留学大図鑑 留学大図鑑

Fumi

出身・在学高校:
桜蔭高等学校
出身・在学校:
東京大学大学院
出身・在学学部学科:
理学系研究科 生物科学専攻
在籍企業・組織:


最終更新日:2024年12月02日 初回執筆日:2024年12月02日

最先端テクノロジー&科学技術社会論!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • University College London, Delft University of Technology
  • イギリス・オランダ
  • ロンドン・デルフト
留学期間:
12か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,850,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEFL iBT 106点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

独自の資源開発技術をオランダで研究し、社会への適切な応用についてイギリスで学びました。留学を決めた理由として、自分の大学院での研究内容を発展させつつ社会により良い形で繋げていきたいという動機がありました。そこで所属研究室の方からのご紹介もありオランダのデルフト工科大学において日本より発展した研究活動を行うとともに、科学、科学技術と社会との関係を論ずる科学技術社会論(STS)を学ぼうと決めてこの分野が盛んなイギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドンへ交換留学を行いました。
STSについては1年間現地の学生とともに授業を受け、授業単位をすべて取得しました。また、研究についても2ヶ月の努力の結果、教授からも認められ満足のいく成果が生まれました。

留学の動機

幼少期からの生物学への親しみや科学に基づいた社会貢献活動の経験から、科学と社会を繋げて得られる発展に長らく興味がありました。また、大学院での研究において用いている最先端テクノロジーが社会に与える影響や価値について考える必要がある!と研究の過程で気が付きました。そこで海外において日本より発展した研究成果を持つ研究室でインターンを行い、また科学技術社会論を学ぼうと決意しました。

成果

STSについては、1年間現地の学生とともにインタラクティブな授業を受けました。セミナーだけでなく講義でもディスカッションが盛んに行われ、STSの知識の吸収だけではなく早いスピードで英語を用いて議論する力を身につけました。また、授業単位はすべて取得しました。さらに、研究についても、2ヶ月の努力を重ねた結果、満足のいく成果が生まれたため帰国後に再開した研究の手法が改善されました。

ついた力

行動、挑戦、好奇心ベースでの生活力

自分の知らない世界に積極的に飛び込んで、その結果を踏まえて次の行動の選択に繋げる力を得ました。

今後の展望

短期的な展望と中長期的な展望についてそれぞれ記します。
短期的には留学中の成果を国内へ持ち帰り、研究を継続します。そして、修士論文の執筆・投稿へ繋げます。中長期的には、日本を豊かにするべく科学技術を正しく利用できるように企業・国家へ提案する立役者となりたいと考えています。シンクタンク職員、コンサルタント、研究者など多様な道が開かれていると推察しております。

留学スケジュール

2023年
9月~
2024年
6月

イギリス(ロンドン)

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンへ交換留学を行い、科学、科学技術と社会との関係を論ずる科学技術社会論(STS)を1年間現地の学生や他の留学生とともに学びレポートや試験を通じて単位を取得しました。授業のレベルは非常に高く、日々予習復習を長時間行っていました。またロンドンのど真ん中に学生寮や大学が位置しているので友人達と街の散策をしたり、空港へのアクセスも良かったので週末には時折ヨーロッパ旅行も楽しみました。都会での刺激的な生活とヘビーな授業によって時々疲弊もしましたが、学生のうちにできる楽しいことは学問の面でも余暇の面でもとことん行えたと考えており大変満足しています。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

夕方の通学路の写真です。美しい街並みに毎日心が躍りました。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2024年
7月~
2024年
9月

オランダ(デルフト)

まだまだ日本では研究人口が少ない分野に属する自分の大学院での研究内容を発展させたいという動機があり、所属研究室の方からのご紹介もありオランダのデルフト工科大学において2ヶ月の研究インターンシップを行いました。大学と締結した守秘義務があるため詳細は述べられませんが、研究室のPhDコースの先輩に指導していただきながら独自の目標をたて、2ヶ月試行錯誤を行なった結果最終発表にて教授からも素晴らしいとお褒めの言葉をいただけるほどには成果を残すことができました。また、デルフトという非常に小さく愛らしい街での生活は幸せ以外の何物でもありませんでした。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

家のそばの写真です。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

貴重な学びであったと今でも印象に残っているのは、イギリス南東部の小さな街、Whitstableでのホームステイ経験です。ロンドンの都会的な生活とは違い、地元の文化や人々との交流を通じて本当に温かい日常を体験することができました。
この経験を通じて感じたのは、「現地現物」で体験する大切さです。事前に調べた情報や想像よりも、実際にその場に行くことで得られる発見がどれほど多いかを実感しました。この気づきは、ロンドンでの生活やオランダでの研究でも同様で、現地に足を運ぶことの重要性を強く学びました。
これからも知りたいことや挑戦したいことがあれば、実際に現地に行って自分の目で確かめ体験していきたいと思います。

Whitstableの海岸は、カラフルな小屋で有名です。

Facebookコミュニティを活用。ただし詐欺には本当に気をつけて!

  • 住まい探し : シェアハウス

オランダは家が足りていないことで非常に有名です。かくいう私もオランダへの移動直前まで全く家が見つかりませんでした。最終的な手段としてAirbnbで連泊するのが安全ではありますが、費用が嵩むので、信頼できる相手から借りるのをお勧めします。特に夏期には人の移動が多く貸し出される部屋が増えるので、春のうちにFacebookコミュニティに入り、個人情報やお金を契約前に求めてこない相手であることを確認してから、慎重に契約することをお勧めします。

留学前にやっておけばよかったこと

英語のリスニングのトレーニングです。私はTOEFL iBTのリスニングがほぼ満点でしたが、それでも授業中のクラスメイトの速い英語の聞き取りや、日常会話でのスラングの聞き取りに苦労しました。Distinctionなどのカジュアルな表現を学べる教材や、YoutubeのVlogなどで学んでおけば良かったと後悔しております。

これから留学へ行く人へのメッセージ

どこへ行くにしても好奇心と挑戦する心があれば、思いもよらない出会いや面白さを発見できると思います。自分の可能性を信じて、日本では到底経験することのできないエキサイティングな生活に飛び込むのは一生の宝になると信じています!