留学大図鑑 留学大図鑑

真由美

出身・在学高校:
清泉女学院高等学校
出身・在学校:
上智大学
出身・在学学部学科:
外国語学部英語学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2017年08月15日 初回執筆日:2017年08月15日

本場イギリスで考える日本の演劇の将来

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • エディンバラ大学
  • イギリス
  • エディンバラ
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,800,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

演劇の本場イギリスでシェイクスピア劇を研究することで、同時代に生まれた歌舞伎を中心とする日本の演劇を発展させたい!という目標を持って留学した。そのため、英文学・英国演劇研究で権威のエディンバラ大学に交換留学し、単位を取得しながら人文科学系の授業で幅広い知識を得た。同時に、現地の演劇業界の現状を知るため、世界的演劇祭であるエディンバラ祭りに参加し客層や公演内容を調査、英国演劇が商業的に成功している秘訣を探った。結果、イギリスにおける演劇のあり方が日本と大きく異なることを発見した。

留学の動機

語学力(英語力)を伸ばしたい、また、精神的に今より自立したいなどの動機はあったものの、もっとも大きな要因は、演劇の本場イギリスでシェイクスピアを学びたいという目標を達成するためであった。また、英文学・英国演劇研究で世界的に有名なエディンバラ大学で現地の学生と切磋琢磨しながら自分の力を伸ばしたいと思った。

成果

英国演劇・英文学の知識が深くなり、専門科目のディスカッションにも参加できるようになった。そして、地道な実地調査により英国演劇の現状が分かった。
また、自分の考えを物怖じせず、英語で伝えられるようになった。日本と違い、自分から助けを求めないと気づいてくれる人がいないため、わからない時ははっきりわからないと言うようにもなった。

ついた力

発信力

日本文化に関するイベントをやる際など、自分から発信、企画、宣伝などを考えて動く力がついた。また、どのような内容にしたら来場してくれた人が満足するだろうと他者の目線で考える姿勢も身についた。

今後の展望

自分の英国演劇・英文学の知識は留学前よりは深くなったものの、より突き詰めたいという思いが生じた。
進みたい道としては、留学で得た知識、商業演劇発展のためのヒントを生かし日本の演劇業界に貢献できるような方向に向かっていきたい。

留学スケジュール

2016年
9月~
2017年
5月

イギリス(エディンバラ)

研究活動として、エディンバラ大学で英文学講義、特にシェイクスピアの高学年向け専門科目を受講。単位取得をしつつ、帰国後の卒業論文のテーマ決め、制作準備を行った。
また、現地での実践活動として書道ボランティア、日本語クラスのTA、大学 のSOCIETYのイベントで伝統文化コーナーを運営するなどの活動を実施。日本の文化を外から分析、発信する貴重な経験をした。
10ヶ月間通じて大学の寮で生活、フラットメイトは全員イギリス人で、初めは彼らの英語や文化的価値観の差、生活スタイルの違いに戸惑うこともあった。しかし、徐々に異文化を理解し、お互いに自己開示をして歩み寄れるようになった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

伝統文化コーナーにてお茶をお出ししている様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

シェイクスピア研究家でありエディンバラ大学教授のデイビット先生です。
先生は、クラスでたった一人のアジア人である私を、「留学生だから」と甘やかすことなく他の優秀な現地学生と対等に指導、評価してくれました。そんな先生には正直に、「レポートの内容に自信が持てない」と伝えると、「君はいつもきちんとしたエッセイを書いているから大丈夫。もしわからないことがあればいつでも来て。ウェルカムだ!」と励まし応援してくれました。その結果、最終エッセイではクラスメイトと同じレベルの評価をもらえるまでになれた時は本当に、「私でも彼らと戦えるんだ。」と自信を持てるようになりました。

留学先の街・エディンバラ

英語の壁は数をこなして乗り切る!

  • 語学力 : 英語

留学前の私は英語力の足りなさを、自分が旅行以外で海外経験のない、いわゆる「純ジャパ」であることを言い訳にしていた。しかし、いざエディンバラに行けば誰もそんなことは知らないし、伝えたところで容赦してくれることはない。言いたいことを思うように伝えられないもどかしさを抱えつつも、とにかく会話の数をこなして、自分から話すことを心がけた。すると2−3ヶ月で少しずつ英語での会話スタイルに慣れ、授業でも発言できる回数が増えてきた。そこからは、「次の授業では何を言おうか?」と考え準備したり、自分の悩みなども相談できる友人もできるようになって、話すことが楽しいと思う時間が増えた。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は、楽しいことばかりではありません。今まで経験したことのないような挫折を味わうこともあります。
でも、その挫折は絶対に自分の糧となり、成長できるチャンスをくれました。辛い時は、同じような経験・思いをした人たちが今までにたくさんいるということを思い出して頑張ってください!