留学大図鑑 留学大図鑑

風季

出身・在学高校:
広島県立安芸府中高等学校
出身・在学校:
小井手ファッションビューティ専門学校
出身・在学学部学科:
トータルファッションコース
在籍企業・組織:

専門学校でファッションデザイン分野を勉強しています。


最終更新日:2017年08月15日 初回執筆日:2017年08月15日

着物を普段着の選択肢の一つに

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • セントラル・セント・マーチンズ(ファッションデザイン)
  • ベトナム・イギリス
  • ロンドン・ホーチミン
留学期間:
7か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,700,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私の目標は、例えば「今日は映画館デートだから着物にしよう」というように、普段着の一選択肢として和服があるような人を増やし、それを世の中の"ふつう"に出来るようなお店をつくることです。すでに日本で3年半ファッションについて学んでいますが、海外視点でのデザイニング方法を知りたいと思い、
ロンドンの名門ファッション大学"セントラル・セント・マーチンズ"でファッションデザインを学びました。
更に、服飾生産工場を視察するため、ベトナムのホーチミンに1ヶ月滞在しました。

留学の動機

将来の目標を達成するため、新しいものに寛容で、流行の発信地であるロンドンへ。ロンドンには18歳のころ一度行き、その時に次は学生のうちに長く滞在しようと決めていました。他のヨーロッパの都市より雰囲気が好きで、英語圏ということも理由の一つでした。
さらに自分の店をつくる上で、東南アジアにおける服飾生産工場の視察は必要なことだと思ったので、今世界中のアパレル企業が工場を置いているベトナムを選びました。

成果

世界最高のファッション大学でデザインの方法を学べたことは、自分にとってすごく有益だったと思います。周りのレベルの高さに圧倒され悩んだこともありましたが、考える暇もなく与えられる課題をこなすうち、一皮剥けた気がします。
私は「センスは経験に基づく」と思っています。ロンドンや東南アジアに住んだこと、人との出会いや失敗したことなど全て自分のセンスを磨く材料にできたと思います。

ついた力

発想、受容、会話、忍耐力

発想力・・・今までに無かった考え方ができるようになったので、デザインの幅が広がった
受容力・・・文化や思想の違う人の意見を受け入れ、それを自分の中で消化できるようになった
会話力・・・初対面の人と会う機会がすごく多かったので慣れた
スルー力・・・思い通りにならないことや、どうしようもないことを流せるようになった

今後の展望

忙しい日本の企業で働いてみたいと思っています。経験を積みながら働いて、その間に服を少しずつ作って売ります。10年ほど日本で働いてから、ロンドンに移住します。和服と洋服を私のテイストで作って、手に取った人が自由な着こなしをできるような商品とスタイリングを提案します。

留学スケジュール

2016年
10月~
2017年
4月

イギリス(ロンドン)

渡英してから最初の2か月弱は、英語を思い出すために語学学校に通いました。ここでの大幅な英語力の上昇はありませんでしたが、学校が主催するパーティ等で友達ができたので良かったです。語学学校が終了してから、UAL(University Arts of London)のショートコースを取りました。特に世界一位のファッション大学、セントラル・セント・マーチンズで受講したファッションデザイン技法のクラスには、既にファッション業界で働いている生徒も多くいて、学ぶものの多い数か月でした。英語力に関しても、この時周りがネイティブかそれと同等のレベルだったので、つられてプレゼンテーション力などもついたと思います。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

ロンドンには様々なマーケットがあります
外食費が高いので、普段は自炊をしていました
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

2017年
4月~
2017年
5月

ベトナム(ホーチミン)

数社の服飾品生産ラインを見せてもらったり、話を伺ったりしました。
少し前までは、服飾生産工場は中国に集まっていましたが、近年中国での人件費などが高騰してきたようで、現在は東南アジアに移り変わってきています。東南アジアでは、道端においてあるミシンで作業する人もよく見かけました。私の留学期間が当初よりも大幅に短くなってしまったため、工場や会社へのアポイントは現地で直接行いました。ベトナムビザ延長のため訪れたカンボジアにも小さな縫製工場がたくさんあり、今ベトナムからメイドインカンボジアに移行しつつあることも知りました。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

バイク大国!道を渡るにはコツと度胸が必要です
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

日本のことが、とても好きになった瞬間

スーパーや和食チェーン店などで、わけのわからない「日本食」を見つけた時。

和食チェーン「wasabi」の個包装のお寿司。味はまあまあ
スーパーで発見。嘘だろという気持ち

海外で使う携帯

  • 生活 : 携帯

私は今まで、海外用のsimフリー携帯を持ったことや、日本で携帯の海外プランを契約していったことはありません。今回の7か月にわたる留学でも、simロックされているiPhoneをずっと機内モードにして、wi-fiだけで過ごしていました。今までヨーロッパやアジア中心に20か国行きましたが、どこでも都市部にはwi-fiがありました。もともと私がそんなに携帯を触るタイプじゃないのもありましたが、寮やホステル、街のカフェなどで繋げられれば十分、という人にはそれでもいいかと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

海外に留学すると、非日常がどんどん日常になっていきます。長期留学の場合は中だるみしてしまいがちですが、留学中は部屋に引きこもっている時間にもお金が発生しています。授業を少々さぼったとしても、外に出れば部屋にいるよりは何か学べることがあるかもしれません。留学では、能動的に行動を起こすことが何より大事なんじゃないかと思います。