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伊藤百花

出身・在学高校:
兵庫県立大学附属高校
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:

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最終更新日:2019年01月09日 初回執筆日:2019年01月09日

南アフリカの「今」を知る

留学テーマ・分野:
海外ボランティア
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Project Abroad
  • 南アフリカ
  • ケープタウン
留学期間:
28日間
総費用:
700,000円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル<英検2級> 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<英検2級>

留学内容

現在もアパルトヘイトの過去が色濃く残る南アフリカの現状や、貧困地域の子ども達の衣食住や教育、いま求められている支援について知りたいと考え、この留学を志しました。留学中はタウンシップ(アパルトヘイト時代の旧黒人強制地区)内のケアセンターでのボランティア活動を行いました。また今の自分が現地で
できることとして、現地の子ども達に折り紙を教えました。帰国後も折り続けてもらえるように、折り紙はできるだけ多く日本から持っていき、折り方をまとめた本と共にケアセンターに寄付しました。そして、タウンシップ内にあるケアセンターでの活動を通して、タウンシップの現状、子ども達の衣食住や教育の現状を知ることができました。子ども達の教また折り紙を教える活動は、大成功しました。

留学の動機

南アフリカで昨年だけで白人農場主が72人殺害されたというニュースを聞いた時、人種間の対立が今も続いているという現実に衝撃を受けました。この出来事をきっかけに、南アフリカ社会の現状、その中で暮らす人々の 生活について、実際に現地へ行き、本当の現実を知りたいと思いました。また、それに加え、貧困が重なる厳しい状況で生活している子ども達に教育面 で力になりたいと強く感じ、この留学を計画しました。

成果

ケアセンターでの活動を通し、タウンシップの現状、子ども達の生活や教育の現状を知ることができました。子ども達の教育の場として問題のある点が多く、特にお皿を洗わずに使いまわす様子に衝撃を受け ました。折り紙を教える活動は、言葉がうまく通じなくても伝えることができ、子ども達にとても喜んでもらうことができました。子ども達と共に紙飛行機を作って、飛距離を競ったゲームをしたことは、とても印象に残っています。

ついた力

生き抜く力

最初の 2 週間、英語で苦戦しました。なまりが強く、また緊張してしまい外国人の 仲間にうまく話しかけられず、孤立してしまう時も多くありました。しかし、物事を整理し一番大切なことから自分 の使える英語でいかにうまく伝えるか、と考えるようになってから、うまくコミュニケーションをとることがで きるようになりました。この経験から、苦戦しながらもそれを乗り越えて生き抜く力がついたと思います。

今後の展望

独善に陥らず、現地の人々の考え方や生活を尊重しながら支援を行うことのできる人材になるために、これから大学での専門的な学びなどを通し、実際に支援を行うための具体的な方法や、知識を深く学びたいと考えています。そして、大学での学びや、この留学経験を活かし、将来的には、子ども達が「学ぶ」楽しさを実感することのできるような教育環境を整えたいです。

留学スケジュール

2018年
7月~
2018年
8月

南アフリカ(ケープタウン)

タウンシップ(アパルトヘイト時代の旧黒人居住地区)にあるケアセンター2箇所と港町の孤児院で、海外の高校生と共にボランティア活動を行いました。子ども達と遊んだり、先生の補助や昼食の準備などを主に行っていました。ケアセンターでの活動を通して、タウンシップの現状、子ども達の衣食住や教育の現状を知ることができました。また今の自分が現地で行うことのできることとして、現地の子ども達に折り紙を教えました。帰国後も折り続けてもらえるように、折り紙はできるだけ多く日本から持っていき、折り方をまとめた本と共にケアセンターに寄付しました。子ども達に折り紙を教える活動は、大成功しました。生活はホームステイで、海外の高校生と共に生活していました。

費用詳細

学費:納入総額

460,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

子ども達に折り紙を教えている様子
費用詳細

学費:納入総額

460,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

4週間目に、活動先の一つである孤児院で子ども達と外国人の仲間が輪になり、その中心に立って私が折り紙の紙飛行機を教えました。英語で2週間苦戦したものの、折り方の説明の際はスラスラと英語が出てきました。それでもうまくいかないときは、ジェスチャーを使うことで、うまく伝えられました。折った後は、みんなで飛距離を競うゲームをして、とても喜んでもらうことができました。この時に、二週間言語に苦しんだ後の自分自身だからこそ、「言語がすべてではない」、「言葉が通じなくても心は通じ合える」ということを心から感じました。

子ども達が紙飛行機で遊んでいる様子
孤児院で女の子と一緒に撮った写真

いかに簡単な英語で伝えるか

  • 語学力 : 英語

私は、最初の 2 週間英語で苦戦しました。なまりが強く聞き取れないうえに、緊張してしまいなかなか外国人の 仲間に話しかけることができず、孤立してしまう時も多くありました。一時期は、本気で日本に帰りたいと思ったこともありました。しかし、物事を整理し、一番大切なことから自分 の使える英語でいかにうまく伝えるのか、と考えるようになってから、うまく仲間とコミュニケーションをとることがで きるようになってきました。うまく伝わらないときは、とにかく言い換えの表現を考え、ジェスチャーも多く使いました。

留学前にやっておけばよかったこと

私は英語で苦戦した経験から、海外で活動するうえでは、相手と討論することのできるレベルの英語力は必要最低限と感じました。そのため、留学前にもっと英語を勉強しておけばよかったと思います。

留学を勧める・勧めない理由

留学は、自分の視野を大きく広げ、広い世界を知ることができます。そして、自分の将来について深く考えるきっかけにもなるとも思います。また、自ら未知の世界に飛びこみ、逃げられない環境を作ることで「挫折」を味わうことができます。留学をすることで挫折を乗り越える力を得ることができると思います。この力は間違いなく自分の人生の大きな糧になると私は思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

また留学前は、しっかりと留学先の気候や社会状況、文化など様々な面からその国についての情報を集めることがとても大切だと思います。服装や持ち物もしっかりと考えることができ、その国についての予備知識があれば、留学を通してさらに理解を深めることに繋がると思います。様々な壁にぶつかると思いますが、その経験は必ず今後の自分の人生に繋がっていくと思います。応援しています。頑張ってください。