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O-chan

出身・在学高校:
関西学院千里国際高等部
出身・在学校:
関西学院大学
出身・在学学部学科:
法学部政治学科
在籍企業・組織:


最終更新日:2020年11月04日 初回執筆日:2020年11月04日

日本に北欧諸国の政策を!

留学テーマ・分野:
大学生:交換・認定留学(日本の大学に在籍しながら現地単位取得を伴う留学)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • リンショーピン大学 国際教養学部
  • スウェーデン
  • リンショーピン
留学期間:
10ヶ月
総費用:
- 円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 1,370,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル 専門的な研究や会議において、議論や調整ができるレベル

留学内容

私は「スウェーデンの立場から日本やアジアの政策を分析する」という目的でEU加盟国として積極的な政策を展開しているスウェーデンに留学することを決めました。「アジアや日本にEUや北欧諸国の政策を組み込みたい」との思いを抱き環境先進国と呼ばれるスウェーデンで実際の政策を学びました。
これらの計画を実現するために現地では私の専門分野である国際政治を勉強しながら、それ以外の時間にスウェーデンの環境政策を勉強しました。現地の授業では世界各国からの留学生や院生とともにヨーロッパ政治などについてディスカッションを行いました。日本の高校ではディスカッションを行う機会が多かったのですが、大学に入ってからはあまりそのような機会がなかったのでとても刺激的な日々でした。
私が授業以外での時間には環境政策について勉強することを目標としていました。そこで渡航前から私は現地の国際機関や政府機関、企業などに連絡を何度も行い訪問する機会を模索していました。粘り強く連絡した結果、リンショーピン市の職員の方とお話しさせていただけることになりました。この方は国際関係の担当者だったのですが、私が興味のある環境政策やEU外交の担当の方にも繋いでくださりその後別日にお会いさせていただくことになりました。この経験からスウェーデンの政策と日本の政策の違い、また現地の友達との会話から国民の意識の違いを感じることができました。

留学の動機

留学を決心した動機は、高校生の時に受けた地球環境の授業をきっかけに環境問題に興味を持ち、より専門的な知識をつけたいと感じたこと、またEUの制度に興味を持ったからです。このような理由から環境政策において先進的であり、EU加盟国のスウェーデンに留学することを決意しました。留学先大学での専攻分野は、日本と同じ国際政治でしたが、現地では積極的に環境分野も勉強したいと思い、自主的に情報収集などを行いました。

成果

留学だからこそできた経験はたくさんありますが、日本では体験できないことととしてはいつでも環境問題対策に積極的な人が多くいるという環境の中で様々なアクションを起こすことができたことです。また、スウェーデンでの生活の中でこの国のゆったりとした雰囲気から、時には休憩も必要だと言うことを学びました。この経験を糧に自分らしく生活することを意識して日本でも生活したいと思います。

ついた力

行動力

行動力です。私は留学に参加する前から行動力には自信がある方だと思っていました。大学入学前から常にチャレンジし、様々なことを経験してきたからです。しかし、今回の留学を通し様々な国際機関や政府機関の人々にメールや電話で連絡させていただいたことで、さらに行動力を身につけることができたと思います。実際にリンショーピンの市の職員の方にお会いしたことで自発的に行動することの大切さを学ぶことができました。

今後の展望

今後は大学卒業までに達成したいことをじっくりと考え、計画したいと思っています。また、留学先で明確になった将来の目標を達成するために今やるべきことを考え後悔のないように物事を進めたいと思います。ただ、私はよくやり過ぎてしまう性格なので、スウェーデンのゆったりとした雰囲気に立ち返って計画を練り直したいと思います!

留学スケジュール

2019年
8月~
2020年
6月

スウェーデン(リンショーピン)

 私は、スウェーデンのリンショーピン大学に約10ヶ月留学していました。大学では国際政治や北欧文化、スウェーデン語を勉強していましたが、それ以外の時間では就職活動や環境政策の勉強を行っていました。現地の授業を取れるだけ取っていたので、他の予定も合わせるとスケジュールも比較的忙しく、図書館で勉強したり、街のカフェで勉強したりしていましたが、現地の友達と関わる中でとてもゆったりした雰囲気に助けられ、勉強も日常生活も楽しむことができました。
 私は、二人暮らしのシェアハウスに住んでいたので部屋は他の人と比べ比較的綺麗でした。1人のスペースはなくキッチンやお風呂は共用でした。他の友達はコリドーと呼ばれる5.6人でシェアする部屋に住んでいることが多いように感じます。コリドーはキッチンとリビングが共用で、個人の部屋にお風呂がついていました。どちらのお部屋でもメリットデメリットがあると思います!

