがよく行われている。ボランティアの場では様々な国籍の人たちと会えて感銘を受けた。