留学大図鑑 留学大図鑑

ジョンソン

出身・在学高校:
大分県立大分上野ヶ丘高校
出身・在学校:
九州大学院
出身・在学学部学科:
システム情報科学府
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年06月10日 初回執筆日:2020年06月10日

プラズマでイノベーションリーダーに

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Ecole Polytechnique
  • フランス
  • パリ近郊
留学期間:
12か月
総費用:
1,500,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

留学先では主に産業用プラズマの発生方法と制御方法についての研究を行った。まずプラズマのマッチング回路について議論し、その回路をVNAというソフトを用いシミュレーションを行い、正確性を測るとともに適切なコイルやコンデンサの値を調べた。コイルやコンデンサは学校に付属しているベンチャー企業に研究内容を説明し借りていた。シミュレーション結果について議論を重ね、うまくいくと実際にプラズマをつけた。その後別のプラズマに対して新しい回路を議論し、シミュレーションを行った。
また、留学期間中にドイツおよびスロバキアで開催された国際学会へ参加した。発表は英語で行い、1つはポスター、1つは口頭であった。学会では最先端のプラズマ技術について意見交換し、またその関係者とのネットワークを構築することができ大変有意義であった。同時に海外の学生の英語力の高さを痛感しもっと頑張らねばと強く思った。 
学校内でのプラズマ関連のポスター発表会への参加も行い、研究室内の人たちと研究内容を共有した。定期的に行われるターブルジャポネという日本文化に興味のある人が集まるイベント等に毎月参加し日本の話をするなど日本を発信しつつ、現地の友達を増やした。研究活動は英語で行っていたが、フランス語の勉強も同時に進め、フランス語の授業を受講し、フランス語力を高めた。

留学の動機

大学3年の時のアメリカシリコンヴァレーへの1カ月強の短期留学を通して、異文化と触れ合うことの楽しさを知り、また多くの起業家などから話を聞き、世界で活躍しイノベーションを起こせる人材になりたいと思った。同時に英語の重要性を知った。帰国後少し経ち、日本での生活の刺激に物足りなさを覚え、新しい文化に触れ英語を鍛えたいと思うようになり、留学を決意した。研究室の教授に協力していただき行き先を決定した。

成果

英語を用いて研究活動を行った。ミーティングではなれない英語ということもあり初期はついていけず、理解すらできない状態であったが、毎回のミーティングで理解しようと、意見を出そうと強く意識することによって、だんだんと追いつけるようになった。行き詰った時はミーティングを自主的に行い、相談した。その結果マッチング回路を新たに作成することができ、目標であった高調波によるプラズマを作ることに成功した。

ついた力

サバイバル力

フランスでの長期滞在時には移民局で到着後3カ月以内にビザの更新を行わなければならない。まず資料を提出し招待状を待つのだが、3カ月たっても招待状が来なかったため片道電車とバスで2時間かけて移民局に出向き、慣れない言語で大丈夫なのかどうなのかと聞きに行った。しかし最初は突き返され結局4度移民局を訪れることになったが、そういったことに踏み入れて乗り越えるサバイバル力はついたと感じる。

今後の展望

今後はメーカの企業に就職し、世界で活躍できるようなイノベータになり、日本だけでなく世界中の人々の暮らしを豊かにできるようなものを作り上げていきたい。

留学スケジュール

2016年
7月~
2017年
6月

フランス(パレゾー)

留学先では主に産業用プラズマの発生方法と制御方法についての研究を行った。まずプラズマのマッチング回路について議論し、その回路をVNAというソフトを用いシミュレーションを行い、正確性を測るとともに適切なコイルやコンデンサの値を調べた。コイルやコンデンサは学校に付属しているベンチャー企業に研究内容を説明し借りていた。シミュレーション結果について議論を重ね、うまくいくと実際にプラズマをつけた。その後別のプラズマに対して新しい回路を議論し、シミュレーションを行った。
また、留学期間中にドイツおよびスロバキアで開催された国際学会へ参加した。発表は英語で行い、1つはポスター、1つは口頭であった。学会では最先端のプラズマ技術について意見交換し、またその関係者とのネットワークを構築することができ大変有意義であった。同時に海外の学生の英語力の高さを痛感しもっと頑張らねばと強く思った。 

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

研究室の友達とランチの後のコーヒータイム
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

最初にできた友達で休日には車でいろいろなところに連れて行ってくれたりフランス料理を紹介してくれたりした。日本のことが好きな現地の学生で、将来は日本で働きたいといっている程。柔道を習っており自分より詳しいため、むしろ教えてもらっていた。また将来日本で会おうと約束しているので会うのがとても楽しみである。

フランス滞在中一番仲良くしてもらった友達

語学教室を有効活用する

  • 語学力 : その他の言語

自分は英語で研究するために留学を行うつもりだったので現地のフランス語をあまり勉強せずに行った。行ってみるとわかるが、やはり現地の言葉を話せないとまず生活ができない。そのため独学でやっていたが、効率が良くなかった。そこで知人に語学教室を紹介してもらい、週3でいくようにした。そこには世界各国の人がいてフランス語を学んでおり、楽しく学ぶことができた。またいろんな国の文化を同時に学ぶことができた。その国の文化などを学ぶ上で言語は重要だと思ったので、いくら留学の目標ではないからといっても頑張って学ぶべきだと感じた。

フランス語会話教室の先生と一緒に

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行くというのは自分には大きな壁がありました。でも実際行ってみると思っていたよりうまくいったり、とても楽しいことがあったりと想像していたよりも良いものでした。正直留学していて嫌になることもありましたが、過去3度の留学で帰ってきて思ったことは「行ってよかった」です。留学に行ってマイナスなことは何もないと思うので、自信をもって異国の地へ行って色々な経験をして欲しいです。