費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

リンショーピン大学の中で特徴的な建物です!
大学に行く時に自転車で通る道で、雪は溶けるようになっています
夢のオーロラを観に行った時に犬ぞりに乗った時の写真です!
費用詳細

学費:納入総額

- 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

- 円

スペシャルエピソード

この国のことが、とても好きになった瞬間

 スウェーデンのことが好きになった瞬間には、友達と話していた時の出来事を取り上げます。私はスウェーデンに渡航する前から日本で常に忙しくしていました。1つの課題をするにしても、後悔したくない、手を抜きたくないとの思いから私はとても時間をかけて長時間その課題を取り組んでいました。
 ある日、大学の図書館で勉強をしていた私をスウェーデン人の友達がスウェーデンの文化であるFIKAに誘ってくれました。FIKAとは午前10時ごろと午後3時に行うコーヒーを飲みおやつを食べる時間のことですが、この文化はスウェーデン人がいくら忙しくても大切にしているものです。それでも私は日本人の感覚だったので、忙しい時にコーヒーを飲んでいる暇はないと考えてしまっていたのです。この時私はこの誘いを断ってしまったのですが、その際に友達がしんどい時こそFIKAをしないといけないよと言ってくれ、FIKAは時間の無駄になるのではなく、むしろその後の勉強を効率よく進めることができるものであると感じました。この経験からスウェーデンが大切にしているFIKAの文化の素晴らしさを感じることができ、スウェーデンのことが好きになり、毎日FIKAの時間を大切にするようになりました。日本に帰国した今もこの考えを大切に、しんどい時こそゆっくりする時間をしっかりとりたいと思っています。

印象に残っている友達とのFIKAです!

留学で確信した、“私はこれを目指す!”

この留学を通して私は将来の目標が明確になりました。私はスウェーデンで環境政策や国際政治を勉強し、様々な立場の人々と関わったことで気づいたことがありました。それはスウェーデンに住んでいる方々と日本に住んでいる人々の環境問題に対する意識の差です。スウェーデンではゴミの分別制度やペットボトルの処理方法など、様々な点において政策が進んでいると感じるとともに、現地の方の意識が全く違うと感じました。他の人が環境に優しくないことを何か行ってしまった時、必ず注意する点、また自らが進んで環境に優しい方法を選ぶなど彼らは常に環境問題のことを考えて行動しています。
このような経験から私は、日本やアジアの環境に対する意識改革を行いたいと思うようになりました。日本に住む方も環境問題に対してもう少し知ること、また自治体がそのような政策を行っていたら、意識改革も可能であるかもしれません。また環境問題に大きな影響を及ぼす企業がより環境に優しい選択を行うことで、国としての方向性が変わると思います。現在はESG投資なども重要視されているのでこのような観点からも、日本が環境問題について先進国となれるように行動したいと思っています。

スマートシティにある地下に繋がり分別されるゴミ箱です!

法学部でも留学できます!

  • 単位・留年 : 単位互換

私は日本の大学では、法学部政治学科に所属しており副専攻も受講しています。大学入学時、他の人に法学部で一年留学は厳しいというお話を聞いたことがあり、諦めた方が良いのかと考えたことがありました。しかし、大学で留学に行くことは高校生の時から決めていたことだったので、なんとかなると信じてしっかりと計画立てて留学に挑戦しました。留学先の授業も調整し、帰国後にしっかりと換算できるのかを事前にお聞きしたりと準備を入念に行いました。その結果、私は思っていたよりも多くの単位をいただくことができました。これは法学部の人に限った話ではありません。いずれの学部でも、単位が怖いとの理由で留学を諦めるのはもったいないと思います。心配な気持ちはわかるのですが、渡航前や帰国後に努力することで、留学に行って良かったと思うことができるはずです。計画を立てて、大学の授業と留学をうまく両立してください!

これから留学へ行く人へのメッセージ

現在はコロナ禍ということもあり、普段の悩みに加えて様々な懸念点があると思います。しかし、留学で得られる知識や経験は日本に留まっていては得られないものであることが多いです!私の場合、毎日環境問題に対する知識を得ることができたのはスウェーデンならではだと思っています。このように住む場所を変えることで得られる情報は思っているよりも大きいと思います。そのため、今は準備が大変だと思いますが、明確に勉強したい