留学大図鑑 留学大図鑑

ぐっしー

出身・在学高校:
首里高等学校
出身・在学校:
四国大学
出身・在学学部学科:
生活科学部管理栄養士養成課程
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年09月18日 初回執筆日:2018年09月18日

発心の道場徳島 若きエシカルリーダーに

留学テーマ・分野:
日本の大学に在籍しながら、語学学校、日本語の授業補助、調査
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • inlingua
  • ドイツ
留学期間:
6週間
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
ドイツ語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 挨拶など基本的な会話ができるレベル

留学内容

私はエシカル消費を調査しに推進国のドイツへ行ってきました。エシカル消費というものは倫理的消費行動のことで、人権・社会・環境のことを考えて買い物をすることです。例えば、発展途上国との物や食べ物の交換するときに公正な値段の取引で交換したものをフェアトレードと言いますが、その商品にはフェアトレードマークというものがつきます。それを買うことによって、発展途上国の人々の生活水準が上がることに繋がります。他にも、大量の農薬を防具なしで撒いて人にも環境にも悪影響を及ぼすことが問題となっていますが、オーガニックは農薬を使わないためオーガニック商品を買うことによって人と環境の未来に繋がります。
このエシカル消費は日本ではまだまだ認知度が低く、知っている人でも実践している人は少なく感じられます。よって日本と推進国のドイツではどう違っているのか、スーパーや街中、ドイツ人の生活習慣や考えなどを調査しました。
日本とドイツを比較してみて、かなりの違いが見られました。ドイツでは小さい頃から家や学校で教育されていたり、スーパーなどでたくさんのエシカル商品を目の当たりにするため、育ってきた環境で無意識にエシカル消費するようになっているのではないかと考えました。

留学の動機

私は海外に興味がありましたが、大学で専攻しているのが管理栄養士で海外に直接結びつかないため、中々行く機会がありませんでした。しかしそんな時に国際科の友人にとても良い制度の留学があることを聞き、その子に背中を押され留学に行くことを決心しました。
エシカル消費をテーマにした理由は、徳島県でエシカル消費の推進活動をしている大学の先生がきっかけでした。

成果

留学を通して、エシカル消費の推進具合が日本と違ってドイツではこんなにも進んでいたんだと驚きました。日本では最近エシカル消費行動を推進している団体や地域などが見られてきたが、まだまだだと感じました。ドイツで学んだことを活かしながら日本人に合わせたやり方でもっと拡散していきたいです。
また調査以外でも、挑戦することやコミュニケーションや思いやりの大切さなどを学ぶこともできました。

ついた力

挑戦力

何事にもとりあえずは自分でやってみるようにするようにしたら、やはり心細かったり不安だったりしたこともあったが、自分でやることによって一人でもできると思い自信をつけられたため、これからも挑戦することは大事だと思いました。

今後の展望

今後は管理栄養士になれるように頑張っていきたいが、少し国際的にも関われるボランティアでも仕事上でもあるならしたいなと思います。留学先で色々な人にお世話になってそれを恩返ししたいのもあるし、留学中に困ったときなどもあったため、日本に来ている外国人が困っていたりしたら話しかけてあげたいと思うようになりました。

留学スケジュール

2018年
2月~
2018年
3月

ドイツ(Bielefeld)

エシカル消費を調査しに推進国のドイツに行きました。
活動内容としては、平日の午前中はドイツ語と英語の授業を交互に個別で教えてもらいました。週2回ぐらいは高校や社会人コースの日本語の授業の補助として入りました。平日の午後で空いているときは、スーパーに行ったり、大学でアンケートをとったり、ホームステイ先のお父さんにオーガニック農場に連れてもらったりなどの調査の時間にあてました。
土日は、ホームステイの家族とハーメルンやケルン、オランダなど観光地に行ったり、スケートやそりすべり、ゲームセンター、オペラなど色々なところに連れていってもらい、みんなとも仲良くなれて本当に楽しかったです。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

朝ごはん。毎日堅いパンは必須。テーブルクロスは沖縄のお土産。
昼食。またパン。でもこれが徐々に慣れてくる。
イースターで卵の殻を使ってみんなでペイントした。
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

驚いたドイツでのルール

ドイツと言えばビールとソーセージで、実際に行ってみてそれらが好きなドイツ人はとても多く感じました。ある日ホームステイ先の両親とバーに行きみんなでビールを飲んで普通に車で帰りました。あとからそういえばお父さんもビール飲んでたけど普通に運転してたな…と思って聞いてみたら、ドイツは1杯までならビールを飲んでも運転して良いらしいです。さすがビール大国だなと思いました。
その他には、私は平日は毎日朝から語学学校に電車を使って行っていました。するとある日最寄りの駅に電車が来ないようで、近くにいたドイツ人に行きたいところを言うとバスで新幹線まで行って新幹線でその行きたいところまで行けるということでそのまま言われた通り行きました。するとそこではストライキが起こっていて、そこでやっと電車などが止まっていた理由がわかりました。みんな陽気に歌を歌ったりビールを飲んで楽しそうでしたが、私的には結局移動時間がかかりすぎて授業の時間には間に合わず、帰りも帰る手段がもうなかったためホームステイの両親に迎えに来てもらい、何とか無事に帰れました。日本では有り得ないことだけれど、ドイツではストライキやスーパーの店員がスマホ触ってたりなどという自由なところが逆にストレス溜まらずに仕事ができて良いのかなと思いました。日本はきっちりし過ぎていると思うため、たまには少し緩くした方が良いと私は思います。

ホームステイ先の両親とビールを飲みに行ったとき

必須アイテム(持ち物)

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

私が留学した時期は冬だったため、ドイツの冬は本当に寒かったですが、家や建物の中は基本暖房がしっかり効いているため問題ないですが、外に出る時は絶対にダウンジャケットとマフラーは必要でした。私は海外経験豊富の知り合いが何人かいたためその人達から色々聞いていたためしっかり持っていって寒さには困りませんでした。
それから日本のお菓子などは結構喜ばれるため、色んな種類のお菓子などを持っていくのも良いと思います。

留学前にやっておけばよかったこと

ドイツでも英語で通じるだろうと甘い考えでしたが、異国からドイツに来ていて英語を習ったことがない人も中にはいたのと、やはりドイツ人は普段ドイツ語で話することに慣れているため、たまに自分以外のみんながドイツ語で話が盛り上がるときがあって少し寂しくなるときもあったため、自分が行く留学先の言語はなるべく勉強しておいた方が気持ち的にも楽だと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学先では人それぞれですが、楽しいことも悩んだりすることも多々あると思います。私は短期留学だったため他の人より強いエピソードなどはあまりないですが、行ってみて色々学ぶことや感じることはあったし、視野が広がって色々な人の価値観を知れたりするため、留学はとても良い経験になると思います。それに自分を全く違う環境に置くことによって変化対応力がつき、自分の成長にも繋がるかと思います。