留学内容

サンパウロ大学の国際関係学部で、主に中南米の政治や国際関係を学びながら、日系ブラジル人の調査も行いました。
日系ブラジル人の調査は、日系人の人たちの家系ツリーや移民背景などの聞き取り調査をしていました。約110年前に日本からブラジルへの移民が始まった時から、日本の文化や伝統がブラジル社会にどのように変容して、馴染んでいったか、そして現在のブラジルで日系人として暮らす人々がどのようにして、自分たちが日系人であることを受けて入れているか、日系人たちのアイデンティティーなどから、日系人の人たちがブラジル社会でどのように、日本の文化と共存しているのかを調査しました。さらに日系人の人たちとより深い関係を築くため、日系人コミュニティーの活動に参加したり、日本語学校で日本語を教えるボランティアなども行いました。日系人、日系コミュニティーにどっぷり浸かる留学をしました。

留学の動機

自分自身、日本生まれ日本育ちの日系ブラジル人でありながら、ブラジルでの生活を経験したことがなかったため自分自身で体験しようということで、「自分の歴史探し」をしたいと思い留学をしようと思いました。「ブラジルで暮らす日系人」の暮らし方や考え方が「日本で暮らす日系人」と大きな違いがあるのかを知りたいと思ってました。

成果

日系ブラジル人の人たちの生活や文化、アイデンティティーなど実際に話を聞いて、日系人コミュニティーの興味深い真相を知ることができました。ブラジルでの日系人や日本文化の位置づけなども、肌で感じることができました。調査や活動を通じて、たくさんの日系人の人たちと仲良くなることができ、日本に帰国した今でも連絡を取り合っている友達も多いです。

ついた力

行動力

知らない人に会ったり、知らない場所や地域に自ら連絡を取り、調査や活動をしなくてはならなかったため、すごく勇気とエネルギーが必要でしたが、それを実行するための行動力は身につけられたと思います。

今後の展望

現在は、愛知県豊田市の会社で働いており、あまりブラジルのことに関しては関わっていませんが、今後ブラジルや日系人に関わる機会があれば積極的に参加したいと思っています。