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Koki Inadome

出身・在学高校:
市川高校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年02月19日 初回執筆日:2018年02月19日

ボランティアでみる将来の夢

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Projects Abroad
  • ベリーズ
留学期間:
1か月
総費用:
1,190,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 240,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

ベリーズにある小さな島サンペドロにて、約1ヶ月間健康に対する意識改革を目的としたプロジェクトを行ってきました。留学テーマは、「社会貢献の在り方について自分なりの考えを持つこと」と設定していて、将来医療の道に進みたいとも考えているので、世界各国から医師志望の若者が多く集まりながらも、自分の英語力で活動が行えそうなプランを選びました。とは言っても、予想以上に専門的な活動が多く、いい意味でとてもハードな1ヶ月を過ごせました。ボランティアに対する満足度調査を行ったり、実際に働く医師の方と2人で話すこともでき、社会貢献だけでなく、「医師」という仕事についても深く考えることができました。

留学の動機

高校生になり、自分は医者に向いているのだろうか。と考え込むことが増えていました。そんな中、唯一決まっていたのは「世界を舞台に、目に見える社会貢献をすること」 そこで、日本から飛び出し、発展途上国に自らの身を置くことで、実践的な経験を得るとともに、医師になるうえで何が大切なのかを自分の目で見て考えたい!と思ったのが最初の動機です。ベリーズを選んだのは、自分の知らない国に行きたかったからです。

成果

現地の人に対して行った満足度調査した結果、意外にも自分たちの活動をあまりよく思っていない人が多くいることが分かりました。それを踏まえ、仲良くなった現地の人の意見も取り入れながら、一方的に知識をレクチャーする形ではなく、現地の方と一緒に活動を行う参加型のイベントを企画・実施することができ、他の活動に比べ高い満足度を得ることができました。満足度調査は今後も実施していただけるようです。

ついた力

這い上がる力

正直、最初の方は地獄でした。英語ができること前提で進む活動、自分が理解できていないことを現地の人にレクチャーするという矛盾、メンバーから避けられている気さえしていました。それでも、毎晩プロジェクトブックを持ち帰って必死に勉強したり、自分にもできる簡単な作業を率先して行ったりを繰り返し、なんとか這い上がりました。「行動でパッションを伝える」という最強のスキルを手に入れることができたと思っています!

今後の展望

実際にボランティア活動を行ってみると、村や集落という小さなスケールでみても、それぞれのニーズにあう活動は全く異なるもので、医療という面だけでなくもっと多角的なアプローチ方法に触れる必要があると思いました。そのために、医療に限らない様々な角度からの支援ボランティアに参加しつつ、医師という仕事について今一度考えを深めるため、大学病院が行っている高校生インターンシップに挑戦するつもりです。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
8月

ベリーズ(サンペドロ)

ベリーズ全域で深刻な問題となっている糖尿病の予防イベントと、モバイルクリニックを週2回ずつ開催するというのが主な活動でした。毎週金曜日は、現地医療施設の手伝いや医学療法についてのワークショップなど、より専門的な活動を行うこともでき、医療面での活動も非常に充実していました。夜は自由行動の日もあったので、近くのスポーツイベントに参加してみたり、ダンスパーティーのようなものに行ってみたりと、現地の人々と色んな形でコミュニケーションをとることができました。
小さな島だったので、少し外を歩けば知り合いに会える、という経験もできて小さな島特有のコミュニティに自分も入ることができたような気がしてとても嬉しかったです。仲良くなった男の子に「来年も来るよね?」と聞かれた時は、とても辛くなりました。もっと成長した姿で、もう一度現地でお世話になった方々にお礼を言いに行きたいです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

一緒に活動を行った仲間と!
Mobile Clinic の様子
自分で企画した参加型イベントの様子
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

現地で得た数えきれないほどの経験・学び・疑問を抱えて帰国した中、帰国して一番最初に抱いた感情は、ただただダビに会いたい!!ということだけでした。
ダビは、僕が一番最初に仲良くなったホームステイ先の近所に住む男の子で、初めて会った時から、スペイン語しか話せないのにも関わらず、ただでさえ酷い自分の英語を頑張って理解しようとしてくれました。(ベリーズの公用語は英語が基本ですが、地域によってはスペイン語しか話せないという人も多くいます)当時自分が他のボランティアメンバーとのコミュニケーションに苦戦していたということもあり、言語の壁にぶちあたった瞬間でもありました。ただ、毎日活動が終わった後に彼とサッカーをしたり、一緒に近所を散歩したりするうちに、「言語の壁って小さいじゃん」と心から思えるようになりました。
ダビは僕に”笑い”というコミュニケーションツールを伝授してくれた恩師です!

恩師ダビ君と!

留学先でお引越し

  • 住まい探し : ホームステイ

実は今回の留学中、エージェントの方に相談してホームステイ先を一度変えてもらいました。
一軒目のホームステイ先での夜ご飯は、毎日タッパーに入れて渡され、自分の部屋で食べてねと言われるだけ、という悲しい夕飯でした。ホストマザーもホストファザーも人柄はすごい優しかったので、これだけの理由で変えてもらうのもな…と悩んだけれど、立地的にオフィスから距離がだいぶ離れていること、家の周りにあまり現地の人がいなかったというのもあり、現地の人ともっと多くのコミュニケーションを取るためにも思い切って相談してみたんです。相談してみると、意外とあっさり、じゃあ明日移動しよっかみたいな流れになり、その日の夜に移動しました。
ホームステイ先に限らず、留学をよりよいものにするために自ら自分の環境を変えることも一つの方法なんだな、と思いました。


これから留学へ行く人へのメッセージ

出国する前に、自分が留学を目指すことになった動機だったり、留学後どんな自分になっていたいのか、ということを必ず明確にしておいて欲しいです。目標が明確になっていれば、留学中何もかもうまくいかなくなった時に、それが唯一かつ最強の道しるべになる、と断言できます。
ぜひ、「楽しかった」だけで終わらない留学にしてください!応援してます!