留学大図鑑 留学大図鑑

あやか

出身・在学高校:
関西学院千里国際高等部
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年02月16日 初回執筆日:2018年02月16日

価値観を変えたタンザニアボランティア留学

留学テーマ・分野:
短期留学(3か月以内、語学・ボランティアなど各種研修含む)・海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 関西学院千里国際高等部
  • タンザニア
  • タンザニア・アルーシャ
留学期間:
5週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 540,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

テーマ
日本のメディアが報道している内容と、自分のすでに持っている情報・固定観念が果たしてどれほど正しいものであるのかを確かめる。
社会的に弱い立場にある子どもたちと関わり、彼らを少しでも笑顔にする。
現地の文化や伝統などを学び、自らの視野を大きく広げる。
果たして自分にどれほどの力があるのかを確かめ、知る。

→農業(耕作・植え込み)や建築(建物の修繕・増築・ペインティング)、教育(勉強・遊び)面からのサポートを日々行うことにより、孤児院の子供たちとの繋がりが深いものになった。

非常に充実した5週間を過ごすことができ、毎日が発見の日々であった。

留学の動機

小学4年生の際に「ハゲタカと少女」という写真を見て強く心を打たれた。それ以来アフリカで人々の役に立ちたい・アフリカの状況を自らの目で確かめたいと思っていた。
ケア&コミュニティプロジェクトに参加した理由としては、何より子どもが好きだから。
加えて農業や建築・教育面にも携われるプロジェクトであったからである。

成果

現地に行くまでは助けてあげなければならないというような一種の義務感のようなものを抱いていたが、現地に行って全く考えが変わった。現地の人々は毎日を一生懸命に、本当に楽しく生きていた。
メディアの情報や人々の勝手な想像、無知こそ恐ろしいものは無いと思った。

ついた力

洞察力

現地に行って、何が危険かなどの判断を状況をもとに自ら瞬時に判断する力がついた。そして、言葉が通じない人とも相手の表情や仕草などから望んでいることや相手の感情を読みとって自分の次の行動が果たしてどれほど人の笑顔に結びつけられるのかを考えられるようになった。

今後の展望

人々を笑顔にできる人になりたい。
留学後、メディアのあり方について深く考えるようになった。
報道や見せ方、表現の仕方など、差別や偏見を生み出すような表現の撤廃を進めたい。

留学スケジュール

2016年
7月~
2016年
8月

タンザニア(アルーシャ)

16歳の夏
アフリカのタンザニア・アルーシャでホームステイ。

・4週間の高校生ケアプロジェクト
メンバーは14名の高校生で国は約10カ国からの参加。
活動内容は農業(耕作・植え込み)や建築(建物の修繕・増築・ペインティング)、教育(勉強・遊び)面からのサポート
本当に文化や価値観が違って毎日が面白かった。孤児院の子どもたち・現地の人々・アドバイザー・仲間たちの優しさに心うたれ、笑顔の絶えない毎日だった。

常に感謝の気持ちを忘れず、違いを受け入れることこそ大切であると感じた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:

940,000 円

孤児院で大好きな子供達と遊んでいるところ。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

項目:

940,000 円

2016年
8月~
2016年
8月

タンザニア(タンザニア・アルーシャ)

タンザニアのアルーシャにおいて国際ボランティア
ホームステイ

・1週間の一般ケアプロジェクト
活動内容は農業(耕作・植え込み)や建築(建物の修繕・増築・ペインティング)、教育(勉強・遊び)面からのサポート
参加者は高校生も何人かいたが、大人として扱われた。
自身で孤児院まで行ったり、週末や買い物に出かけなければならなかった。
責任感がものすごく大きかった。
すごく不安な一週間だった。今まで自分がどれだけ大人のお世話になっていたかを痛感した。

この留学を通して自分の無力さを痛感した。しかし同時に言葉で伝えなくても自分でもたくさんの人を笑顔にできることもわかった。人間らしさ、あたたかさ、幸せというものが何なのか深く考えるきっかけとなった。感謝の気持ちを常に忘れず、謙虚に親切心を持って周りを笑顔にしながら毎日を生きていこうと思った。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

孤児院で笑顔いっぱいの大好きな子どもたちと一緒に。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

世界は変えなければならない。

子どもたちの発言に衝撃を受けることが多々あった5週間のタンザニア留学の中から、ある1人の例を紹介します。まず私はホームステイ先の7歳の女の子が言った発言に衝撃を受けました。
「私、自分の肌の色が大嫌い。」この発言が生まれるきっかけになった理由は分かりません。何が彼女をそう思わせたのかも分かりません。ただ彼女と一緒に買い物に行く際に砂利道を歩いていて彼女がつぶやいた一言です。
「私は好きだよ。」私はこう答えました。素直にそう思いましたが、深くなぜそう思ったのか聞くことはできませんでした。これは私が日本人だから告白してくれたのか、どうして話してくれたのかは分かりません。他のボランティアたちに話しているのか、両親に話しているのか。分かりません。
何がこの幼い子供にこんなことを言わせるきっかけになったのか、すごくすごく衝撃的で、深く考えさせられる発言でした。
ある一つの例を紹介しましたが、私はこれらのエピソードから、差別や偏見、本当の事実状況の確認や人々の気持ちにフォーカスしていくことこそ今後必要なことであると強く実感しました。そして、幸せで笑顔のあふれる世界に一歩でも近づけられるように対策を考えていきたいと思います。

孤児院で笑顔いっぱいの大好きな子どもたちと一緒に。

強い自分の気持ちを伝える。

  • 周囲の説得 : 家族

アフリカに行きたいと言った時、なぜアメリカやイギリスではないのか、お金を払うのであれば英語力を伸ばすための留学の方が良いのではないか、危ないのではないか、連絡はどのように取るのか、病気にならないか、治安は悪くないのかなど私を心配するゆえにたくさんの壁が立ちはだかりました。
しかし、小学校の4年生から強く抱き続けていた気持ちであること、本当の現状をこの目で見たいということ、アメリカやイギリスなら決心すれば大学でもいけると感じたこと、今アフリカに行くことによって私の気持ちや今後の進路が大きく変わるかもしれないこと、安全面などのリサーチも全て含め、丁寧に説明しました。
すると、あなたがやりたいことをやりなさい、と心配しながらも背中を押してくれてアフリカへの留学が決まりました。自分の強い気持ちを素直に伝えようとすれば、両親は承諾してくれました。

留学前にやっておけばよかったこと

英語の勉強はいくらやっても足りることがないと思います。
なんと言えばいいのかわからなかったり、どうすれば失礼に当たらない言い方になるかなど、少しのニュアンスや言い回しなどをもっと学んで、自分のボキャブラリーを増やしておけば、コミュニケーションももっともっと取れたのではないかと思います。

留学を勧める・勧めない理由

私は留学を勧めます。
非常に価値のある時間を過ごせますし、価値観が全くと言っていいほど変わるからです。
留学をすると自分とは何か、何ができるのか、何をやりたいのかが見えてきます。
そして今まで自分がどれだけの人と繋がりを持っていたのか、お世話になっていたのかを
感じることができます。
留学は人の温かさに触れることのできる素晴らしい機会であると思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

ちょっとの一歩で地球の裏側の人とも繋がれます。
どんとまずぶつかって見てください。時には大胆なことも必要です。
常に安全に気を配ってください。チャレンジしてみてください。
振り返ってみればどんなに辛いことも良い思い出になります。
自分を大切に、他人を大切にしてください。人を信じてください。
感謝の気持ち、笑顔を忘れずに、毎日を楽しく過ごしてください。
気をつけて、行ってらっしゃい!