留学大図鑑 留学大図鑑

Sho.K

出身・在学高校:
桜美林高校
出身・在学校:
東京工業大学大学院
出身・在学学部学科:
機械系工学院
在籍企業・組織:


最終更新日:2019年11月13日 初回執筆日:2019年11月13日

スイスで画像処理と機械学習を学ぶ

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • スイス連邦工科大学チューリッヒ校
  • スイス
  • チューリッヒ
留学期間:
1年
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 2,000,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル<TOEIC910点, TOEFL80点> 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

活動としては、深層学習を用いて衛星画像を利用した熱帯雨林地域の森林伐採検出を研究として行いました。Photogrammetry and Remote Sensingという研究室に所属し、深層学習の基本的な勉強から、実際の衛星画像解析まで一通り実践しました。ここで得られた知見は現在の研究や、現在行っているインターンシップなどに活かされていると感じています。研究以外にも、留学前に掲げた人工知能系の基礎力を上げるという部分においては、主に、Machine Learning, Big Dataといった授業を履修しました。今後、データサイエンティストとして働く予定のため、これらの知見が生かされるだろうと考えています。

留学の動機

高校生の頃にアメリカに一か月程留学した際、アメリカのドラマなどを見てハマり、英語を学ぶ楽しさと異国での生活に憧れを持ちました。大学生の頃から留学を考えていましたが、英語以外に何か目的をもって留学したいと思っていたため、専門性を深めた大学院生で留学することにしました。大学院では人工衛星の開発や画像処理の研究を行っており、未来テクノロジー枠の存在もあったことから、奨学金を貰いながら留学しました。

成果

深層学習を用いて衛星画像を利用した熱帯雨林地域の森林伐採検出を研究として行いました。現在、日本企業で行っているインターンシップでも、衛星画像解析を行っており、類似のタスクを任されている。ここで留学中の研究で得られた知見をそのまま生かしており、日本のビジネスの発展に繋げることが出来ていると思う。留学前に掲げた、日本の宇宙産業の発展に貢献するという目標を小さいながら一つ達成できていると感じています。

ついた力

一つに集中する力

日本の大学院の研究室では、開発を主に行っており、一つの分野を深く学ぶ機会があまりなかった。留学中は自分の好きなことに集中出来る時間があるため、自分の専門を深く長い期間かけて学ぶことが出来た。広く浅い知識ではなく、時間をかけて一つの分野をしっかり理解する事の重要性を知った。

今後の展望

今後は企業でデータ分析を行う仕事に就く予定です。今まで行ってきた事とあまり変わらない事を続けていくつもりであり、大学院や留学で得られた知識を生かしていきたいと思っています。また、将来は、憧れの海外移住を実現したいとも考えています。

留学スケジュール

2018年
9月~
2019年
8月

スイス(チューリッヒ)

深層学習を用いた衛星画像解析を研究として行いました。研究室に所属し、深層学習の基本的な勉強から、実際の衛星画像解析まで一通り実践しました。留学中の研究で得られた知見を大学院の研究やインターンにそのまま生かせるため、日本のビジネスの発展に繋げることが出来ると考えています。生活面では、学生寮に住み、同じ寮の友人と勉強したり旅行に行ったりしました。スイスは日本と安全面や生活水準が似ているため、生活面で苦労したことは物価以外はなかった。留学してよかったことは、英語や研究よりも、日本人以外の友人が出来たこと、他の国に住む人達の考え方が学べた事です。

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

75,000 円

生活費:月額

50,000 円

寮の様子
スイスの山でスキー
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

75,000 円

生活費:月額

50,000 円

スペシャルエピソード

留学中に出来た友人

留学中に同じ寮で複数人の友人ととても仲良くなり今でもメッセージを送りあっています。留学中は図書館に4人ほどの友人と毎日遅くまで一緒に勉強していました。韓国、セルビア、ポーランドなど国は違いますが、そこから学ぶことや感じ取れることは非常に貴重なものであると感じました。日本人にとって常識でないことがヨーロッパでは常識だったりすることが多々あり、日々勉強させられました。このような経験は、日本でも学べるような個人的な学問の勉強よりもはるかに大事であると感じ、留学中に少しでもこのような経験をすることが出来たことに満足しています。

友人と図書館で

キャリアフォーラム

  • 帰国後の進路 : 就職(企業)

留学するにおいて悩む点の一つに就職活動があります。私は修士二年の夏から修士三年の夏まで留学したため、就職活動と時期が被っていました。そこで、日本人の留学生用に世界各国で開かれている、キャリアフォーラムと呼ばれるイベントで就職活動を行うことにしました。このキャリアフォーラムは三日間ほどの期間で行われ、三日間様々な面接と面接し、内定を得ることができます。大きいイベントだと、11月にボストン、4月にロンドン、六月に東京で開かれていました。このイベントのうち、11月のボストンキャリアフォーラムに参加し、志望の企業から内定を頂いたので就職活動を終了しました。準備としては、7月頃にボストンのホテルを一週間ほど抑えて、9月頃からエントリーシートをオンライン上で書き応募を始めました。就職活動をした期間も合計して一週間ほどなので非常に楽に終わらせることが出来ました。もし内定をもらえてなければ、ロンドンや東京のキャリアフォーラムに行く予定でした。

留学前にやっておけばよかったこと

英語に関しては日本でできる限りのことはしていましたが、やはり留学中は聞き取れないことや、言いたいことが言えないことは多かったです。英語がネイティブの人でない限り、できる限りの努力は留学前にするべきだと思います。

留学を勧める・勧めない理由

英語力の向上だけを目的に留学にいく事はあまりお勧めしませんが、何か目的をもっていくと非常に充実した留学になるかと思います。

これから留学へ行く人へのメッセージ

楽しいことや大変な事、いろいろあるかと思いますが、ぜひ楽しんで留学に行ってきてください。