留学内容
留学先では主に産業用プラズマの発生方法と制御方法についての研究を行った。まずプラズマのマッチング回路について議論し、その回路をVNAというソフトを用いシミュレーションを行い、正確性を測るとともに適切なコイルやコンデンサの値を調べた。コイルやコンデンサは学校に付属しているベンチャー企業に研究内容を説明し借りていた。シミュレーション結果について議論を重ね、うまくいくと実際にプラズマをつけた。その後別のプラズマに対して新しい回路を議論し、シミュレーションを行った。
また、留学期間中にドイツおよびスロバキアで開催された国際学会へ参加した。発表は英語で行い、1つはポスター、1つは口頭であった。学会では最先端のプラズマ技術について意見交換し、またその関係者とのネットワークを構築することができ大変有意義であった。同時に海外の学生の英語力の高さを痛感しもっと頑張らねばと強く思った。
学校内でのプラズマ関連のポスター発表会への参加も行い、研究室内の人たちと研究内容を共有した。定期的に行われるターブルジャポネという日本文化に興味のある人が集まるイベント等に毎月参加し日本の話をするなど日本を発信しつつ、現地の友達を増やした。研究活動は英語で行っていたが、フランス語の勉強も同時に進め、フランス語の授業を受講し、フランス語力を高めた。