留学内容
途上国現地で農家さんと一緒に研究をして「本当に役に立つ」農業技術の開発を学ぶことが留学の目的でした。
そのために、イネの研究で世界的に有名な研究所に留学し、実際に課題のある地域でのフィールド研究を行いました。具体的には、用水路がなく雨任せでイネを作っている地域で、より安定した収穫を得るための新しい種まきの方法を考えました。まずは農家さんの今の状況を把握し、新しい方法が受け入れられる余地があるかを調べるため、農家さんを巡回して聞き取り調査と実際の畑の測定をしました。また新しい方法の効果を科学的に検証するため、農家さんから畑を1か所お借りして実験をしました。
結果として、新しい方法は土が乾燥している時に有利になることがわかり、それを周囲の農家さんに見て知ってもらうことができました。