留学内容
私の留学のテーマは、「子ども達が『イキイキと遊び、逞しく育つ』教育方法を、ドイツの森の幼稚園で1年間の実習を通じて学ぶ!」です。そのために、交換留学先のボン大学で教育学を重点的に学びながら、ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で1年間のインターンシップを行いました。
最終更新日:2020年06月05日 初回執筆日:2020年06月05日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
ドイツ語 | 挨拶など基本的な会話ができるレベル | → | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル |
私の留学のテーマは、「子ども達が『イキイキと遊び、逞しく育つ』教育方法を、ドイツの森の幼稚園で1年間の実習を通じて学ぶ!」です。そのために、交換留学先のボン大学で教育学を重点的に学びながら、ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で1年間のインターンシップを行いました。
きっかけは、2014年のドイツ短期留学です。そこで私は森の幼稚園の実習生として1日を過ごし、「森という開放的な空間で、子ども達が自分でやりたいことを決めてイキイキ遊ぶ姿と、子ども達が挑戦を繰り返しながら逞しく育つ姿」に大きな感銘を受けました。私はその実習以来、1日だけでは学びきれなかった森の幼稚園の1年間の教育方法を体験したいという思いを持ちました。
留学の成果は、「森の幼稚園の教育方法を『体感』できた」ことです。書籍や動画などで得られる【知識】としてではなく、実際に森の幼稚園の現場に飛び込んで継続的にかかわったからこそ得られる【経験】として、多くのことを学びました。特に、私の留学のテーマである「子ども達がイキイキと遊び、逞しく育つ」過程を1年間かけて見つめ続けられたことは大きな成果です。
「イキイキと遊び、逞しく育つ」力
子ども達は森の幼稚園を通じて、自分がやりたいことにとことん熱中し、失敗しても気の済むまで何度も挑戦を繰り返す姿を見せてくれます。そのようにして「イキイキと遊び、逞しく育つ」子ども達と日々接することで、私自身が「イキイキと遊び、逞しく育つ」ことの素晴らしさを子ども達から教わりました。
実習期間が終わりに近づくにつれて、あることを思うようになりました。それは、「子ども達が入園してから卒園するまでの成長を見たい」というものです。今回の留学を通じて森の幼稚園の教育方法を学んだ私は、森の幼稚園が「子ども達にとっての最高のおもちゃ箱」であると確信しました。いつ実現するかは分かりませんが、「今度はその教育を受けた子ども達がどう成長して卒園するのかを自分の目で見てみたい」と思っています。
2017年
4月~
2018年
3月
ボン大学の日本学科に交換留学をした。前期では、日本学科とドイツ語の講義を受講したり、日本語の講義のアシスタントを行ったりした。特にアシスタント
では初級・中級・上級クラスの講義に関わることができ、日本の大学における第二外国語の学び方との違いを知ることが出来た。それはすなはち、どのレベルの講義も主に会話練習が中心になっており、文法は宿題として自宅で学習する形式をとっていることである。後期では、教育学や政治学の授業に参加した。どちらの授業も講義形式であったが、先生が話している時に学生が手を挙げて、積極的に質問している点に日本の大学との違いを見ることが出来た。
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 360,000 円 |
生活費:月額 960,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 360,000 円 |
生活費:月額 960,000 円 |
2017年
4月~
2018年
3月
<ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園の1日の流れ>①7:55~8:00:先生方だけの朝の会 ②8:00~8:40:子ども達が登園 ③8:40~9:00:朝の会 ④9:00~10:00:自由遊び ⑤10:00:朝ごはん ⑥~13:30:自由遊び(13:00~13:30:第1次お迎えタイム) ⑦13:30:昼ごはん ⑧~14:45:自由遊び ⑨14:45~15:00:読み聞かせと後片付け ⑩15:00~15:10:第2次お迎えタイム、森の幼稚園終了
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 - 円 |
生活費:月額 - 円 |
<ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で出会った先生方、保護者の方々、そして子ども達>この1年間で大好きになりました。いろんな場所に行って、いろんな時間を過ごして、いろんな遊びをした思い出を振り返ると、まさに夢の中にいるような感覚で、夢中になって活動していたことに気づきます。このヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で過ごした時間と皆さんが私に与えて下さった「愛」は、私にとって永遠の宝物です。ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で実習できて、本当に良かったです。是非また会いたいです!
<9ヶ月間で27回も通った行きつけのレストラン Lenné Snack >ここのシュニッツェル(子牛のカツレツ)を食べると元気が湧いてきます。それに店員さんの接客もドイツでは珍しく(?)とてもフレンドリーで、居心地がいいです。私にとって初めての長期留学ということで心配なこともあったのですが、Lenné Snackという安心できる、自分の居場所みたいなところを見つけられたおかげで、精神的にとても楽になりました。
<留学中に出会ったトビタテ生>留学を通じてたくさんのトビタテ生と出会いました。ドイツ国内またはドイツ国外からはるばるボンへ遊びに来てくれたトビタテ生、実習先の森の幼稚園を見学したり、一緒に音楽会を開催してくれたりしたトビタテ生、ドイツの伝統行事(オクトーバーフェスト、クリスマスマーケット、カーニバル等)を一緒に体験したトビタテ生、ヤドカリをさせてくれたトビタテ生、同じ場所で一緒に留学したトビタテ生など、全ての出会いが自分にとって大切なものでした。トビタテ生として留学して、彼らに出会うことできて本当に良かったです!
私の問題は、「ドイツ人の会話が速すぎて、聞き取れない」でした。それに対する自分なりの解決方法は、「すきま時間にリスニング教材のCDを聞く」ことでした。すきま時間は結構見つけるとが出来ます。私の場合は、寮から大学までの移動時間(約5分)、寮から実習先までの移動時間(約90分)、一人でご飯を食べている時間に必ずリスニングをするように心がけていました。結果として3か月頃から、完璧ではないにしても、大体の意味合いは聞きとれるようになりました!
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