留学大図鑑 留学大図鑑

コウ

出身・在学高校:
北京BISS国際学校
出身・在学校:
奈良先端科学技術大学院大学
出身・在学学部学科:
情報科学研究科
在籍企業・組織:

帰国子女で留学を考えている人、ドイツ留学を考えている方、日本か海外かでファーストキャリアを悩んでいる方、研究留学をしたい方、その他僕のSNSをみて気になったこと等、何でも聞いてください。
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最終更新日:2022年12月16日 初回執筆日:2022年12月16日

インタラクティブな文章で学習効果を上げる

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • 奈良先端科学技術大学院大学・情報科学専攻
  • ドイツ
  • カイザースラウテルン
留学期間:
6ヶ月間
総費用:
1,160,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,160,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 ネイティブレベル ネイティブレベル

留学内容

日本では、ITC教育を背景に教育教材がデジタル化されてきている。
政府の期待としては、教材のデジタル化に伴い動画や音声といった動的なコンテンツを提供することによる学力や学習効率の向上が挙げられる。
しかし、学習効果を最大限にするためにはコンテンツの一方的な提供ではなく、学習者の状態を理解し、教材と学習者が相互にインタラクトしていくことが求められる。
留学先(ドイツ人工知能研究所)では、iQL(immersive quantified Learning) Lab と呼ばれるセンサクラスルームがあり、様々なセンサが教室内に置かれた環境下で実際に学生が授業を受けている際のデータを収集する環境がある。
私はそこでデジタル教科書がインタラクティブに振る舞うためのソフトウェアツールを開発、センサルームの実態を学んできました!

留学の動機

私は帰国子女で昔から周りに「帰国子女ってすごいね」と言われてきました。周辺の人が言うような凄みは自分自身では一切感じていなく、むしろ日本教育を受けてこれなかった学力コンプレックスを感じたことさえあります。留学のきっかけは「自分の強みって何だろう?」という疑問を解消し、強みを活かせる環境に自分をおきたいと思ったためです。他にも先輩トビタテ生との出会いや文科省でのインターンもきっかけになりました。

成果

留学の成果は自分の中では内的な部分が一番だと思います。一言で言えばどこの環境でもやっていける根拠のない自信が身につきました。読んでる方は具体性を求めてるかもしれないので実績を示すと、留学開始から3ヶ月間で行なった研究がUbiComp2018(https://dl.acm.org/citation.cfm?id=3267667)に採択されました!

ついた力

自己制御, 逆算力

自己制御:ドイツでは度々上手くいかないことがあったりしますが、まぁ何とかなるだろうとその場の感情に振り回されなくなりました。逆算:6ヶ月のタイムリミットの中で何ができるかを考えて行動したため、スケジュールの逆算力は以前より身についたと思います。

今後の展望

日本と海外のどちらで就職するかを迷い、考えを明確にする留学でもあったのですが、結論を言うと「日本で就職する」ことにしました。海外は成長を感じられることが多いのですが、今後の基盤作りでは日本が適していると判断しました。それは生活面の負担が少なくやってみたいことにコミットしやすい、書籍など情報収集が圧倒的に行えることがあります。石の上にも三年なので、最低三年活動しますが、その後自分でもわかりません笑

留学スケジュール

2018年
4月~
2018年
10月

ドイツ(カイザースラウテルン)

ドイツ人工知能研究所で所長のAndreas Dengel先生とメンターの石丸翔也さんにお世話になって、半年間研究留学を行いました。UbiComp2018に研究成果を投稿し採択、留学期間中にシンガポールで発表をしてきました。ドイツの人たちは、家族や友人との時間を大切にし、夜遅くまで作業をしているのは大概アジア圏の学生でした。ドイツ人の友達よりもスペイン人の方が多くできて、昼は長めのコーヒーブレイク、毎晩のように飲みに行く生活をしてましたが、成果が出たので良いスケジュール管理だなと感嘆しました。

費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

125,000 円

留学期間で出来た仲間と!
同じトビタテ生同士での交流!
費用詳細

学費:納入総額

50,000 円

住居費:月額

60,000 円

生活費:月額

125,000 円

スペシャルエピソード

留学から繋がるストーリー “今、これやってます”

ドイツ留学が決まった瞬間まず「ドイツ語勉強しなきゃ!」って思って勉強していたのですが行ってみたら周りの友達はスペイン語圏ばっかり、店員さんは英語が通じる、という環境でほとんど使いませんでした(笑)その代わり、周りのスペイン人の時折繰り広げられるスペイン語の会話を理解したい!とかドイツで出来た友人がスペインに帰国した後に遊びに行った際に現地の人が一切英語喋れないという環境に入ってスペイン語の学習意欲が湧いて、今ではスペインが好きすぎてスペイン語を毎日15分欠かさず勉強しています!

友達の自宅の庭にて!

進路を迷ったらとりあえず気になる現地に行く!

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

留学でなくても良いのですが、就職先に海外か日本で強く迷っている人は、とりあえず気になっている国に行ってみるのが手っ取り早いと思います。海外の大学では日本と同様に求人募集のポスターがあちらこちらにあります。日本企業の求人をインターネットで見てもらった時にも感じると思いますが、実際に人事の方や現場の人と話すのとネットに書いてあることとのギャップが生じると思います。それは書いている人と話す人が違うのでしょうがないことです。現場の声が正しい仕事環境に関する一次情報だと思うので迷ったら行動に起こすのが手っ取り早いと思います!そのための留学計画をしっかりと考えてトビタテ生に自分がなるメリットを提供するのも大事です。

学内セミナで配布された企業資料!
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留学前にやっておけばよかったこと

住居確保を念入りにした方がいいと思いました。到着当日に入居できる手筈だったのに、本部への資料が送られていない、この日は管理人がいない等、いくら入居日がメールで確定していても入れてもらえなかったりします。日本のような手厚いサポートは期待せず、自分から主体的にしつこいくらい連絡した方がよかったなと思います。

留学を勧める・勧めない理由

留学は強く勧めます!まず海外に友人ができるのは大きいです。気になったことを相談して別視点で答えをもらう友達ができるということなので。また海外に住む人の考え方を知るだけでも自分の人生設計のための有益な情報になります!日本を俯瞰的に見たい方もおすすめです。

これから留学へ行く人へのメッセージ

文化の違いで思わぬところでストレスや疲れが溜まると思います。期間が決まってるから体調崩しても頑張るぞ、という気持ちがもしかしたらあるかもしれませんが体は資本です、そういう時は無理せず休んで元気な最大限吸収できる状態になってから生活することを強く勧めます!頑張ってください!!