留学内容
フィリピン北部にある世界遺産の棚田の農地保全に関する研究と調査を主に行った。
研究を行うにあたり、研究対象の土壌だけではない現地の課題などを明らかにし、「現地に適した」農地保全技術を開発することを目的に留学を行った。具体的には、大学で土壌学を中心とした農学の授業を受講し、化学分析手法や調査手法を学びながら、研究対象地の棚田での調査計画を立て、同時に農村の実態を把握するためのインタビューを行った。
現地に足を運んで研究と調査を行うことで、自分の研究課題が現地のその他の課題とどのように結びついているのか、何がボトルネックになっているのかを考えた。持続可能な農業農村の発展に必要なことは何かを考え、開発のあるべき姿について探った。