留学大図鑑 留学大図鑑

MIKU

出身・在学高校:
大阪府立岸和田高等学校
出身・在学校:
大阪大学
出身・在学学部学科:
外国語学部外国語学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年10月01日 初回執筆日:2024年10月01日

映画で広がる輪

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ルーブル学院
  • フランス
  • パリ
留学期間:
12ヶ月
総費用:
1,900,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,760,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
フランス語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<B2> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<C1>

留学内容

私は日本映画のさらなる国際的プレゼンス向上を目指し、業界の改革を促していきたいと思い、「日本の映画業界の改革」を掲げて映画大国フランスで留学しました。

学芸員を養成する大学で主に映画史と西洋美術史を学び、実践活動では、フランスのドキュメンタリー映画祭のボランティアとヨーロッパで立ち上げた学生団体で映画上映の企画運営をしました。
その団体では、トビタテのコミュニティを通じて知り合ったメンバーと、コペンハーゲン、パリ、ベルリンにおいて、若者が映像を中心にした様々な媒体で表現をするイベントの企画運営をすることになりました。

元々は大きな機関でインターンシップを行う予定でしたが、振り返ってみると、このような形で映画に関わることができて本当に良かったと思います。

留学の動機

映画祭の運営に2年ほど携わっていた経験から、映画業界に深く興味を持つようになりました。そしてその中で感じた疑問や問題点をどのように解決したら良いかを深く考えるようになりました。
映像業界の仕組みが上手く回っているフランスにおいて、映像文化に親しみ、どのように映像が作られているかを肌で感じたいと思い立ち、留学することを決意しました。

成果

一つ目は、多くのモチベーションを与えてくれる素敵な人たちとの出会いを得たこと。
二つ目は、挑戦を恐れないようになったこと。

前例のないような生き方をしていたり、異国の地で会社を起こして経営している人など、日本では出会えなかったようなパワフルな方々に出会い、自分の人生観ががらりと変化しました。その出会いのおかげで日本にいては挑戦しなかったような大小の物事に取り組むことができました。

ついた力

人とつながる力

縁もゆかりもない場所で自分の目標を実現するには、新しいコミュニティに飛び込んでみたり、自分の興味関心に近いものが催されている場所に赴いたりして、人との新しい接点を作っていくことが必要になります。
留学前はコンフォートゾーンから抜け出すことができませんでしたが、イベント運営などを通して、積極的に人とつながる力がつきました。この力は、何かを達成する上で必要不可欠です。

今後の展望

大学を卒業後はフランスの大学院で学位を取得し、現地の会社で働きたい。
その経験を将来の日本の映像業界に活かして、貢献していきたい。

留学スケジュール

2023年
9月~
2024年
7月

フランス(パリ)

映画史と西洋美術史を学びました。

大学はパリ1区、ルーブル美術館に併設された荘厳な校舎の中にありました。通うのは楽しかったですが、常に観光客に揉まれながらの登校です。
近くにはチュイルリー公園があり、天気の良い日にはピクニックをしながらランチを取りました。
授業は聴講型のものが多く、フランス語の聞き取りにはとても苦労しました。
留学生の割合も比較的少ないので、フランス語ネイティブの人たちの中で授業を受けていました。言語能力がかなり鍛えられた期間でもあります。

費用詳細

学費:納入総額

100,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

50,000 円

大学の校舎
費用詳細

学費:納入総額

100,000 円

住居費:月額

70,000 円

生活費:月額

50,000 円

2024年
7月~
2024年
9月

フランス(パリ)

ドキュメンタリー映画祭の運営と映画の配信、配給を行うNPOでボランティアを行っていました。

私が担当したのは、来年の4月に行われるドキュメンタリー映画祭の運営の補助でした。
オンラインと対面でのハイブリットで仕事を行っていました。
また、映画祭で日本人監督のアテンドや通訳のお手伝いもしていました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

映画祭のアフタートークにて
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

留学から繋がるストーリー “今、これやってます”

日本の映画をフランスの人にも見てほしいという思いから、友人と学生団体CinéFileを立ち上げることになりました。
初期の目標は、留学中の一年にヨーロッパの三都市で映画上映イベントを行うこと。

結果的には、コペンハーゲン、パリ、ベルリンでイベントを行いました。私はパリのイベントの企画運営を担当し、その中で大小さまざまな挫折や成功を経験しました。
パリのイベントは日本食を取り入れたことで多くの人が来場し、満席御礼でイベントを終えました。

たくさんの人の協力のもとに成功したこの団体のプロジェクトをこれからも精力的に続けていきたいと思っています。

パリでのイベントのフライヤー

住まい探しは大変!

  • 住まい探し : シェアハウス

パリは狭い街の中に多くの人がひしめき合っています。
住宅不足は近年常に取り沙汰される問題で、かく言う私も家探しに苦労をしました。

方法はさまざまありますが、私がとった方法は以下の三つです。
1大学の学生寮に入る
2掲示板や不動産サイトで大家さんと個人でやりとりをする
3不動産エージェントに頼る

大学には学生寮がなく、2の方法を試してみたところ、怪しい詐欺まがいのことに巻き込まれました。
個人でのやり取りはお勧めしません。
最後に頼ったのは3の不動産エージェントです。
多少手数料を取られてしまいますが、確実です。日本語や英語で対応しているところもあるので、そちらで探してみるのが良いかと思われます。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は機会があれば行くべきだと思っています。
もちろん大変なことも多いですが、その分自分に返ってくるものも人一倍多いのが留学の醍醐味だと思います。

挑戦するのはもちろん大切ですが、健康と安全に気をつけて、無事に帰ってくることが一番です。