留学内容
フィールドワークは、先住民の支援をする目的で自然農法を地方で行ってもらい、それをマニラで販売するという活動が主でした。
私が住んでいた首都マニラでは、オーガニックマーケットで接客をさせてもらいました。さらにパッキングから配達、販売や商品の紹介など、様々なことを体験させて頂きました。どのような人からオーガニックのものは需要があるのか、どういうものが求められているのか、消費者や生産者の価値観やそれをどう繋ぐかなど、多くのことを考えながら日々過ごしていました。フィリピン大学では社会問題や人権問題、人類学、食文化や東南アジア論など、このフィールドワークに関係する授業を沢山履修しました。フィリピン人に交じって授業を履修していたので困難も多かったですが周りの人に支えてもらいながら、先住民や環境の保護がそれほど大切なのかを座学で学びました。また、自然農法に関連する現地の小学校や大学との生徒と交流しました。
マニラ郊外では様々な圃場に訪問しました。様々な農家や団体が行っている自然農法やオーガニック等のワークショップやツアー、イベントに参加したり、個人的にホームステイさせてもらったりしました。英語がほとんど通じない環境に行った際はフィリピン語を通して話をより深く聞き、仲良くなることができました。