留学内容
デルフト工科大学の建築学科へ客員研究員として約14ヶ月間働きました。
日本とオランダは土木技術が国家を支えるうえで非常に重要である点が共通しており、歴史的な土木施設を活用したまちづくりやその分析方法を学び、日本に適用可能な方法論を獲得することが目的でした。
留学中は、基本的に自分でプロジェクト(研究テーマ)を持ち、必要な調査(フィールドワークと文献収集)を行いました。
私は港湾都市の歴史的・技術的な分析をテーマとして選び、プロジェクトをスタートさせましたが、本来の専門(土木)とは異なる専門(建築)領域へ足を踏み入れたため、当初は議論についていくのが大変でした。
最終的には、私の分析の視点が認められ、ロッテルダムにある名誉総領事館での招待講演や国際学会での発表を行うことができました。