留学大図鑑 留学大図鑑

トリイ

出身・在学高校:
東京都立西高等学校
出身・在学校:
東京工業大学
出身・在学学部学科:
工学院機械系エネルギーコース
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年02月04日 初回執筆日:2019年02月04日

環境先進国で水素エネルギー研究

留学テーマ・分野:
大学院生:交換・研究留学(日本の大学院に在籍しながら現地大学院内で学ぶ留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • アーヘン工科大学
  • ドイツ
  • アーヘン
留学期間:
12ヶ月
総費用:
1,800,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,920,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

私はドイツの国立研究所で,水素エネルギーに関する研究を1年間行いました.研究テーマは,中長期的な自動車市場の予測と分析というものです.研究分野が今まで勉強したことのない経済学や統計学に関連していたので,それらの知識を補うために留学先の大学で授業も受講しました.
 日本で行なっていた研究とは大きく異なる分野の研究で色々新たに覚えることも多かったですが,研究の幅を広げられたのでとても満足しています.また,英語での研究ということもあり,初めのうちはうまく議論できないこともありましたが,最終的には研究結果も出て,国際誌に論文を投稿する予定です.

留学の動機

大学院に進学するにあたり,ただ普通に2年間を過ごすだけではつまらないと思い,何か挑戦できることはないかと考えていました.ちょうどその時に留学から帰ってきた友達の話を聞いて影響を受けて,留学しようと決意しました.もともとは留学するなんて一ミリも考えていませんでしたが,将来のことを考えるにあたり,一度世界に出てみたほうが良いのではないかと思うようになったのも留学した動機の一つです.

成果

留学先の研究所では,研究を進めるにあたり主体性が求められました.そのため,1年間の研究を通して,主体的に研究を進めることができるスキルを身につけることができました.また英語での研究やディスカッションによって研究者に最低限必要な英語力をつけることができました.また,最終的に研究結果を国際誌に投稿するまでの結果を得ることができました.

ついた力

主体力

ドイツの研究室では,研究者として認められるのがPhD candidateからであるので,そこで研究をするとなると主体性が強く求められます.日本の研究室では教授から与えられたテーマをこなすだけでしたが,ドイツでは自ら研究テーマを設定し,研究のほとんどを自分の力だけで進めることができ,主体力をつけることができました.

今後の展望

現段階では,将来何をやりたいとかはまだ決まっていません.しかし,留学を経て価値観も変わり,視野がだいぶ広がった気がします.色々な分野に興味を持っているので,幅広い分野を扱える仕事をしていきたいと考えています.

留学スケジュール

2017年
9月~
2018年
8月

ドイツ(アーヘン)

1年間の研究に加えて,留学先で授業も受講しました.研究では,最初の数ヶ月はPhDの学生のサポートをし,その後自分の研究テーマを決めて研究を本格的に開始しました.研究の進捗報告として,月に一回程度,指導教員の方と同じ研究グループのPhDの方とディスカッションをする機会を頂き,アドバイスをもらいました.研究所では,クリスマスパーティーやBBQなどのイベントにも参加し,色々な方と交流を図りました.

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

お世話になった指導教員の方と
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

ココでしか得られなかった、貴重な学び

大学の長期休みを利用してヨーロッパの国々を旅行した際,CouchSurfingというサービスを使って現地の人の家に泊めてもらい交流をする機会がありました.この時に,世界中を旅するフォトグラファーや十数年ビーガンを続けている人など多様な価値観を持った人に出会うことができ,自分が見てきた世界が狭かったということを実感しました.色んな生き方に触れることができ,今後の人生を見つめ直す良い機会にもなりました.

CouchSurfingを通じて知り合った友人との一枚

日々の努力

  • 語学力 : 英語

留学行く一年前までは全くと言っていいほど英語が喋れず,留学までの1年間ある程度の勉強をしてはいたものの,実際現地に行ってみると中々自分の言いたいことが言えないことが初めのうちは多かったです.普通に生活しているだけでは,英語力が伸びないと感じたので,毎日最低1時間は英語の勉強をする時間を作りました.その結果,最終的には英語でプレゼンやディスカッションがスムーズにできるようになりました.

留学前にやっておけばよかったこと

英語だけでなく,ドイツ語もきちんと勉強しておくべきでした.やはり,ドイツではドイツ語が基本ですし,ドイツ人の友達を作ろうとするとドイツ語が喋れないと難しい部分も多かったです.

これから留学へ行く人へのメッセージ

本当に時間はあっという間に過ぎてしまいます.留学まであと一年あると思っていたら,すぐに留学が始まり,始まったと思ったらすぐに一年が経っていました.何よりも時間を大切に一日一日を無駄にせずに頑張ってください!