留学大図鑑 留学大図鑑

木村泰朗

出身・在学高校:
秋田県立大館鳳鳴高校
出身・在学校:
新潟大学
出身・在学学部学科:
経済科学部総合経済学科
在籍企業・組織:
株式会社クイック

「社会教育」「探究学習」を学ぶために、オーストラリアで交換留学&教育ボランティアをしていました!教育留学やオーストラリア留学を考えている方、ぜひご相談ください!(特に社会教育系お待ちしています、、!!)
Instagramでは留学中に毎日記録した日記を公開しています。
留学後は社会教育、探究学習に加えて、人材業界についても学び続けているので、同じ想いを持つ方々、ご連絡お待ちしています!


最終更新日:2024年12月20日 初回執筆日:2024年12月20日

子供の「好き!」を追求する教育システム

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • シドニー工科大学,University of Technology Sydney
  • オーストラリア
  • シドニー
留学期間:
11ヶ月
総費用:
2,700,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 910,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<IELTS5.0> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS6.0>

留学内容

「地域で子供を育てる教育システムの構築」をテーマに、シドニー工科大学への交換留学と、小学生への社会教育サポートを行う組織Ardochでのボランティアを経験しました。オーストラリアでは子供たちの主体的な学習をサポートしようとするカリキュラムが組まれており、それに基づいて教育システムが構成されています。近年日本も探究学習等を取り入れ、主体性に重点をシフトさせていく中で、先進事例を現場で見て体感して学びたいという思いで留学を決意しました。シドニー工科大学では、オーストラリアの社会問題や文化を調査し、グループメンバーとディスカッション等を行って、学びを深めました。Ardochでは社会的に不利な立場にある小学生の識字率向上のサポートを行ったり、キャリアを考えるためのワークを行ったりしていました。さらに留学後半には現地の高校の授業を見学し、オーストラリア特有の“子供の個性を伸ばす教育”を体感し、日本の教育システムとの比較分析も行いました。現地の学校でのボランティアや見学を通じて、日本で行われている授業スタイルよりも、生徒自身に考えさせる時間、それを友達とブラッシュアップする時間が多く設けられていて、その結果生徒も主体的に探究学習に取り組めているように感じ、とても貴重な経験でした。

留学の動機

大学2年次に授業で社会教育プログラムに携わり、そこから「社会教育」「探究学習」についてより深く学びたいと感じ、その分野で先進的であるオーストラリアで学びたいという想いを強く抱きました。またインターンシップを通じて外国人学生と交流する中で、全く異なる文化の広がりに純粋にワクワクし、多文化が共存するオーストラリアで、自分の知らない世界に出会いたいと感じ、留学を志しました。

成果

子供達が自発的に問いを考え、友達と対話しながら自分の意見を作っていく様子を教育現場で見て学んだことで、授業の組み立て方や先生の指導法等、主体性に重きを置いているからこその対応が数多く見られ、どのようにして主体性を育てているのかのヒントを得られました。一方で日本と比較したときに、それぞれのシステムにメリット・デメリットがあることに気づき、日本の教育も同じく強みを持っていることも実感しました。

ついた力

飛び込む力

留学先の環境は、自分にとって全く新しく、自分で0から構築していく必要がありました。自分で動き出さないと何も始まらない環境において、「まずやってみる」の精神で何にでも飛び込んでみることを意識しました。行動してみると、意外とうまく行ったり、その場その場で対応していくことで物事が進んでいったりすることを経験し、興味のあることに自分からアクションを起こす大切さを実感し、一歩踏み出す力を身につけられました。

今後の展望

オーストラリアの生活で、子供だけでなく大人までも、楽しみワクワクしながら生きている様子に関心を抱き、これまでの探究学習に関する知見を生かして、まずは社会人に焦点を当てて「ワクワクしながら働ける人」を増やしていきたいと感じています。これから日本の教育を大きく変えていく”社会教育”にも興味を持ち続け、学び続けながら関わっていきたいと思います。

