留学内容
アーヘン工科大学付属繊維技術研究所でバイオベースおよび生分解性ポリマーについての研究開発をインターンシップとして行った。「天然デンプンの湿式紡糸による繊維化」というテーマについて研究を行い、環境に低負荷な素材を用いた繊維材料の製造方法について新たな知見を得た。このテーマは自ら提案したものであり、一つのテーマとして始める際の文献検索から基礎的な実験まで基本的に自分のみで行った。最終的にはデンプンの繊維化に成功し、テーマとして一区切りをつけることができた。
最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日
語学力:
言語 | 留学前 | 留学後 | |
---|---|---|---|
英語 | 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC845> | → | 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル<TOEIC845> |
アーヘン工科大学付属繊維技術研究所でバイオベースおよび生分解性ポリマーについての研究開発をインターンシップとして行った。「天然デンプンの湿式紡糸による繊維化」というテーマについて研究を行い、環境に低負荷な素材を用いた繊維材料の製造方法について新たな知見を得た。このテーマは自ら提案したものであり、一つのテーマとして始める際の文献検索から基礎的な実験まで基本的に自分のみで行った。最終的にはデンプンの繊維化に成功し、テーマとして一区切りをつけることができた。
私は環境調和な繊維材料の研究をしている。ヨーロッパ、特にオランダやドイツでは分野において先駆的な研究が行われているため、現地でその研究を肌で感じようと思い留学に至った。
研究テーマである天然デンプンの湿式紡糸による繊維化では、繊維化を行うことに成功し、今後の研究への足掛かりを見つけることができた。研究以外でも、国際色豊かな中でシェアハウスをしていたことなどから異文化に対する知見が広がった。
行動力
一人でドイツで暮らす際、すべて自分で調べて行動しなければならなかったため行動力が養われたと思う。特に、滞在許可や大学への登録、住民登録など、やらなければ大きな問題になってしまうことがたくさんあったので、なれないドイツ語を翻訳しながら自ら成し遂げた。
これから私は学業を終え就職するので、この留学で学んだ多くの価値観や異文化へ対する理解、適応力、行動力を生かせると思う。研究者としてグローバルに活躍できる人材になりたい。
2018年
9月~
2019年
2月
アーヘン工科大学の繊維技術研究所で半年間研究留学を行った。研究所では湿式紡糸チームに所属し、「天然デンプンの湿式紡糸による繊維化」というテーマで研究を行った。普段とは違った環境の中で研究所という大きな組織での働き方を体験することができた。日本で所属している研究室と比べ、大きなスケールでの実験をすることが多かったので、安全面や計画性などにより力を入れて取り組んだ。生活では、イタリア人、ドイツ人の二人とシェアハウスをしていたことから、いろいろな文化(特に料理)に触れることができた。アーヘンはヨーロッパの中心ということもあり、オランダ、ベルギーなどの旅行にも行き、ヨーロッパ内の国の違いなどを感じた。
学費:納入総額 50,000 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 60,000 円 |
項目:航空券、交通費、その他 300,000 円 |
学費:納入総額 50,000 円 |
住居費:月額 60,000 円 |
生活費:月額 60,000 円 |
項目:航空券、交通費、その他 300,000 円 |
大学への学生登録をする際、本籍大学の在籍証明書が必要であったことを知らず日本から持ってきていなかったため、国内の大学へメールで伝え証明書を取得するのに時間がかかってしまった。小さなトラブルの繰り返しで結局正式に学生登録したのは2か月後で、その間の交通費は自腹でした(本来なら学生はタダ)。
ドイツでは3か月以上の滞在には申請が必要だが、現地での申請となるため、場合によってはドイツ語で書かれた情報を読み解く必要がある。私はドイツ語が分からなかったので、現地で知り合った日本人(ドイツ語できる)に助けを求めて何とか申請に成功しました。私は普段はあまり人に助けを求めないタイプだったので困ったときに助けを求めるのは問題解決に必要なことだと痛感した。
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