留学内容
地方を再生可能エネルギーで元気づけるという留学テーマでドイツ・ミュンスターに半年間留学しました。日本の地方には少子化、高齢化、産業の衰退、過疎化、限界集落といったような非常にネガティブなイメージがあります。一方で私が留学したドイツでは、あまり過疎化や限界集落といった問題は感じられません。なんでこんな違いが生まれるのか?と思ったとき、地方のエネルギー自給率が問題ではないかと考えました。ドイツの農山村では、その土地の風土にあった自然エネルギーを選択し、エネルギー需要の100%以上のエネルギーを創出している自治体がよく見られます。そういったドイツの先進的な地方のエネルギー産出を現地で学びたいと思いました。交換留学先では、主に再生可能エネルギーに関する座学の活動を行い、インターンシップ先では、日本の再エネ企業のドイツ市場進出に向けたコンサルティング業務や再エネに関わる様々なプロジェクトに参加しました。ドイツの地方ではグローバル企業、活動的な市民団体や公営企業が地方を牽引していることに気付きました。日本にもエネルギーの分野でグローバルに展開する企業もありました。私は特に地方の企業がグローバルな視点で活動していくためには、その間に立つコーディネーターの存在が非常に重要だと感じました。