オーストラリア(メルボルン)
2024年2月
①オーストラリアの学生団体での活動
自分が所属していた団体のマネジメントの一番の特徴は、その明瞭さだと思います。ビデオを使ったトレーニングマニュアルや参加のプロセス、募集の方法などその全てがシステム化されており、具体的な数字を伴って表現されていました。自分は今まであらゆる側面において相手に対して漠然とした指示をしてしまいがちだったので、今後は自分の指示に対しても明瞭さを持たせていきたいと考えています。入った当初は自分の英語力はかなり低かったのですが、しっかり活動させてくれたのは他のメンバーの優しさと明瞭なシステムのおかげだと思うので、その双方に対して深く感謝しています。
2024年2月後半
②モナシュ大学でinbound studentとして留学
講義の内容とは外れますが、最も印象に残ったのは大学の学生に対するサポートの手厚さです。充実した施設やフリーフードなども含め、学生が快適に学業に集中できる環境が整っていると感じました。そのせいか、日本の大学よりも圧倒的に登校している学生の割合が高い気がします。特に、留学生に向けてのサポートは手厚く、留学生向けのソーシャライズイベントや情報提供イベント、就活イベントや相談室など枚挙にいとまがありません。モナシュ大学ではルーツをオーストラリア以外に持つ学生の割合が3割を超えるということですが、これらのサポートがその高い数字の一因になっていると考えられます。
2024年6月
③現地の留学生に就職活動についての聞き取り
寮には院の最終学年の留学生が数多く住んでいたため、彼らに就職活動についての聞き取りを行いました。結論としては、オーストラリアでも留学生がフルタイムの仕事を見つけることは決して簡単ではないということが分かりました。多くの院生が、自分の専攻分野に基づいて自分を雇ってくれそうな企業のインターンに応募し、その企業にそのまま就職していました。複数の学生が、選べるほど就職先の幅は広くないと述べていたことが印象的です。一時的に滞在していた香港人の家庭の30代の息子さんも、就職活動を6ヶ月以上続けているがいまだにフルタイムの仕事が見つからないと嘆いていました。政府や大学も少しずつ移民に対して厳しくなっていく方向性にあり、留学生の就職活動は今後も難しくなっていくと推測されます。