留学大図鑑 留学大図鑑

しほんだ

出身・在学高校:
愛知県立安城東高校
出身・在学校:
横浜市立大学
出身・在学学部学科:
国際総合科学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2018年01月25日 初回執筆日:2018年01月25日

新興国での教育改善支援の第一歩を

留学テーマ・分野:
海外インターンシップ
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • Project Abroad 一般社団法人CBBカンボジア
  • カンボジア・ネパール
  • カトマンズ、コンポンチャム
留学期間:
6か月
総費用:
- 円 ・ 奨学金なし

語学力:

言語 留学前 留学後
ネパール語、クメール語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル

留学内容

ネパールでは、三か月間現地の私立学校でボランティア活動に参加しました。具体的な活動内容としては、小学校一年生から三年生のクラスに入り、教員補佐として先生たちの補佐をしたり、英語教員として英語の授業をしたりしました。また、カンボジアでは三か月間首都プノンペンから一時間ほど離れた村に拠点を置く教育NGOでインターンシップに参加しました。具体的な活動内容としては、NGOが運営するスクールでの日本語、英語教員やスクールの運営、またプロジェクトの企画実行などを行いました。また、ネパール、カンボジア両国において、現地の子供たちや先生、両親らに教育に対してどのような意識があるかの調査や、学校教育がどのように行われているかを調査しました。

留学の動機

将来、新興国の教育支援に関わる仕事をしたい、と考えていました。しかし、私自身新興国への渡航や生活経験、支援活動への参加経験が乏しかったことや、また日本で得る情報のみでは本当の新興国の姿や教育現状がわからないことがありました。そのため、新興国での生活や支援を経験をすること、次に新興国の教育現場の実態や課題を明らかにする調査研究をすることをしたいと考え、この留学を決意しました。

成果

この留学を通して、日本とは全く違う生活環境や言葉や文化、現地の人々とのかかわりを通して、本当のっ豊かさとは何であるのか、ということを深く考えました。必要最低限の生活をしながらも、人との関りを大切に生き生きと生きる人々を見ていると、豊かさとはこういうことではないか、と感じました。そして、彼らの支援をする際もそれらを壊すべきではない、と強く感じました。

ついた力

目の前の事実を楽しむ力

新興国で生活や活動をしてゆく中で、予想もつかない事態が起こったり、自由で気ままな現地の人々に振り回されたり、目の前で起こったことに途方に暮れてしまったりすることが多くありました。しかしながら、そういった中でも臨機応変対応するように努力したり、何とかしようと試行錯誤する中で、目の前で起こったことをまず客観的見て、思うようにいかなかったことに対し怒るのではなく面白さや楽しさを見出せるようになった。

今後の展望

この留学を通して、より新興国の助けを必要としている子供たちの力になりたいと強く思いました。しかしながら、ただただ支援をするのではなく、彼らの大切にしている生活や文化を尊重し大切にしながら、彼らと一緒により良い生活や教育を作り出していけるような、”優しい支援”をしたいと考えています。その中で、一人でも多くの子供たちが自らの夢や願いをかなえるためのお手伝いをすることが出来ればな、と考えています。

留学スケジュール

2017年
4月~
2017年
7月

ネパール(カトマンズ)

ネパールでは、三か月間現地の私立学校でボランティア活動に参加しました。具体的な活動内容としては、小学校一年生から三年生のクラスに入り、教員補佐として先生たちの補佐をしたり、英語教員として英語の授業をしたりしました。現地の先生たちと教室環境整備に力を入れたり、授業づくりを一緒にしたり、また先生たちのお手伝いをしたり、先生や子供たちと関わりを持ちながら活動することで、コミュニケーション力やマネージメント力、リーダーシップ力などが養われました。また、ボランティア活動とは別で、ボランティア先の学校やその近隣の公立学校、また地方の学校などに訪れ、現地の学校現状の調査や子供たち先生たちに話を聞くことで、ネパールの学校現場や教育の現状や課題を見つけ出すことができた。

