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出身・在学高校:
京都市立堀川高等学校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:
トビタテ留学ジャパン 高校生コース3期生

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最終更新日:2017年12月07日 初回執筆日:2017年12月07日

夏のマレーシアで熱い語学留学!

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・語学留学
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ELS subang jaya校
  • マレーシア
  • スバンジャヤ
留学期間:
2週間
総費用:
410,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 240,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検準2級> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<英検2級>

留学内容

『母国語が英語じゃない人とも英語でコミュニケーションをとれるレベルの語学力を』というのを目標にマレーシアに留学することを決めました。マレーシアではマレー語が公用語となっていますが、現地の人はイギリス英語も話せます。語学学校では週5日、1日6時間英語で英語の授業を受けました。クラスメイトはマレーシアに留学に来ている世界各国の留学生で、日本人は初め私しかいませんでした。私の留学は英語力を上げるのを目的とした語学留学だったので、語学学校ではとにかくクラスメイトとたくさん交流したいと考えていました。英語の授業はレベル別にクラスが別れているので自分にあった授業のはずですが、初めは先生の英語が全然分からず、授業中にどんどん質問するクラスメイトに圧倒されっぱなしでした。私は授業中に質問することには抵抗があるし、ペアワークも相手の生徒に頼ってばかりで、毎晩1人で落ち込んでいました。このままではコンフォートゾーンから抜け出せていない!と思い、せっかくマレーシアまで来たから、と考え明日は頑張ってあの子に話しかけよう、一緒に写真撮ってもらおう、という風に小さな目標を立ててそれをクリアしていくようにしました。留学生活には1週間ほどで慣れて、2週目にはクラスメイトとも馴染めて、先生の英語もリスニングできるようになり、自分の成長を感じられる毎日が楽しかったです。

留学の動機

中学の時にホームステイをカナダで経験したことがあったのですが、中学英語ではコミュニケーションをとることが全然できないように思えて、自分から主体的に現地の人に話しかけられなかったことがすごく心残りでした。その留学では、カタコトでも、単語を並べるだけでも自分の意思が伝わった時の喜びは言葉には言い表せないほど大きいことを学びました。『いつかこのリベンジをしたい!』と思っていたので、応募しました。

成果

私は高校で茶道部に所属しているので、アンバサダー活動として現地の高校を訪れた時と、語学学校で抹茶を披露しました。抹茶が好きといってくれている生徒もいましたが大抵の生徒は苦くて全部飲んでもらえませんでした。でも私がお茶筅でお茶を立てる様子には興味を持ってもらえて、日本の茶道という文化を広められたので満足しています。

ついた力

目標をたてる、その場を楽しむ力

毎晩毎晩その日の反省を踏まえて次の日の目標を立てたことで、自分の現状を見つめて自己分析をし、目標を立てる力がつきました。また、留学中は周りのノリについていけなくて辛い時もありましたが、クラスメイトと授業を通してコミュニケーションをとることを意識していると、学校がとても楽しくなりました。このことから辛いと思っていることでも自分の取り組み方次第で楽しいものに変える力がつきました。

今後の展望

今回の留学でムスリムの友人がたくさんでき、イスラームという宗教に関する考え方が変わりました。ムスリムだからといって話が合わないこともなく、私にとても優しく接してくれて、自分の偏見に気がつきました。今後はイスラームについての勉強をして、文化や考え方などをもっと知っていきたいです。また、留学前の私のようにイスラームに対して間違った偏見を持っていている人を少なくしたいです。

留学スケジュール

2017年
7月~
2017年
8月

マレーシア(スバンジャヤ)

スバンジャヤという郊外の街に滞在し、語学学校に通いました。語学学校のクラスは英語のレベルごとに分かれていて、1クラス20人ほどで構成されていました。クラスメイトは、サウジアラビア、イエメン、中国、台湾などからの留学生と中華系マレー人の生徒がいました。留学中はホテルに滞在していて、8時半〜15時20分まで授業を受けていました。授業内容はspeaking、vocabulary、writingが毎日あって、日によってlisteningやpresentationの授業もありました。途中1時間ほどお昼休憩があり、台湾と中国からの留学生と中華系マレー人の生徒と一緒に近くのお店で昼食をとっていました。presentationの授業では私が発言できずにいると、聞いている生徒の方から私も喋るように促されたり、いきなり1人でプレゼンするよう指名されたので、このような環境が私を積極的にしてくれたと感じます。

