留学内容
私は、アミノ酸を細胞の中外に出し入れする機能をもつタンパク質(アミノ酸輸送体)のうち、xCTと名付けられたアミノ酸輸送体ががんの転移に与える影響について研究を行っています。今回の研究留学では、①「自身がこれまでに取り組んできたxCTに関する研究を発展させ、新しいがん治療につながる可能性を見出す」こと、②自分が理想とする研究者像に近づくため、世界中から研究者が集まる規模の大きいラボに飛び込み、「自分の研究能力を客観的に見つめなおす」ことを目的として、ミュンヘンヘルムホルツ研究所で9か月間研究に従事しました。研究以外にも、研究室の物品管理やトラブル対応などにも積極的に参加し、研究チームの一員としてラボに貢献することを学びました。留学生活最後の月には研修生に実験を教え、一緒に研究課題を進める経験もしました。