留学内容
私はドイツ・ミュンヘン工科大学の歯車研究所で新しい材質の歯車のシミュレーションについて研究しました.担当の研究者のもとでシミュレーションの基礎的なモデルを構築するというテーマを与えられ1年間の研究の結果,研究所で行われている実験での問題の原因を提案できるようなモデルを構築できました.
研究の前半は担当研究者との2人で議論をしながら研究を進め,後半は私の研究を引き継ぐ修士学生が加わり質問を受けたり提案をされたりしながらより良いモデルを目指しました.
最終更新日:2019年05月15日 初回執筆日:2019年05月15日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル |
私はドイツ・ミュンヘン工科大学の歯車研究所で新しい材質の歯車のシミュレーションについて研究しました.担当の研究者のもとでシミュレーションの基礎的なモデルを構築するというテーマを与えられ1年間の研究の結果,研究所で行われている実験での問題の原因を提案できるようなモデルを構築できました.
研究の前半は担当研究者との2人で議論をしながら研究を進め,後半は私の研究を引き継ぐ修士学生が加わり質問を受けたり提案をされたりしながらより良いモデルを目指しました.
まず外国での生活や研究活動に興味があり,異なる言語や環境,文化を体験したいという動機がありました.これだけでは漠然としていて学部時代は踏み出せずにいましたが,大学で研究を始めてから「シミュレーションのノウハウが足りないから学びたい」という明確な目標が生まれたことからもともとの興味と結びつき留学を決心しました.
与えられたテーマは本来学びたいと考えていたものとは少し違いました.しかし研究を進めるにつれて学びたかったシミュレーションとの繋げる必要がうまれたことから,それを担当者に説得しその研究もさせてもらえることになりました.帰国後はその経験を役立て留学前は難しいと諦めていたシミュレーションを導入することに成功しました.
主体力
目標のモデルを作ることができ達成感を得られました.始めは指導員に言われたことをやるところからでしたが,次第に自分で解析モデルについて提案するようになりました.自分が良いと考えることを,主体的に提案し納得してもらうことに楽しさを感じ,それができるようになるため努力を惜しまなくなりました.
留学をへて,言語を超えて技術を扱う楽しさを実感することができました.この経験を生かして修士課程修了後は機械系のエンジニアになりグローバルに通用する製品を作りたいと考えています.
2017年
10月~
2018年
9月
最初の数カ月は文献調査や使用するソフトになれるところからスタートしました.文献調査の結果使えそうな別分野のモデルが見つかったので,担当研究者と議論しながらその妥当性を確認しました.そのモデルをもとに歯車に使えるように改良を加えて,半年で基本的な部分を完成させました.その後は実験で起きていることを再現したりより良い条件がないか検討したりして1年間の研究を終えました.
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 40,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
学費:納入総額 - 円 |
住居費:月額 40,000 円 |
生活費:月額 50,000 円 |
目的を共有する重要さを実感しました.研究を始めた当初は言葉の壁を感じ言いたいことがなかなか通じないことをありました.そんな中で受け入れてくれた研究所,担当してくれた研究者になんとか貢献したくて,常に自分の与えたれたテーマは何のためでどう役に立てるか考え,それを確認し続けました.その結果最後にはよくやってくれたと言ってもらえ,とても嬉しい思いで留学を終えることができました.
入居後数日は静かでいい部屋だとおもっていたら,週末に夜通しのパーティーがはじまりました.最初の何回かは苦情を言いにゆきましたが,わかったとはいうものの改善しませんでいた.そこで2つの対策をしました.1つめはパーティーに顔をだすことです.これにより顔なじみを増えたことで参加しない日も「まあいいか」と思えるようになりました.2つ目は耳栓です.物理的に防ぐことは有効で大音量の音楽がかかっていても寝れるようになりました.精神面と物理面の両面からアプローチすることでどうにか乗り切れました.
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