留学大図鑑 留学大図鑑

Ryota

出身・在学高校:
岩手県立一関第一高等学校
出身・在学校:
東北大学
出身・在学学部学科:
工学部
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日

医療機器の開発研究者を目指して

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • ウプサラ大学・パリ東大学クレテイユ校
  • スウェーデン・フランス
  • ウプサラ・パリ
留学期間:
11ヶ月(スウェーデン10ヶ月、フランス1ヶ月)
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,960,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 生活に困らない程度の日常会話ができるレベル<TOEFL ITP 565> 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

将来国内外で活躍できる研究者を目指すべく、これまで訪れたことのなかったヨーロッパの研究について学ぼうと、スウェーデンとフランスに留学した。
スウェーデンでは,フィールドワークとして留学先であったウプサラ大学の研究室で現地の大学院生や教授にインタビューを行い、ヨーロッパの人々の研究に対する考え方や研究スタイル、また日本との違いについて学んだ。
また,フランスでは研究室で医工学分野に関する研究インターンシップを行い,ヨーロッパで実際に研究経験を積むとともに、最先端の医工学研究に触れることができた。また、研究の合間を縫って現地の学生と一緒にセミナーにも積極的に参加して、研究分野に関連した知識を深めることもできた。

留学の動機

大学2年生のときに参加した短期留学をきっかけに、海外の大学院進学も考えるようになった。しかし、その実現のためには海外での研究生活についてさらに知識を深めることはもちろん、長期間留学して海外で生活していくためのスキルが必要であると考えていた。その目的を達成するため、また、それまで訪れたことのなかったヨーロッパの研究の様子について学び、また実際に現地で研究経験も積んでみたいと思い、今回の留学に至った。

成果

ウプサラ大学でのフィールドワークを通して、ヨーロッパの研究の様子について学ぶという留学の目的は達成することができた。
しかし、それ以上に研究室で働くスウェーデン人から話を聞いて、日本人の私が思っていたものとは異なる働くことの意義そのものや大切にしているもの、幸せについて学ぶことができた。彼らから学んだことは、自分の今後のキャリアを決めていく際の大切な要素の一つとなった。

ついた力

自己コントロール力

留学中に人間関係がうまくいかず、落ち込んで何も手につかなくなった時期があった。そんなときに見たYouTubeの動画をきっかけに心理学やメンタルヘルスに関する知識を勉強するようになり、学んだことを実践したことで感情に左右されず、ストレスを上手くコントロールして生活できるようになった。

今後の展望

今後は海外の大学院進学も考えながら、今やっている研究に精一杯取り組みたいと考えている。また、スウェーデンとフランスでの生活を通して得た新たな価値観や考え方をベースに、研究に限らず自分が興味があることにはとりあえず挑戦してみて、関心がある医療・ヘルスケア分野の発展に自分がどのように貢献できるかを探していきたい。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
6月

スウェーデン(ウプサラ)

ウプサラ大学で交換留学生として専門分野の授業やSDGsに関するプロジェクト型の授業などを履修した。留学初期は、自分の英語力が足りなかったこともあり、欧米の学生とのディスカッションについていくができずに苦労した。しかし、徐々に現地の授業にも慣れていき、最終的にはディスカッションやグループワークで自分の意見をしっかり言えるようになった。
また、授業外では留学の目的の一つであった研究室でのフィールドワークを行い、スウェーデンの研究の様子についても学ぶことができた。それまでに経験していた日本やアメリカとは違う研究室の様子、スウェーデン人の働き方を知ったことで、大学卒業後の自分の働き方について考えるきっかけになった。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

55,000 円

生活費:月額

- 円

お世話になった大学の先生と
ウプサラ大学のMain Building
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

55,000 円

生活費:月額

- 円

2019年
6月~
2019年
7月

フランス(パリ)

フランスのインターンシップでは、指導教官が行なっている研究プロジェクトの一部のシミュレーションを担当した。日々研究を行う中で、日本で学んだ医工学の知識がにどのように実際の研究に落とし込まれているのかを学ぶことがきた。1ヶ月という短い期間だったが、現地のフランス人学生と一緒に研究経験を積めたことで、自分が実際に海外で研究するイメージを持つことができた。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

留学中に革命記念日があり、花火を満喫
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

120,000 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

スウェーデンの魅力の一つが大自然。友人3人とスウェーデンの最北端の地、キルナでオーロラを見に行ってきた。実際に自分の目で見るオーロラの迫力と美しさは想像を遥かに超えるもので、留学中の忘れられない思い出の一つになった。日本では味わえないようなオーロラを満喫したい方はスウェーデンにぜひ!

スウェーデン・キルナで実際にみたオーロラ

寒くて暗いスウェーデンの冬をどう乗り切るか

  • 住まい探し : 一人暮らし

スウェーデンの冬は日照時間が短く、気分が落ちてしまうことが多いというのをよく聞くかもしれない。
実際にスウェーデンで冬を過ごしてみて、辛かったのは寒さより暗さだった。慣れない環境での生活に太陽が出ない日々が重なり、気分が落ちてしまうこともあったが、日本から持参したビタミンDのサプリメントを飲んだり、友達と話す時間をしっかりとったりして乗り切ることができた。また、ジムに行って体を動かしたり、部屋で瞑想したりしたのも効果があったように思う。
北欧に留学して冬を越す予定の方は、寒さ対策に加えて暗さ対策をお忘れなく!

留学前にやっておけばよかったこと

日本についての理解:
スウェーデンにもフランスにも日本や日本文化に興味を持つ友人がいたが、伝統文化や日本の政治について聞かれたときに理解が浅くて説明できないこともあった。
日本人として、留学前にもっと自分の国のこと勉強しておけばよかったとちょっと後悔...

留学を勧める・勧めない理由

留学を勧める理由:
住み慣れた日本を離れて生活することで、日本では知ることができない新たな価値観や文化に出会うことができる。それが留学後の自分の進路の選択肢を広げるきっかけになることもあると思うので、とりあえず日本を飛び出してみるのはオススメ。

これから留学へ行く人へのメッセージ

留学は辛いことも楽しいこともありますが、終わってみればいい思い出になっていると思います!
自分のやりたいように留学できる機会もそうそうないと思うので、少しでもやりたいと思ったことには積極的に挑戦してみてください!