留学大図鑑 留学大図鑑

Richika

出身・在学高校:
長崎県立佐世保西高等学校
出身・在学校:
大分県立看護科学大学
出身・在学学部学科:
看護学部看護学科
在籍企業・組織:

実践活動のみの留学、ロンドンでの家探し等について悩んでいる方はご相談ください!


最終更新日:2025年03月25日 初回執筆日:2025年03月25日

イギリスで学ぶ「心の健康回復」

留学テーマ・分野:
研究・フィールドワーク留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Camden & islington Recovery College
  • イギリス
  • ロンドン
留学期間:
6ヶ月
総費用:
1,600,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,310,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

イギリス発祥の地域プログラムであるリカバリーカレッジでの通学を通して、先進的なリカバリーの仕組みを学ぶ、ということを目的に、カレッジでの講座の受講をしながら、留学中に出会う精神保健に携わる方々にインタビューを実施しました。精神保健支援の中でも特に「ピア・サポート」というものに焦点を当て学びを進めました。日本ではまだまだ聞きなれない「ピア・サポート」ですが、イギリスではピア活動のためのカフェがあり、同居している方も週に一度、コミュニティセンターで行われる「介護者の会」というピア活動に参加しているとのことで、とても身近であることを学びました。

留学の動機

大学3年生の頃の精神領域の実習の際に、就労支援施設での実習を行いました。そこでは、一般就労を目標にしているものの中々結びつかない方々が多くいる現状を知りました。日本では、精神疾患に対する社会的偏見がまだまだ根深く残っており、病院への受診が遅れ、入院期間が長期化し、退院後も一般就労に至る過程が困難です。これらに対して問題意識を持ったことがきっかけで留学を決意しました。

成果

留学前は「英国の精神科支援は質が高く、日本は低い。英国のサービスをそのまま日本に導入できないか」と言う考えを持っていました。しかし、留学を通して、両国の精神保健支援の強みと課題を理解できたことによって、現在の日本において必要とされている支援は何かを明確に捉えられるようになりました。

ついた力

目的を持って取り組む力

留学前は、アルバイトを5個掛け持ちし、「立ち止まらず走り続ける」生活を送っていました。しかし、留学では自ら計画を立てる中で、「実施する目的」や「自分自身」について考える時間を持つことができました。その結果、一つ一つの行動に目的意識を持って取り組めるようになり、目的を持つことで退屈に思えることも意義深く、面白く感じられると気づきました。

今後の展望

留学を通じて、日本の精神保健を発展させるにはメンタルヘルス教育の推進が重要だと感じました。看護師として現場で経験を積みながら、精神保健の課題を理解し、教育の必要性を発信していきたいと考えています。特に、学校教育への導入や地域での啓発活動に関心があり、実践的な支援を通じて社会に貢献したいです。

留学スケジュール

2024年
8月~
2025年
1月

イギリス(ロンドン)

リカバリーカレッジにて、全6コースを修了しました。コースの内容は、ウォーキングやコンテンポラリーダンスなどの動きを活用して心をリラックスさせる方法を学ぶものから、ピアサポーターになるための傾聴、共感的な姿勢を示す方法などの実践的なスキルを学べるものまで様々でした。
語学力の面で苦労する場面は何度もありましたが、Free English Classに通学したり、同居している方に英語の質問会を開催してもらうなど語学力向上に励み続けた半年間でした。家は、ロッジングという「間借り」のような形式で、ホストファミリーとは異なるものだったのですが、家族のように接していただいて、クリスマスには親戚のお家に招いていただき、最高のイベントになりました!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

800,000 円

生活費:月額

600,000 円

伝統的なクリスマスパーティーに参加させていただきました!
クリスマスの伝統料理
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

800,000 円

生活費:月額

600,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

トビタテの事前研修会で、自分の夢をプレゼンする機会がありました。その際にお話ししたWHOで働く方に、留学中に実際にお会いすることができました!2泊3日の間、WHO内を案内していただいただけでなく、ジュネーブ市内も案内してくださり、最後は空港まで見送りに来てくださいました。来日される際には、今度は私がおもてなしをしたいです!

WHOで撮影していただきました

ロンドンの家探し

  • 住まい探し : シェアハウス

半年間で2回の家探しを経験したのですが、予算も含めて本当に困難でした。「Spare room」と「mixB」を主に活用したのですが、Spare roomは課金することをお勧めします。また、Spare roomでは自分の広告を掲載するのが一般的ですが、「日本人」、「部屋は綺麗に使います」等を強みとして記載することがとても効果的であると感じました。さらに、予算交渉は必ず行うべきです。どうしても予算に合う家が見つからない場合、「週に1度掃除機をかけるので、家賃を少し下げていただけないでしょうか」など自分ができる範囲での家事を提案する交渉は有効かと思います。

留学を勧める・勧めない理由

「やらない後悔よりやる後悔」という言葉がありますが、やらないで後悔することはあると思うのですが、やった後に後悔することは、ないかなと思っています。留学は孤独を感じることや、様々な試練が訪れることもありますが、それ以上に大きな学びや価値観の変化が生まれるものです。少しでも留学に興味がある方にはぜひ挑戦していただきたいです!

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学中、様々な困難に出会う場面もあるかと思いますが、全てが成長につながると思います!応援しています!何か困ったことがあれば、ご連絡ください!