留学内容
所属大学がある高知県の、ある商業高校が行っているラオスでの学校建設活動が25周年を迎えました。この節目を機に、25年前に撮られた過去の写真をもとに同じ人や場所、アングルを探して写真を撮り、過去といまの写真を並べた写真集を作ろう!という留学計画でラオスへ。過去といまとの写真の間にはもちろん時代の変化や人の動きがあり、そこに焦点を当て写っている人のライフヒストリーの聴き取り調査をしながら写真集の作成を留学の最終目標の1つに掲げていました。
商業高校ではこれまで撮られた写真の整理(どの年代、どの村など)や関係性の構築、自分自身は聴き取りや写真を撮るうえで必須となる言語や、現地で彼らの生活にできるだけ入り込めるように、と少しばかりの理論を引っ提げてラオスに飛び立ちました。
結果としてはCOVID-19により一時帰国したことから写真も十分にとれておらず、まだ完成していません。ですが、少し現地を離れ客観的に現地を見れたことにより写真集完成までに必要なデータ、段取り、優先順位が少し明確になった気がします。現地では、写真を撮ることだけではなく自分自身の研究も兼ねて調査をしていたので、これまで集めた村の基礎的データは丁寧に分析し理論と結びつけながら、気を抜かずしっかりまとめていきたい所存です。