留学内容
少子高齢化が進む日本ですべての人、特に高齢者が不安なく過ごすためにはどうすれば良いのかと考え、福祉先進国スウェーデンで福祉や教育を学ぶことにしました。特に高齢者福祉に関してはフィールドワークを行いました。一番印象に残っていることは、老人ホームに訪問して施設見学をしたり、ナースやヘルパーの方にインタビューして生の声を聞いたりしたことです。一年に一度も同じイベントを開催していないというイベントの充実さや外国人労働者の受け入れの良さ、従業員の働く環境の良さなどの従業員の待遇の違い、入居者一人一人にあった日々のプランの作成などから見えるスウェーデンの個人主義の一面など新鮮なことが多く、大変学びになりました。日本に足りないものに気付く一方で、スウェーデンにもまだまだ問題はあるということも知りました。日本とスウェーデンの福祉の違いを肌で体感できたことはとても貴重な経験となりました。
大学の授業でも福祉国家の成り立ちやインクルーシブ教育について学び、スウェーデンでしか学べないことを学ぶことができました。特に教育学部の授業では、小学校に行かせてもらい、障害を持つ学生が他の学生と共に学ぶ様子を見て感銘を受けました。
留学生活、すべてがうまくいったわけではありませんが、このようなスウェーデンでしか体感できないことを多く学べたのは財産です。