留学スケジュール

2023年
8月~
2024年
6月

オーストラリア(シドニー)

シドニー工科大学にてオーストラリアの文化や社会問題に関する授業を受講し、グループで解決策を提案しました。初めは英語力が足りず、授業内容がわからないままの時もありましたが、予習復習を欠かさず行なったり、先生に積極的に質問しにいったりすることで、英語力向上に繋げられました。また学校のmeet upイベントやサークル等にも積極的に参加し、世界中から集まった学生と交流を楽しめました。住居に関しても、シェアハウス⇨ホームステイ⇨1人暮らしと、さまざまな形態にチャレンジし、それぞれで友人を作ったり、オーストラリアの家庭を体感したりして、色々な経験ができました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

130,000 円

生活費:月額

30,000 円

ホームステイ先の家族
キャンパス内の庭でみんなでバレー
1年間お世話になった大学の教授
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

130,000 円

生活費:月額

30,000 円

2023年
11月~
2024年
6月

オーストラリア(シドニー)

小学生へ社会教育を提供するボランティア団体Ardochに、現地の教育システムを学ぶために受け入れていただきました。毎週火曜日13:00-15:00で活動し、小学生の識字率向上のためのサポートやキャリアサポート等を行いました。なかなか心を開いてくれない子供もいましたが、日本語を教えて楽しんでもらったり、一緒に遊んだりして、徐々に距離を近づけて最後にはお手紙をもらうまでの関係を築けました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

お世話になったボランティア先のメンバーの方々
ボランティア最終日に子供達からもらったお手紙とはちみつ
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

シドニーは多様性に溢れていて、毎月どこかの国のイベントが町中で行われていました。自分が一番好きだったのはHoli Festivalといってカラフルな粉をお互いに掛け合う祭りです!世界中の文化を休む暇なく味わうことができて、とてもエキサイティングな体験でした!

Holi Festivalでみんなカラフル
シドニーで1番の教会のクリスマスライトアップ

この国のことが、とても好きになった瞬間

みんな週末はビーチかブッシュウォーク。ゆったりリラックスして生きていて、毎日が本当に楽しそうだなって心から感じました。初めは「なんでそんなに毎週ビーチに行くんだろう」と思っていましたが、留学後半になると自分もビーチに通うようになっていました笑。

1番好きなbondi beach
ゴールドコーストのSurfers Paradise

日本と全く違う環境で大苦戦

  • 生活 : 病院

留学最後の1週間に謎の高熱にかかり、救急で病院に向かいました。しかし病院では3時間以上待たされるし、診察はたったの3分で薬も少ししかもらえず。。。両親、友人、留学中に加入していた日本の保険会社等にすぐに連絡して助けを求め、なんとか自力で薬をもらうことに成功し、回復することができました。留学中の病気は、とても不安で、病院に行っても日本のように丁寧に対応してもらえるとは限らないことを実感しました。どうしようもなくなった時にはすぐに信頼できる人たちを頼って助けを求める!これができたからこそ、なんとか回復できたなと強く感じています。

最高42℃までいきました

留学前にやっておけばよかったこと

自分は「社会教育を学びたいから留学行きたい!」と思ったのがきっかけだったので、元々自分が留学するなんて考えたこともなく、英語は大の苦手でした。留学序盤に英語力で苦戦してしまったのがもったいなかったなと感じています。もし時間があったなら、すらすら話せるとまではいかなくとも、留学に支障が出ない程度にまでは英語を鍛えていくと、存分に楽しめると思います!

これから留学へ行く人へのメッセージ

全く縁のない土地で0から全て構築していき、1年間学ぶという経験は本当に貴重で、自分を勇気づけてくれる思い出になりました。僕自身も留学前は自分の決断に自信が持てず、やりたいことはあるけど動き出せないような学生でした。しかし、留学を経て自分だからこその考え方や価値をさらけ出すと、周りも認めて受け入れてくれることを実感しました。自信が持てない人、一歩踏み出す勇気が持てない人にぜひ挑戦してもらいたいです!