留学内容
当初の目的は将来の研究活動のため学んできたことを別の視点から考え、異なる考え方に触れ、研究活動について話し合う友人を作ることでしたが生涯にわたって付き合える友人は出来ましたが研究について話し合える友人は出来ませんでした。蝶の羽ばたきの振動を解析する研究に挑戦しましたがが9か月という期間は短すぎました。自然保護のボランティア活動や野鳥観察会にも参加し親交を深めました。
最終更新日:2025年07月29日 初回執筆日:2025年07月29日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
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英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<IELTS 6.5> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
当初の目的は将来の研究活動のため学んできたことを別の視点から考え、異なる考え方に触れ、研究活動について話し合う友人を作ることでしたが生涯にわたって付き合える友人は出来ましたが研究について話し合える友人は出来ませんでした。蝶の羽ばたきの振動を解析する研究に挑戦しましたがが9か月という期間は短すぎました。自然保護のボランティア活動や野鳥観察会にも参加し親交を深めました。
京都大学では早い段階で留学し、違った視点からものを見ることを勧めています。ぼく自身も数理生物学の分野で世界で活躍するには海外経験は必須だと思っていました。ただ留学は円安もあり費用がかかるのでぼくの家庭では難しいと思っていましたが大学に交換留学のプログラムがあったので留学を考えました。イギリスに高校時代に知り合った友人がおり、再開を約束していたから。
日本では自分から教授にアポイントを取ったりすることはなかったのですが、メールでやり取りし、自分から研究テーマについてアピールする経験ができたことは自分自身の大きな成果だと思います。またフラットメイト同士がとても仲が良く、毎晩共用スペースで話したり、遊んだりしたことは自信の語学力アップのためにもなり、また何かの機会に再開できる友人ができたことは幸せなことだと思っています。
行動力
日本では与えられるテーマをこなしているだけでしたが、エジンバラでは自分からアポイントを取らなければ教授にもあってもらえないし、観察会やボランティア活動にも参加することもできません。自ら行動する力が付いたと思います。
まず、ぼくは卒業学年のため帰国後すぐに研究室に復帰しています。このまま大学院入試を受け、京都大学でしばらく研究活動を続け、大学院在学中に再び留学の機会を得たいと思っています。今後も研究活動を継続し、数理生物学を牽引していくような研究者となりたいと思っています。
2024年
9月~
2025年
5月
学んできたことを別の視点から分析することでした。実際には9か月間で物理や天文の授業を取り、60単位取得しました。やはり英語での表現に苦労した部分もありますが自分で満足のいく成績だったと思います。ぼくは日本で数理生物学の研究室に属しており、実験や観察データから情報を多く引き出すため、逆問題に帰結できないかと考えています。エジンバラ大学は数学、生物の両方が盛んであるため、先生と直接アポイントを取りたかったのですが、なかなかその研究のアドバイスを頂ける先生に出会えませんでした。。最終的には直接、ぼくの専攻分野に詳しい先生に連絡を取ることができ、蝶の羽ばたきの周期性について調べていたのですが、先生が途中で長期出張されてしまったので途中で終わってしまいました。先生と連絡で来てから5か月では形にすることは難しかったです。帰国してからも継続予定です。
アンバサダー活動としては日本で盆略手前を習ってまずはのフラットメイトにふるまってみたのですが手順が難しく、あまり評判は良くありませんでした。野鳥の観察会のメンバーにも紹介しましたが反応は良くなかったです。日本の遊びについてはかるたや双六など準備していきましたが大学生に一番人気があったのは花札でした。フラットメイトはその後、ネットで購入し、友人から友人へとちょっとしたブームになりました。札の柄もきれいでゲームとしても楽しいと好評でした。ぼくのフラットは非常に仲が良く、毎晩共用スペースに集まって過ごしました。日本文化の普及に努められたかどうかは分かりませんが少なくともお互いの価値観について話し合うことは出来ました。大学から斡旋された寮だったのですがイギリス、フランス、ドイツ、日本(ぼく)人の計8名でした。生活習慣や宗教の大きく異なる構成になっていなかったので大学で振り分けているのだと感じました。
また、環境保全活動の一環として蝶の保護のための卵の数の調査や小さな木のヒコバエの除去活動にも参加しましたが日本と同じく、7割方高齢者でした。
バードウオッチングサークルに参加し、2週間に一度近くの公園や遠征に出かけてエジンバラの固有種も観察しました。ぼくが羽を拾っていたら変な目で見られましたが生態を知るのに必要なものだと思っています。
ロンドンにも訪れ、念願の自然史博物館にも行きました。高校時代に日本でのサマープログラムで知り合った友人にも再開し、親交を深めました。エジンバラにも会いに来てくれたことがうれしかったです。
もっと研究活動もしたかったのですが最初の4か月はは環境や生活に慣れるのに時間がかかり、十分とは言えませんでした。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 1,250,000 円 |
生活費:月額 360,000 円 |
項目:ビザ、保険、輸送費、旅費、課外活動、娯楽 1,261,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 1,250,000 円 |
生活費:月額 360,000 円 |
項目:ビザ、保険、輸送費、旅費、課外活動、娯楽 1,261,000 円 |
海外での生活は日本での生活と異なるものでした。日本でも一人暮らしをした期間はありますがすぐに頼れる家族が側におり、いかに自分が守られていたか感じました。まず、行きの飛行機が大幅に遅れ、トランジットでヘルシンキにおいていかれてしまいました。小学校以来の海外でしかも一人、半分パニックになりながらもしばらく経ってからメールでの案内に従って別の飛行機でなんとかたどり着くことができました。エコノミーの客はおいていかれるということを肌で感じました。
フラットでの生活は得難いものでした。今回、バス、キッチン共有する寮を選んだのは部屋に閉じこもらず、交流したいと思ったからですが、ぼくの滞在した寮は仲が良く、自然と共有スペースに集まって過ごす感じで交流のでき、語学力のアップにもつながりました。また、バードウォッチングサークルに所属し、ライチョウやカツオドリなど見に行きました。海外にも同じ趣味の友人がいて良かったです。羽根を拾っていたら変な目で見られましたが・・・。
ぼくは卒業学年での出発でしたので卒業自体が一年遅れました。そのことは当初の計画通りだったのですが帰国が5月の末であったことと院試が8月にあることから事前選考が留学期間中であったり、帰国後すぐに願書提出しなければいけなかったりとバタバタしてしまいました。志望する分野の事前選考は4月に発表されていましたが新しい分野だったため、見落としており、危うく出願できなくなる所でした。また院試の募集要項も毎年更新されるため、うっかり見落としていた部分もあります。海外にいると日本での生活が見えにくくなってしまいますが卒業学年に帰国し、進学する人は自分の所属する大学、学部のホームページをこまめにチェックした方がいいと思います。また、卒業学年の人は帰国後すぐに所属する研究室に戻らねばならないため、帰国後ゆっくりする時間はないと思います。ぼくは帰国して3日後には研究室のセミナーに参加しています。ゆっくりしたかったら二回生からの留学をお勧めしますが、逆に日本の大学に馴染めないまま出発することになるのでぼくはこれでよかったと思います。ばたばたしましたが何とか間に合ったのでよしとします。
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