留学内容
都市化による問題に対し、分野横断的な環境という視点、その中でも教育という観点から解決の方法を探ることがテーマでした。ボゴール農科大学の教授をスーパーバイザーとして、大学発祥のコンソーシアムP4Wに所属してフィールドワークと活動の視察を行ないました。ゴミの不法投棄が問題となっている観光地の村々に行き、村人に状況をきいたりゴミ拾いに参加したりしながら状況を把握しました。問題の村がジャカルタへと続く川の上流だったため、下流のジャカルタ特別州の島にも行き、全体像をつかみました。コミュニティ内の問題を環境教育の面から考え、11月末には現地の小学校で六年生を対象にゴミ分別のレクチャーを行いました。自分で村や小学校との連絡をとり、授業内容やテキストは聞いたことや経験を元に自分で考え自作しました。教師からは子供達が改めてゴミ問題に取り組む良い機会になったと言っていただけました。P4Wは他にもいくつかフィールドを持っており、コーヒープランテーションを手がける村への視察に同行したり会議に参加したりしました。現地では会議で地方自治体や中央省庁の職員の前で自身の活動について発表する機会をいただいきました。帰国後、留学の研究内容をレポートにまとめ、教授及びP4Wの研究者に送付しました。現地では、常に現地の人の価値観や行動様式・習慣を意識し、現地語だけでなく体や感覚全てを使って現地に溶け込むよう努力しました。