留学内容
【目的】
"民族対立が残る地域での開発のあり方"を実践の中で学ぶ。
民族対立地域で、国際機関の開発は人々と地域にどのような影響を与え、生活をどう支えていくのか。マイノリティ側にはどのような配慮と方向性を示していくのが、持続可能な開発の道なのかを学ぶ。NGO駐在員としての草の根型の支援と、国連が行う公的な支援の両サイドの可能性と限界、メリットとデメリット、将来的な協働のありかたを見据える。
【内容】
「住民が自らの力を発揮して、地域づくりや開発に関わっていく仕組みづくり」をするコミュニティー・エンパワメントという部署に所属。エンパワメントとは、人々に夢や希望を与え、人が本来持っている生きる力を湧きださせる活動のこと。
【任務】
「村の中で経済的にも政治的にも、最も弱い立場に置かれてきた女性たちが、自らが主体となって活動する女性組合の活動を通してどのように変化し、社会へのコミットメントができるようになってきたのか」の調査とインタビュー、ケーススタディー収集、報告書作成。女性が政治の意思決定に参加したり、経済活動に力を発揮したり、女性ならではの能力を生かせているか、持続性は考慮されているのかなど組合への聞き取り調査を重ねてレポートを作成。それにより今後、国連がこの事業をどう進めたらより効率がいいのか、長いスパンでの持続性をもたせられるのか提案する。