留学内容
筑波大学とのジョイントラボ(共同研究機関)であるINRAへ3か月の研究留学。以前にもINRAの同じ研究室へ2度、合計4ヶ月の研究留学をしていたため今回が3度目の訪問でした。過去2度の訪問で実験を終えることができていなかったため、以前の続きを行いました。
この研究でトマトの実のなる仕組みを詳細に解明し、効率よく安定的かつ安易に育つトマト品種作出が最終目標です。
フランスボルドーにあるINRAでは、酵素学的解析を網羅的に行うことができるプラットフォームが整備されており、複数のロボットや独自のデータベースを使用し、速く正確に主要な代謝に関する複数の酵素活性の定量が可能です。これにより、トマト果実発達初期における果実内の詳細な変化を調べることができました。
日本からトマトの実験用サンプルを送り、現地でプラットフォームを利用させてもらうことで、日本ではできない実験を実施しました。今後、私以外の人が訪問することになった場合に備え、実験方法を日本語でまとめることも今回の目的の一つでした。