費用詳細

学費:納入総額

320,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

ボランティア先の子供たちと
費用詳細

学費:納入総額

320,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

60,000 円

2017年
7月~
2017年
10月

カンボジア(コンポンチャム)

カンボジアでは三か月間首都プノンペンから一時間ほど離れた村に拠点を置く教育NGOでインターンシップに参加しました。具体的な活動内容としては、NGOが運営するスクールでの日本語、英語教員やスクールの運営、またプロジェクトの企画実行などを行いました。先生として授業を行うだけではなく、学校をどのように運営してゆくのかや、どのような授業展開をしてゆくのかを考えたり、また学校のプロモーション活動や生徒集めをしたり、現地人スタッフの育成やプロジェクトの企画実行などをしたりする中で、やりたいことをするために人に伝え巻き込む力、立ちはだかった課題を継続的に解決する力などを得ることができました。また、現地の学校に赴いたり、運営する学校に通う子供たちの家に家庭訪問に行くなどする中で、カンボジアの地方部の貧困と教育の深いつながりを知ることができた。

費用詳細

学費:納入総額

54,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

90,000 円

カンボジアの学校の生徒たちと
費用詳細

学費:納入総額

54,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

90,000 円

スペシャルエピソード

感謝してもしきれない、お世話になった・大好きな人

ネパールでは、小学一年生から三年生のクラスに入ったが、その中でも一番好きだったのが小学二年生のクラス。担任の先生と仲良くなり、教室整備や授業づくりなど毎日一緒にしました。教師経験もほぼない私を、すごく喜んで受け入れてくれ、学校のことだけでなく、私の調査のための意アンケートづくりの手伝いや、ネパールの文化や言葉も私にたくさん経験させてくれました。この先生を通じ多くの子供たちや先生たちとも仲良くなることが出来ました。また、私がボランティアをする意味が分からなくなっていた時も、”志帆は今まであってきたボランティアとは違って、本当の家族のような温かさがあるし、私は家族のように感じてるのよ。志帆にはずっといてほしい。”と温かい言葉をかけてくれ、その言葉が落ち込んだ私を何度も助けてくれました。この先生のおかげで、私のネパールでの生活が何倍も有意義なものになったと感じています。

仲良しの先生と一緒に持ったクラス

安さよりも安全さをとって、しっかりとしたリスクマネジメントをできるようにする。

  • 生活 : 治安・安全

カンボジアのような東南アジアの国では、バイクを移動手段とすることが多く、バイクの後ろに二人乗りして移動することがよくあります。また、バイクタクシーというものもあります。バイクタクシーはほかの交通手段より安価で早いため、よく利用していましたが、結果として車とバイクタクシーが衝突事故を起こし、一週間の通院生活を余儀なくされました。バイクタクシーは確かに安く早いですが、その分事故やひったくりなどの被害のリスクも増大します。そういって点を踏まえ、生活に慣れていない海外では、安さや便利さばかりを重視するのではなく、きちんとそれと隣り合わせになるリスクを考え、安全面は十分であるかに最新の注意を払う必要があります。また、避けきれない危険もあるかもしれません。そういった危険に備え、リスクを最小限にするためにきちんと保険に入ったり、日ごろから緊急時にどうするのか考えておくことも大切です。

留学前にやっておけばよかったこと

留学前にもっと現地の言葉を勉強しておくべきだった、と思っています。なかなかマイナーな国だとその国の言葉を日本で勉強するのは難しいですが、今思えばトビタテコミュニティーを活用すれば、その国の言葉を教えてくださる方に出会えたのではないか、と後悔しています。

これから留学へ行く人へのメッセージ

外の世界へ出て違った文化や生活、人や常識に触れる中で、自分の常識を超えたありえないことに遭遇したり、思わず笑ってしまったり泣いてしまったり、はたまた自分自身の新たな一面を発見したり、時にはつらくどん底な気持ちを味わうかもしれません。それでも、留学をしているときのワクワクドキドキはそこでしか味わえません。新たな出会いと自分の感じた感情を大切に、素直な気持ちで飛び込んで行ってください!