留学内容
大学の交換プログラムを利用して、留学先大学の授業を履修した。国際関係学と政治哲学を中心に、色々な授業を取り学会にも参加した。
最終更新日:2017年03月06日 初回執筆日:2017年03月06日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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フランス語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル<仏検2級> | → | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル |
大学の交換プログラムを利用して、留学先大学の授業を履修した。国際関係学と政治哲学を中心に、色々な授業を取り学会にも参加した。
元々国内の人権保障に関心があり憲法を学んでいたが、次第に世界における人権保障がどのようになされているのかに興味を持つようになった。そんな中、国際人権法という領域に出会い、その奥にある人々が持つ価値規範とは何なのかということに関心が移り、政治哲学を学ぶようになった。EUは国境を跨いだ共同体であり、ストラスブールには欧州人権裁判所などがあったことから、国境を跨いだ正義概念を考えるために良いと思った。
大きな成果だったのは、やはり日本を離れてひたすら研究に没頭することが出来たことだった。授業でフランス語を使うことには相当なストレスがあったが、なんとか後期になる頃には授業で少しずつ理解が深まっていたのでフランス語が使えるようになったことも成果としてあげられると思う。また、少ないながらも海外で宗教や民族、国籍が違い友人を得られたことも大きな成果だった。
思考力
とにかく考え続けた一年間だった。そのテキストに何が書かれているのか、それが意味することは何か、そしてそれは自分の興味関心とどのように繋がっているのか。ひたすら思考に耽っていた。日本にいると友人がいたり、中々自分の世界に完全に閉じこもって考えを深めることは出来ないのだが、外国に身を置くことにより純粋にその時間に多くを割くことが出来た。
政治哲学や倫理学の思考を深めてきたことによって新たに生まれた問いと戦っていくこと。すなわち、科学と倫理の融合を目指していきたい。科学は人を分解して素粒子レベルにまで落とし込むことで理解しようとするが、倫理はそうではない。しかし、そうではないからといってこの2つをすっかり別のものとして扱ってよいのか。科学は人とどう向き合っていけるのか、そんなことを考えていく。
2014年
9月~
2015年
6月
大学の交換プログラムを利用して、留学先大学の授業を履修した。国際関係学と政治哲学を中心に、色々な授業を取り学会にも参加した。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
留学前に一番イヤだったことは、留学先では友達を作ろうとしないといけないことだった。よく聞く話だが、留学先で友達がたくさんできている人のFacebookの写真などを見るとなんだか気後れしていた。パーティのようなものが嫌いな自分にとっては、海外で友達を作るというのは相当に億劫なことだった。予感は的中した。留学が始まった当初、welcomeパーティのようなものが沢山開かれたのだが、全然友達が出来ない。日本人だというとワンピースやナルトの話をされるのだが、自分は哲学を研究しに来たのだからそういう話がしたいわけではなかった。そして最後には「よく考えたら日本にいたって友達は多くなかったのだし海外で無理をして作る必要もない」という答えにたどり着いた。結果として偶然仲良くなった社会心理学を専攻している人と友達になり意気投合、毎週末に同じカフェで同じ時間に同じ飲み物を飲みながら議論できる仲になった。世界に飛び出したからって友達が沢山できるわけではないが、気の合う友達は民族も宗教も国籍も越えて作ることができるんだなと思った。
よく、留学すると就職に不利と聞くが、これは嘘である。不利になるのは「何もしてこなかった人」であって、留学をしたからといって不利になることはない。ただし、「海外にいったけど、そこでは特に何もしてこなかった人」は不利になる。これは、不利になる人の条件を満たしているからだ。よって、留学は就活に有利に働くわけでもない。とにかく、留学先で、留学期間で、一体何をしたのかということだけが重要なのである。大体「就活で有利になるから留学にいく」というような動機で行っても仕方がない。やりたいことや行きたいところがあるなら留学したら良いだけであって、就活で有利になるためならインターンでもなんでもしたらよい。
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