費用詳細

学費:納入総額

410,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

項目:お土産代など

30,000 円

放課後に訪問したマレーシアの高校生
アンバサダー活動として現地の高校で抹茶を披露する様子
アンバサダー活動として語学学校の先生に普段の生活を紹介
費用詳細

学費:納入総額

410,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

20,000 円

項目:お土産代など

30,000 円

スペシャルエピソード

日本のことが、とても好きになった瞬間

語学学校や現地の高校を訪れたことで、世界各国に友達ができました。クラスメイトにモーリタニアからの留学生がいたのですが、私はそのことを聞いて、思わずモーリタニアってどこ?と聞き返してしまいました。彼は自国の場所さえ知られていないことにショックを受けたかもしれません。また、サウジアラビアからの留学生と話していると、日本のアニメや日本語にすごく詳しくてびっくりしました。自分はサウジアラビアについて何か知ってるかと考えてみても石油くらいしか思い浮かびませんでした。それにアラビア語も何1つ分かりませんでした。このような異文化体験を通して、日本はすごく清潔で治安も良くてアニメの文化が発展している、ということが世界中で認知されていることを知りました。私は日本人という看板を背負っていることを自覚して行動するようになり、日本のことを誇りに思いました。

語学学校で同じクラスだったクラスメイト

留学前後での、自分の変化

私はカルチャーショックをたくさん受けました。印象的なのはhumorの授業で、面白い写真を見てペアワークでどこが面白いのかをお互いに説明をしなければいけないときに笑いのツボがまったく共感できるものではなかったことです。私がなにも話せなくてずっと黙っているとペアだったサウジアラビアからの留学生に「humorのセンスがないの?」と言われました。私は「これは文化の違いなんだ」と訴えましたが、「日本ではhumorはないの?」と聞かれ、うまく説明できませんでした。それからはhumorの授業についていくのがしんどくていつも苦痛に思っていました。しかし、クラスメイトの前でhumorの例を実演してみる授業があり、日本だと絶対できないけど、マレーシアに来てる今しかない!と思って勇気を出して、みんなの前で私が実際にジョークをやってみると笑ってもらえて、共通のhumorが見つかった時の喜びとhumorを共有できる楽しさを発見しました。この経験から、もしカルチャーショックを受けても、自分の文化を説明した上でその国の文化を受容することが大切だと分かりました。

語学学校の授業中

マレー料理は辛い!!

  • 生活 : 食事

留学中は語学学校のクラスメイトとランチに行っていましたが、マレーシアに住んでいる人が案内してくれるお店の料理はとってもスパイシーで全然手をつけられなかったことも何度かあります。それにいろんな種類のおかずが並んでいて、バイキング形式で選んで最後に料金を払うスタイルのお店の場合は、お店が屋外なので決して衛生的ではないことも。そこでオススメするのは日本食を食べられるお店を事前にリサーチしておくことです。現地の人にとって日本食は少し高めの料理でしたが、それでも何週間もその地に滞在するのなら絶対日本食が恋しくなります。私の場合はすき焼きやうどんを食べに行っていました。

マレー料理

インフルエンザにかかった!

  • 生活 : 病院

まさか常夏の国・マレーシアにインフルエンザのウィルスがあるなんて思ってもみませんでしたが、どこで手に入れたのか、留学中にインフルエンザにかかってしまいました。留学中は1人部屋のホテルに滞在していたのですが、洗面所に石鹸など置いていないこともあり、外出から帰宅した時の手洗いうがいを怠っていました。その結果インフルエンザにかかってしまったのだと思います。また留学中は普段とは違う環境なので知らず知らずのうちにストレスがかかっていたりして病気にかかりやすいと思います。せっかく留学しているのに、毎日ホテルで寝ているだけの毎日は本当につまんないし、もったいないです。病院は添乗員さんに付き添ってもらって、語学学校の先生に車で送ってもらいました。お医者さんの英語はあんまり分かりませんでしたが、ジェスチャーで病状を訴えるのが大事だと思います。また体温計を持って行ってなかったので、熱があるのかないのか判断できず困りました。なので体温計を持っていくべきだだと思います。

マレーシアの病院。医療水準は心配要りません。

留学前にやっておけばよかったこと

もっと現地のことを調べておけばよかったと思っています。私の場合はマレー語を少しでも勉強して行ったり、中東の国の知識をつけていくべきでした。マレー語でマレーシア人の先生に話しかけたりするととても喜んでもらえたから、また中東の国々に関する知識が浅すぎて、会話の話題に困ったからです。相手が日本のことに詳しかったら嬉しいのと同じで、私が相手の国に詳しかったら喜んでもらえた場面がたくさんありました。

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧めます。留学は人生のターニングポイントになるかもしれません。実際私は留学に行って考え方が変わったことも多く、英語の勉強に対するモチベーションや将来の進路にも大きく影響を与えくれました。留学に失敗はつきものです。早い段階で留学に挑戦したら、その失敗を糧にリベンジに燃えることができます。悔しかったこと悔しかったままで終わらせないことは大事だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学に行ったら思うように友達ができなかったり、ホストファミリーと打ち解けられなかったりするかもしれません。最初は日本が恋しくなると思います。でも考え方を変えてその場を楽しめるようになってきたら、最後には第二の故郷のような、大切な人との思い出に詰まった場所ができます。辛いことにも簡単にはめげず、でも無理な時はヘルプを求めることを忘れず、滞在期間をめいいっぱい満喫してください。