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もち

出身・在学高校:
出身・在学校:
出身・在学学部学科:
在籍企業・組織:
医療法人


最終更新日:2023年08月22日 初回執筆日:2023年08月22日

IT×ハンドボール=収益化

留学テーマ・分野:
専門留学(スポーツ、芸術、調理、技術等)
留学先(所属・専攻 / 国 / 都市):
  • NILS, Vejle Sports School
  • フィリピン・デンマーク
  • セブ、ヴァイレ
留学期間:
予定:8ヶ月 実際:5ヶ月弱
総費用:
1,000,000円 ・ 奨学金あり
  • トビタテ!留学JAPAN「日本代表/新・日本代表プログラム」 850,000円

語学力:

言語 留学前 留学後
英語 挨拶など基本的な会話ができるレベル 授業や会議の内容が理解でき、必要な発言ができるレベル

留学内容

ハンドボールは技術や戦略、全て奥が深い。知りたいことや疑問は絶えず湧き出てくるが、この情報社会でも、マイナースポーツ故に情報は限りなく少ない。私と同じ気持ちでやりたくてもチームがなくやれない人や、そもそも面白さを知る機会がない人は多いと思う。そこで「ハンドボールの盛んな北欧で、その指導法や技術を学び、日本に持ち帰ることで日本のハンドボールを強くしたい」と思うようになった。
私が導入目標として掲げた情報工学技術は以下の通りである。
①指導者がその場にいなくても、人数や時間などから最適な練習法を提案してくれるシステム
②試合中に監督にとって便利な集計ソフト
③会場を盛り上げるような、照明や選手紹介
④競技関係者が繋がることのできるコミュニティサイト
ハンドボールに限らず、いずれは他のマイナースポーツにも情報技術を応用し、マイナースポーツを産業化するビジネスモデルのパイオニアを目指す。
英語で情報を学ぶためにフィリピンへ、ハンドボールをより知るためにデンマークへと向かった。

留学の動機

もともと留学に興味はあったが、資金の面で半ば諦めていた。高校2年生の時に、他校の友人がトビタテで留学しているのを知って、「トビタテって何?」と色々聴いているうちに、高専にいても研究内容の留学ではなく、ハンドボールの本場にハンドボールを学びに留学するチャンスがあるのではないか?と思ったのがきっかけ。

成果

ハンドの浸透していない日本では知ることができなかった指導法や、日常的にハンドをみれる文化に触れることができたのは私にとって大きな利点となった。ハンド界で人脈が増えたこと、指導法の具体的な日本との違い、スポーツにおけるコミュニケーションの大切さを感じた。
初めにフィリピンに行ったおかげで、周りが陽気な人ばかりで且、常に命の危機が潜んでいたので英語で話すことに積極的になれた。

ついた力

行動、危機管理能力

スマホではどうにもならないスキルは絶対にこの二つだと思う。日本のように予定時間ジャストで動かないことも多く、大荷物で走る機会なんて数えられないくらいあったし金銭面や犯罪トラブルなどへの危機管理は常に怠ってはいけないと思う。

今後の展望

道は今考え中。スポーツに関わりたいが、自分のベストな関わり方が正直まだ見つかっていない。
大体の方向性が見つかったら改めて記そうと思う。

留学スケジュール

2019年
8月~
2019年
9月

フィリピン(セブ)

半日はインターンをして、半日は語学学校で授業を受けた。
学習内容については特記して書くようなことはないが、生きていることを実感できる1ヶ月強だった。
寮生活で、寮飯を食べていたが集団食中毒になり帰国1週間前に入院したり、意味不明な虫に刺されて(多分ゴキブリだけど)高熱にうなされたり、バジャウに行った帰りに豪雨で溜まった汚水歩いたり...。海外保険本当に大事です。

費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

30,000 円

バジャウの帰り、悲劇の始まり
費用詳細

学費:納入総額

300,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

30,000 円

2020年
1月~
2020年
3月

デンマーク(ヴァイレ)

スポーツのフォルケホイスコーレ(脳筋学校)に在籍し、1日中スポーツをした。
大体の1日のスケジュールはこんな感じ。
7:00起床
7:30-7:45朝食
8:00-8:20 集会
8:30-12:00 森林を走りまくる
12:30-13:00 掃除
14:00-16:30 ハンドの授業
16:30-17:00 デンマーク語の課題の整理
17:30-18:00 夜ご飯
18:30-20:00 ハンドの試合or練習
20:30-22:00 レクレーションのバレー
22:00-23:00 シャワーなど
23:00-24:00 自由時間
25:00 就寝
体育会系を舐めていたので最初の1週間は朝起きて絶望していた。コロナで留学は中断となり、予定していたリーグ観戦は叶わなかったが、練習試合などでできた日本人のコネクションは留学の成果だと思っている。

費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

40,000 円

全員ピンクを推して作ったユニフォーム
費用詳細

学費:納入総額

600,000 円

住居費:月額

- 円

生活費:月額

40,000 円

スペシャルエピソード

留学中に、自分を勇気づけてくれたモノ・コト

フィリピンからの帰国1週間前、集団食中毒と足に入ったバイ菌のダブルパンチで人生初の入院。具合は悪いし帰れるか不安だしでだいぶ気分が沈んでいたが、トビタテ生が電話をくれたりフィリピンで入院経験者の日本人にいろいろ助けてもらった。1番感動したのは日本のハンド部が応援メッセージを動画でくれたこと。あれほどの嬉し泣きとホームシックを感じたことはなかった。

もらった応援メッセージ動画

思い立ったらすぐ調べる、すぐ実行する、誰かに聴く、現代っ子ならメールと電話に捉われない

  • 事前準備 : 渡航手配(VISA、保険、持ち物など)

準備で大変だったのは何といっても学校の入学手続き。日本の在籍学校の提携ではないので、自分で入学手続きを踏まなければならなかったわけだが、私は油断していた。入学手続きをしようと何度問い合わせしても、行きたい学校からの返答が来ない。アドレスが古いのかな?などと思っていたが私が入学手続きをしていたのがちょうど7月でデンマークはがっつり休み。日本人の発想で、まるまる1ヶ月休むことなんてないと思い込んでいたが、そういえば海外だった!と後になって気づいた。
その後『こうなったらHPに書いてある連絡先ではダメだ』と思い、学校のSNS(FacebookとInstagram)に問い合わせしたところ運よく返答があった。また、日本から遠い国ならあるあるだとは思うが、時差問題もある。問い合わせは大体1日おきくらいになる。これから行かれる方は何でも早めの準備をおすすめする。もし返信が来なければSNSでメッセージするのも一種の策だと思う。

これから留学へ行く人へのメッセージ

日本の醤油と緑茶は神テイストです。持って行くべきだと思います。