留学内容
ネパールのバクタプル群チャングナラヤンという小さな村の私立小学校で、日本語教師として五ヶ月間ボランティア活動を行なった。この小学校では日本語が必修の授業で、担当した生徒3・4・5年生のテスト作成と成績評価に勤めた。
この五ヶ月間、英語を使って日本語を教えるつもりであったが、特に低学年の生徒は英語がなかなか通じず、ネパール語を学ぶことを強いられた。職員室でも英語でコミュニケーションを取ることが出来る先生も限られており、始めの頃は言葉の壁に苦しんだが、積極的にネパール語を学ぼうとすると、職場の人間関係や生徒との距離もぐっと縮まった。「人の友情に言語の壁はない」とよく言うが、言語から築き上げる信頼関係に勝るものは無いと確信した。
また、五ヶ月間の素朴な村生活を通して、人生生き急ぐ必要は全くないし、一旦立ち止まって自分の人生を改めて振り返るきっかけになった。