留学内容
環境への影響や工場での過酷な労働といったアパレル業界が抱える問題の改善方法について考えるため、環境に優しい製品を製造販売している現地企業にてボランティアをさせていただいた。
最終更新日:2024年09月27日 初回執筆日:2024年09月27日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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フランス語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<DELF B2> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<DALF C1> |
環境への影響や工場での過酷な労働といったアパレル業界が抱える問題の改善方法について考えるため、環境に優しい製品を製造販売している現地企業にてボランティアをさせていただいた。
2013年4月、バングラデシュにあるラナプラザという工場ビルが崩壊した。原因は、建物の安全性が事前に指摘されていたにもかかわらず、オーナーが操業を続けたためである。アパレル下請け工場で働いていた労働者が多く犠牲となった。私はこの事故を知り、現状のアパレル業界を変えたいと思うと同時に、海外でどのような取り組みがなされているか実際に見てみたいと考えた。
不要な布を使ったアップサイクル活動に参加したり、地域の方々に参加してもらうワークショップの案を考え実際に開催したりと、様々な経験をさせていただいた。
発想(発送)力
廃棄予定の材料を使って何を新たに生み出せるかたくさん思案したため。また、発想力とともに、製品を段ボールに詰めて送る、発送力も身についたと思う。
フランスで実際に目の当たりにした環境保護への取り組みや地域の方々とのワークショップといった企画を日本でも実践してみたいと思う。そういった草の根的な活動が人々の意識を変え、ひいてはアパレル産業全体を変革するような波を生み出していきたい。
2023年
8月~
2024年
7月
交換留学でエクスマルセイユ大学にて、美術史や服飾史を学んだ。大学の授業と並行し、10ヶ月間マルセイユにあるアップサイクルをしている団体でボランティアとして活動した。不要になった布や衣服から、新たにポーチやスカートといった製品を作成し販売した。このようなアップサイクル活動を通じて、1着1着大切に着ようという意識が高まっただけでなく、地域の方々と一緒になってワークショップを開催したことで、企業と地域の結びつきの大切さにも気づくことができた。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
終業の17時が近づく。みんな時計を見てそわそわ。まだ15分前だというのに、片付けが始まる。そして、17時のチャイムで「A demain! また明日」と言って続々と皆が退勤していく。17時5分にはほとんど社内に誰もいない。フランスでは労働者の権利がしっかり保証されているとは留学前から常々聞いていたものの、ここまで残業ゼロだとは思っていなかった。想像の上をいくフランス、素敵です。それ加え1年に5週間のバカンスも取れるなんて。素敵です。
私はどちからというと内向的な性格で、キラキラ留学生活!といった一般的なイメージとはかけ離れていると自認している。留学当初はカタコトのフランス語でスーパーでその日の食料を買うのも一苦労だった。そんな私がフランス語力向上に行ったのは、「とにかく外出する」という元々インドアの私の性格からするとまさに強硬手段としか言えない方法。交換留学先での大学開催のパーティーに行ってみたり、地域のバレーボールクラブに参加したり。日本に居た頃は確実に断っていたであろう誘いに、せっかくだから!ともはやヤケクソのように参加した。すると、不思議なことに徐々に耳が慣れていき、渡仏当初には暗号のようだった現地の人の言葉が、段々と意味を成して聞こえるようになった。言語がわからないと不安になるのは無理もないし、寮や自室に閉じこもりがちになってしまうかもしれない。だが、それでは言語はいつまで経っても伸びないし、自身の成長も感じられない。せっかくこんな遠いところまではるばる来たんだし、今外に出ないでいつ出るんだ!と自分を鼓舞して人に会いに行く。これこそが言語習得の鍵なんじゃないかなと個人的には思います。
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