留学内容
私の留学はドイツのケルン大学に留学し語学力や専門性を高めながら、フィールドワーク等を通してケルンという街における美術と社会の結びつきを探ることが目的でした。渡航後はケルン大学でドイツ語の勉強をしながら市内の美術館・ギャラリーで行われている市民向けイベントなどの美術館教育の内容を調査したほか、オークションハウスでのアルバイトを通してアート市場の現場を肌で触れました。その結果、ケルンの街の美術館で行われるイベント・教育活動の多くは受付・広告等の業務を市が代行することで、美術館の教育普及担当は研究に集中できる環境が整っていることがわかりました。また、オークションハウスでは世界中から訪れるバイヤーの方とのお話を通して、市場の流動性を知ることができました。