留学内容
この留学のテーマは[”観光立国日本””多文化共生国家日本”の実現に向けて]。大学では宗教に関する講義や多民族国家であるマレーシアの歴史に関する講義、宗教が経済や政治に及ぼす影響について考える講義に参加した。フィールドワークではマレーシアのホテルやホステルなどを訪れて様々な文化的背景を持つ観光客に対してどのような対応を行っているかを調査し、何が快適な宿泊環境を作っているのかについて宿泊客にインタビューした。最後の1か月で実施したインターンではそれまでの留学を通じての1つの結論として宗教制約の多いムスリムへの対応が充実しているために様々な文化的背景を持った人にも柔軟に対応をとることができていることがわかった。そこでIslamic Tourism Centreにて、宗教制約の多いムスリム観光客を受け入れるために国としてどのような施策を検討、実施しているのか、それを日本にどのようにすれば導入または応用できるかについて考えた。結果的に日本は圧倒的に異文化理解、異文化を敬う心掛けが足りていないこと、日本の常識で海外観光客に対応していることが問題点としてでてきた。東京オリンピックがこれに対応していくための大きなチャンスだと私は考えている。