留学大図鑑 留学大図鑑

西松 佑華

出身・在学高校:
洛南高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年07月16日 初回執筆日:2024年07月16日

語学✖️音楽✖️ボランティア

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • EF Paris
  • フランス
  • パリ
留学期間:
3週間
総費用:
650,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 410,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

今回の留学はフランス語の向上、バイオリンでフランス風の音楽を奏でる方法を知る、ボランティアをするという三つのテーマを持って臨んだ。                      
①フランス語は人とたくさん話すことを念頭に置いて、最終的にCEFRのA2-2(初心者〜中級者)のレベルまで達することができた。                      
②バイオリンにおいては、個人レッスンでフランスの作曲家サンサーンスの「ロンドとカプリチオッソ」を見ていただき、アンサンブルではバッハの「オーボエとバイオリンの協奏曲」を体験した。
今までこの曲を弾こうとした時に、フランスでの経験がほとんどなかったため、フランス風を想像しずらかったのですが、今回フランスへ行って、出来るだけ多くの美術館へ行き、フランス人の感性に少しでも触れて、それを音楽に繋げていこうと思った。     
③ボランティアではServe the Cityという英語を話す人たちの団体でホームレスや移民の人へのフードディストリビューションを行った。具体的な内容としては、前日に売れ残ったサンドイッチやサラダをカフェやパン屋さんから提供してもらい、それを配りにいく活動である。約40人のボランティアの人たちが3~4グループに分かれて道の端にテントを立てて暮らしている人々に食料を配っていった。フランスは欧州で初めてフードバンクを始めた国でもあり、市民が気軽にボランティアに参加できる工夫がなされている。一人で寄付できる量は少ないですが、みんなで取り組めば大きな助けになるという考えのもと食品寄付のイベントがよく行われている。ボランティアの場では様々な国籍の人たちと会えて感銘を受けた。

留学の動機

中学2年生の時に、カナダ・モントリオールに留学をし、初めて第二外国語としてフランス語を学ぶ機会を得た。モントリオールの人たちはほとんど2ヶ国語を話す。そのような姿に惹かれて、もっとフランス語を学びたいと思い、フランスの語学研修を希望した。また、バイオリンのレッスンでも、フランス音楽に触れる機会が多くなり、表現力を高めるためにもフランスをもっと知りたいと思った。

成果

今回の留学で一番の成果はたくさんの友達を作れたことだ。ホストファミリーに恵まれて、家でよくパーティーが開かれた。特に同じステイ先にいたドイツ人学生と意気投合し、一緒に買い物に行ったり、美術館へ行ったりして、得難い経験をできたと思う。今でも定期的に連絡を取り合っている。また、ボランティア先でもたくさんの人と出会えて、英語もフランス語も頑張ろうと思えるモチベーションになった。

ついた力

行動力、社交力力

初めて一人でトランジットのある飛行機に乗って、目的地までつくことができた。空港での手続き等も全部一人でできたことが良い経験になった。社交力という言葉があるのかは知らないですが、とにかくいろんな人と話し、たくさん一緒に外出し、それぞれの国のカルチャーを知ることができた。日本にいるときの自分よりも海外にいる自分の方が積極的で、海外の大学に行きたいことを再確認できた。

今後の展望

英語圏だけではなく、それ以外のヨーロッパの大学も今後の留学先として視野に入れることができた。将来はどこか海外の大学に進学するために留学に必要とされる英語とフランス語を習得するという目標ができた。どのような分野を学びたいかはまだまだ検討中ではあるが、今回、フランスでボランティア活動を経験し、人とのつながりや助け合いの精神を知ったことで、人の役に立つ仕事につきたいと思っている。

留学スケジュール

2024年
3月~
2024年
4月

フランス(パリ)

ホストファミリーの自宅はパリの北駅から30分ほど離れた場所にあり、H線という線で毎日学校に通っていた。パリの北駅(Gare de Nord)はよく危険な場所だと言われるが、聞いていたほど危ないとは感じなかった。自分の行動範囲を狭めないためにも積極的に市内を散策し、いろいろなものを見ることができたことは自分にとって良い経験となった。また、ホストファミリーとよく映画を一緒にみる機会があり、これが語学のとても良い勉強になったと思う。ルームメイト(ベルギー人)とも仲良くなり、よくカフェへ一緒に行き、そこで、彼女が手伝っているビジネスの話などを聞かせてもらった。また、同じホームステイ先には同い年のドイツ人の女の子もおり、大学についての情報をたくさん得ることができ、どの国の大学に進学したいかという話で盛り上がった。数ヶ国語を話すことが当たり前という現実を知り、私自身ももっと英語とフランス語を向上させ、海外で専門分野を学べるレベルまで引き上げる必要があると感じた。

費用詳細

学費:納入総額

420,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

70,000 円

フランス国立図書館
パリナイトツアーでのエッフェル塔
費用詳細

学費:納入総額

420,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

70,000 円

スペシャルエピソード

ラマダンとホームパーティーの日々

ホストファミリーがムスリムで、私がホームステイを始めた時期がちょうどラマダンの時期と重なっていた。ラマダンの時期には日の出から日没まで断食を行うため、朝ごはんは自分たちで冷蔵庫から好きなものを取り出し、また、夕飯は日没以降でないと食べられなかった。特に不便ではなく、逆に異文化を体験することができ、ムスリムの家庭にステイできて良かったと思う。
毎週日曜日にはホームパーティーが行われ、ホストファミリーの親戚がたくさん集まって夜ご飯を食べたり、音楽会を開いたりした。ちなみに私が最も気に入った食べ物はバクラヴァというパイ生地の間に刻みナッツを入れて、焼いてからシロップをかけたお菓子である。音楽会ではホストファミリーからジブリ映画『Mononoke~!(もののけ姫)』の主題歌を弾いてほしいとリクエストされ、ジブリの浸透度に驚いた。

ホームパーティーでのデザート

Pratique, Pratique, Pratique (練習、練習、練習)

  • 語学力 : その他の言語

モントリオールで習ったフランス語とパリで習ったフランス語がかなり違い、パリのフランス語に慣れるのに少し時間がかかった。語学学校に行った初日にプレースメントテストがあり、CEFRのB1-1に入りたいと思っていたのだが、結果はA2-2で、いきなり心が折れた。しかし、気を取り直して、練習あるのみ、の気持ちでたくさんの人と話したり、本を読んだり、映画を見たりした。3週間では足りないと感じたが、次回の留学に備えて、現在もフランス語の勉強を続けている。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学前は不安でいっぱいでしたが、いざ留学をしてみると本当に楽しくて、あっという間に3週間が過ぎました。時間は矢のように過ぎてしまうので、時差ボケで体が疲れていたとしても、とにかく
1, 若さで乗り切って
2, 美味しいものを食べて体力をつけ
3, 睡眠時間は少なめ(短期留学の場合のみ)
で、目いっぱい楽しんで、色々なことにチャレンジしてください!